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カテゴリー「カンゲキの記録」の記事

2017年6月15日 (木)

レミゼ30周年スペシャルウィーク!

珍しく神様が東宝ナビザーブに微笑んでくれたので、観て来ましたよ(^-^)/

囚人俳優吉原バルジャンがアツい! そのパッションが2回B席までガンガン伝わって来ます。
川口ジャベールも思いのほか良かった。思わず滲み出てしまう温かみがジャベールという存在の哀しみをかえって引き立たせるよう。2幕の自殺シーンも説得力ありました。

そして来ました!革命俳優・上原アンジョルラス!!
私のレミゼにこの人だけははずせない。海宝マリウスとの組み合わせもまさにゴールデンコンビ❤️❤️
上原アンジョルラスが皆を引っ張る力がすごすぎて、あ〜こういうカリスマ性が普通の学生たちを悲劇に陥れるんだよねとまたまた哀しみが。ほんと罪な人だわ。

松原エポニーヌ、初見でしたが、知的で凛としたエポニーヌ(お名前の通り)でとっても好みでした。
やっぱりエポニーヌに共感できるとレミゼば俄然テンション上がります。
これまで観たエポニーヌって多かれ少なかれ島田歌穂さんの幻影に囚われている感があったけれど、そうではない彼女らしいニュータイプなエポニーヌを見せてもらった気がします。

というわけで本日の極私的男優賞・女優賞は川口ジャベールと松原エポニーヌです。
こういう新発見があるのもトリプルキャストなレミゼならでは。

特別カーテンコールは想像以上の豪華さでのけぞりました〜((((;゚Д゚)))))))
歴代キャストが日替わりで登場してレミゼ思い出秘話を披露。
ロンドンキャストもゲストで登場して歌唱披露、などなど。
さらに歴代リトルコゼット、リトルエポニーヌ、ガブローシュまで登場したのにびっくり!(当然みな成長していて、かつての面影はほとんどなし)
最初に今井清隆さんが歌い出した瞬間に震えましたわ。
岡幸二郎さんもいらしたのが嬉しかったけれどジャベールチームでのご登場でした。上原くんと一緒にアンジョルラスチームで歌って欲しかったな。

とにかく、レミゼの神様に感謝‼️




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2017年6月 9日 (金)

愛死に@FUKAIPRODUCE羽衣

FUKAIPRODUCE羽衣は「妙ージカル」なるものを上演する団体なのだそうです。
何だ何だ〜?というわけで観に行って参りました。
「愛死に」@東京芸術劇場シアターイースト。
…で、思ったんです。確かにこれ「妙ージカル」だわ…と。

よくあるミュージカルでは、男女の美しい愛が描かれます。
でも、時々ひねくれたことを思うんですよね。
ハッピーエンドな結末の、さらにこの後、二人はどうなるのかな?とか。
この作品で描かれてない美しくない日常もたくさんあるよね〜とか。

そうやってミュージカルで封印されてきたものを一気に蘇らせたのが「愛死に」なんじゃないかと思ったんです。なるほど「妙ージカル」。
いわば、歌って踊る、愛の亡霊の物語ってところでしょうか。

かといって斜に構えてる感じではなくて、読後感ならぬ観劇後感(っていうのかな)も決して悪くない。
おそらく本質的なところでは、この作者は「愛」を信じてるんじゃないかなぁと信じられるところが気持ちの良い作品でした。

王道ミュージカルにちょっとお疲れ気味の方にもおすすめかも。


2017年6月 8日 (木)

ソール・ライター展

ふと見かけた駅貼りポスターが気になって、行ってきてしまいました。
ソール・ライター展@Bunkamura

構図の斬新さ。
モノトーンと原色との、目を見張る色彩感覚。
ぼんやりとくっきりのコントラストの面白さ。
…写真家であり、でも画家であることもやめなかった彼の写真は、どれも部屋に飾りたくなる美しい絵のようでした。
そして、「葬式のような結婚式から」とか「モンドリアンの労働者」とか、写真のタイトルも何だかときどき面白い(笑)。

その写真のほとんどは、彼が住んでいたニューヨークのイーストヴィレッジで撮られたものなのだそうです。
それだけ身近なところに「美」は眠っているのですね。

…でも一番心惹かれたのは、名声にはまったく関心を示さず、表現し続けること、そしてその表現でほんの少しだけ人を喜ばせることを一番大事にし続けた、彼の生き方かもしれません。

「肝心なのは何を手に入れるかじゃなくて
何を捨てるかなんだ」

「重要なのは、どこで見たとか、何を見たかもいうことではなく、どのように見たかということだ」

「取るに足らない存在でいることには、
はかりしれない利点がある」

名言もいっぱいです。


図録も買っちゃった〜

2017年5月27日 (土)

レミゼ詣で・2017年第1回

レミゼ詣で・2017年第1回
舞台好きには、上演されると必ず行ってしまう定番演目ってのがありますが、レミゼはまさにその代表格ですよね。
というわけで行って参りました2017年バージョン第1回。

初お目見えの橋本じゅんテナルディエ、愛嬌たっぷりのチャーミングなテナルディエで場をさらいまくり、私もオペラ釘付けでした!
海宝マリウスはまさに「イケメンは正義」、私マリウスというキャラクターがあまり好きじゃないのですが、彼なら許す!何でもいいじゃんと感じさせるマリウスです(*^o^*) 個人的には彼のアンジョルラスも見たいかな。
そして、かつてコゼットだった鈴木ほのかさんのマダムテナルディエに、30周年の時の重みをずっしり感じたのでした。

新演出になって舞台が回らないのがやっぱり物足りない…有楽町線で少し先まで行けば客席が回っているというのに〜〜〜〜。
それでも最後は深い満足感に浸れるのはやはりこの作品が人間の罪と赦し、そして愛という根源的なテーマを扱っており、それが素晴らしい楽曲と見事にリンクしているからなのかなと思います。
未だバルジャンという人物が理解し難く、なぜジャベールの命を助けるのか?などわからないのですが、分かりやすければいいってもんじゃないですよね。生きているうちに理解できる境地に達したらいいなって感じかな。

本日は、おけぴ観劇会。
私も10年近くお世話になっているおけぴさんですが、こんな立派な観劇会を開催するまでになられたこと、私も吉原光夫さんのをがカテコ挨拶でおっしゃっていたのと同じく感慨深いです。
これもスタッフの皆さまの舞台への愛のたまものですね。
大盛況、本当におめでとうございました‼️


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2017年5月25日 (木)

青☆組「雨と猫といくつかの嘘」

今日はとっても素敵な舞台を観て来ましたよ☆
「青☆組」さんの「雨と猫といくつかの嘘」
しかも、「雨組」と「猫組」という違うパターンをダブルで観るという贅沢な一日でした。

場所は小竹向原にあるアトリエ春風舎。50人も入れば満席というちっちゃな劇場です(昼夜ともほぼ満席でした)。
でも、何ていうんでしょう、居心地の良い古民家風のカフェに入ったときの感じっていうのかな。
ちゃぶ台、湯のみに急須、マグカップ、傘……何気ない小物の一つひとつになんだか和むんです。
そして、誕生日ケーキのろうそくの炎、降りしきる雨を表現するセットの輝きの美しさ。

冒頭、主人公がカップラーメンを食べるんですけど、それも湯気が立ち昇ってほんと美味しそう。
その後もお茶やらおかきやらカフェオレやら出てくるのですが、全部ホンモノ、飲み物は舞台端で淹れているらしい、カフェオレも!

……この「神は細部に宿る」感、何処かで観たことある……そうだ!タカラヅカ!!
いっそのこと作・演出の吉田小夏さん、タカラヅカの演出もすればいいのに〜などと愚にもつかぬことを思いながら観てたのですが、後で聞くとやっぱり!タカラヅカもお好きで昔良くご覧になっていたそうなのです。
(吉田さんのプロフィール見たらちゃんとカミングアウトされてました)
そういえば「青☆組」っていうカンパニー名とか、「雨組」「猫組」のバージョン分けも何だか気になっていたんだよねぇ。「青組」の間に☆が入ってるところも(←さすがにこれは考えすぎかw)
それに、チラシの色指定にもヅカの気配を感じるし(写真を拡大して見るべし)。
その匂いを嗅ぎ分ける私も我ながらすごいけど(笑)

……話がだいぶそれましたが、脚本の構成の緻密さも、二度観てよくわかりました。
時を超えて紡ぎ出される「土砂降りの雨の誕生日」の物語。
チラシによると雨組が「いぶし銀の味」、猫組が「華やぎの香り」とあるので、脚本や演出が少し違うのかなと思いきや、まったく同じなんですって。
違いはキャストのうち2人変わるだけ。それだけであれほど印象が変わるとはびっくり。演者の力を思い知らされました。
終演後の気分も2バージョンで違っていて、私は「猫組」はしんみり、「雨組」の方が爽やかな雨上がりの感じを受けました。
客席の笑いも夜に見た「雨組」の方が多かった気がします。

夜の部で、会社帰りと思しき背広姿の男性が「席、まだあるかな?」と飛び込んできたのも、なんだかとっても良かったな。

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(c)伊藤華織

2017年4月27日 (木)

「化粧」(ネタバレ注意)

紀伊國屋ホールにて、平淑恵さんのひとり芝居「化粧」を観ました。
脚本は井上ひさしさん、演出は鵜山仁さん。
観られてよかった、凄い作品でした。

平さん演じるのは、大衆演劇一座の女座長・五月洋子。うらぶれた芝居小屋の楽屋が舞台。
初日の開演前、舞台化粧をしているところに、かつて自分が捨てた息子が今をときめくアイドルスターになって今日の芝居を観にきているとの報がもたらされます。
さらに本人だという人物も訪ねてきてしまい……。彼女十八番の演目も親子生き別れの物語。動揺したり喜んだり息子に甘えたり、激しく揺れ動く様を、ときに芝居の役になり切り、ときに素顔の母親に戻りつつ見せていくという趣向。
しかもこの人、女手ひとつで一座を取り仕切ってきただけあって一筋縄ではいかない図太い女でもあります。

これだけ多彩な顔を持つ人物をたったひとりで演じるだけでも凄いのに、大詰めに、さらにもう一つ仕掛けが明かされてびっくり!

(以下ネタバレ注意! これから観る人は読まない方がいいかも)

じつはこの芝居小屋、すでに取り壊し工事中で、楽屋も取り壊し寸前。
つまり、それまでの芝居はすべて狂った洋子さんの妄想の為せる技だったということ。
何と! ひとり芝居は芝居じゃなかった、リアルだったというオチだったのです。
ああ何たる多重構造!

「どうしてこの芝居には誰もでてこないのよー」という洋子さんの台詞、笑うところだと思っていたのがじつはそうじゃなかったとわかった瞬間の怖さときたら……ぎゃーーー!
それまで「素晴らしいひとり芝居」に見入っていたのが、狂人のリアルを見せる芝居に感服させられてしまうのでした。

いつか再演されるときにはまた観てみたいし、もし別の役者さんが演じられることがあるならそれも観てみたいと思わせる作品です。
客席には年配の方が目立ちましたが、皆さんそんな思いで来られているのかもしれないですね。


2017年4月26日 (水)

サクラパパオー@さいたま芸術劇場

突然ですが競馬の話です。

90年代の前半ごろ、ウイニングポストというゲームをかじっていた関係で、競馬に少しだけ詳しかった。
といっても競馬場に行って馬券を買ったりしていたわけではなく、馬の名前をあれこれ覚えた程度。

中でもお気に入りだったのがライスシャワーという馬。強かったけど最強にはなり切れず、どこか繊細で品のある感じが好きだった。ライスシャワーっていう名前もいいし、ぬいぐるみまで部屋に飾っていたぐらいだった。

ところがこの馬が1995年の宝塚記念で転倒し、骨折してしまう。
ガラスの脚を持つ競走馬は一度骨折するとどうせ生きていけないから安楽死させられるのだとその時初めて知り、唖然とした。
競走馬というのは愛すべき動物であると同時に傲慢な人間が作り上げた芸術品なのだと、そのときつくづく思ったのだった。

……以上、長くなったけどそんなことを久々に思い出してジワっと来ちゃった。
競馬的にいうと、第4コーナーぐらいから雑多な登場人物たちが一気に結びついて面白くなる。展開も競馬のレースみたいな作品だったな。

脚本は鈴木聡さんで初演は1993年。演出は今回、中屋敷法仁さんだ。
競馬ファンに限らず、何かに「ハマる」愚かさと楽しさを知っている人は共感できるところが多々ありそう。
もちろん私も(笑)

タカラヅカ時代の羽桜しずくちゃんこと中島亜梨沙さんがいい感じに活躍してて嬉しかったな。
魔性の女なんだけど、でもどこかしら清楚で純粋で、ぴったりの役。
そして網タイツのおみ足が綺麗だったな〜(*^^*)
(どこ見てるんだか)


2017年4月24日 (月)

ドキュメンタリー映画「きらめく拍手の音」

縁あって、韓国のドキュメンタリー映画「きらめく拍手の音」の試写を見させていただきました。
監督はイギル・ボラさん。聴覚障がい者であるを持つ彼女が自分の家族のことを撮った、です。
拍手がきらめくって??
このタイトルの意味は冒頭に明かされます。
そうか、音のない世界の人たちにとっての拍手って「きらめく」ものなんですね。

淡々とした日常が綴られる80分。
でもその中でさりげなく描かれるドラマに胸を突かれます。
耳が聞こえない両親を撮った映画のようでいて、その実、ほんとうの主人公はそんな両親の元に生まれ、幼い頃から「音のない静かな世界」とそうでない世界、2つの世界を行き来せざるを得なかった監督自身なのだという気がしました。
撮らなければ前にすすめない、ボラさんにとってそんな映画だったのではないかな。

ラストの言葉がとても素敵だったのでメモ。
(ネタバレっぽいけれど、チラシにも書いてあったので・・)

「聴こえる世界と聴こえない世界は並行して時にぶつかるけど、どちらの世界もきらめいているんだ」

6月からポレポレ東中野で公開だそうですよ。


2017年4月23日 (日)

エジソン最後の発明

シアタートラム「エジソン最後の発明」観てきました。
脚本は青木豪さん。
こういう脚本書ける人ってすごいな。
日常がどんな風に見えるのかな?

町工場を経営する父(小野武彦)と、親の反対を押し切ってラジオのアナウンサーになった娘(瀬奈じゅん)、そして、その婚約者ただしバツイチ(東山義久)。
何というか、日常の中のエッセンスがギュッと凝縮されている感じがしました。
1時間50分の中で泣いたり笑ったりできる、とっても濃密な世界。
実際の日常はもちろんこんな濃密じゃない。
何気ない日常を切り取ったようでいて、実はものすごいフィクションだと思うのです。
でも、私たちの日常の中にもきっと同じような優しさや温かさ、そして可笑しさが詰まっているに違いないと信じさせてくれる…。

あーー演劇って、イイなぁと改めて感じる一作でした。

※追記
・東山義久くんって口笛のガチ名手なのね〜
・瀬奈さんのお兄ちゃん役の岡部たかしさん、「テラスにて」に出てたあの人か!


2017年4月21日 (金)

実写版「美女と野獣」のオマケ追記

本日付の日経MJ連載で実写版「美女と野獣」のことを取り上げたのですが、記事には書ききれなかった、というか恥ずかしくて書けなかったミュージカルオタとしての吹替版のツボを以下にどうぞ(笑)

まず、冒頭いきなりタンス夫人濱めぐさんの美声が聴ける幸せよ〜〜〜。

「Be our guest」はやっぱり成河くんオンステージだったああ❤️
実写版のユアン・マクレガーさんには申し訳ないけれど、物語中ほとんど燭台の姿のままだから、私の脳内では完全に成河ルミエールでしたね。

別に魔法にかかっておらずずっと人間のままのガストンも、役者さんの顔立ちが吉原光夫さんを彷彿とさせるため(ていうか、吉原光夫さんのお顔立ちが洋風すぎるイケメンなため)、これまた私の中ではずっと吉原ガストンでした(笑)

山崎育三郎くん、野獣声どうするんだろうと思ってたけどがんばってましたね。ちょっと低音だけど王子らしさも残した絶妙な声色が素敵でした。昆夏美ちゃんの歌声が素晴らしいことは言うまでもありません。

そういえば私、もともと子どもの頃からこのお話が大好きだったな〜ということを、しみじみ思い出しました。大好きだった物語が、ミュージカル、アニメ、実写映画と色々な形で見られる幸せをかみしめております。

あっそういえばタカラヅカでもあったんだよね。
霧矢大夢さんが野獣でした。

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