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カテゴリー「カンゲキの記録」の記事

2019年1月 6日 (日)

刺激的なトークイベント

成河さん(俳優)×羽鳥嘉郎さん(演出家)×岸井大輔さん(劇作家)のトークイベントに参戦して参りました。
テーマはずばり「よい劇に立ち会うこと」。
羽鳥さんの新刊『集まると使える』出版記念のトークイベントでもあります。
イベント詳細はこちら

詳細は割愛しますが(興味ある人は直接聞いてください)、一番のキーワードは「混ざらない問題」、その他「良い観客とは?」「上手い役者より天然で面白い人がウケる問題」「初見率を上げるには」などなど。今の日本のミュージカル界への問題提起もあり、新年早々とても良い刺激をいただきました。北千住まではるばる行った甲斐があったわ〜!

道は険しくとも、私にできることをやっていかなくちゃと背中を押された気分。たとえ時代の流れと言われても「混ざらない問題」に負けてはいけない。「いろいろ」が認められるカオスな世界が面白いもんね。

※写真は会場入り口。

2018年12月26日 (水)

愛犬ポリーの死、そして家族の話

以前よりちょっと興味ありの根本宗子さんの舞台@本多劇場。
まずは客席の男性率の高さにびっくり!過半数は絶対いる。もしかして7割近くいっているんじゃないか? いつも見慣れている女性ばかりの客席とは異質な雰囲気に戸惑ってしまう。

プログラム買わなかったので少し詳しめにストーリーをメモしておきます(ちょっとネタばれ)。
主人公は4人姉妹の末っ子の花ちゃん。
3人の姉は既婚だけど、それぞれとんでもない男に捕まってしまっている。
長女のダンナは常に文句ばっかり言っている男尊女卑のデブ男(しかし彼が3人の中では一番普通)。次女のダンナは「性の処理」まで母親任せという超絶キモいマザコン男。そして足の不自由な三女は「家で一緒に家事をやってくれる男性」を望んだところ、その通りの仕事に行かないヒモ男に捕まってしまい、しかも常に浮気に悩まされている。
そして末っ子の花ちゃんは、愛犬ポリーしか心許せる友達がいない22歳だ。

そんな花ちゃんが愛犬ポリーの死と入れ違いに出会ったのが、愛読していた小説の作者でもある作家の鳥井先生。なぜか先生にだけは心が開ける花ちゃん、あっという間にただならぬ仲となってしまう・・・だけどこの先生も姉たちのダンナに輪をかけたクズ男。花ちゃんの話から足の不自由な姉にも興味を持ち、とんでもない事件を引き起こしてしまう・・・。

なぜ彼女の舞台にみんなが惹きつけられるのかがなかなか言語化できないけれど、漠然と感じるのは「潔さ」そして「軽やかさ」なのかな。
決して軽くないテーマを扱っているのに、でも、なんだか面白い。とっても楽しみながら演劇が作られている感じがする。
そして、主人公の花ちゃんの恋愛に対する姿勢がとても純粋で、それでいて自立的なのが素敵だと思いました。
(この役をやっておられる藤松祥子さん、もともと決まっていた人が体調不良で降板になったみたいでピンチヒッターなのですね。全然そんな風に感じなかった!)

本日珍しく昼夜ダブルしてしまったのだけど、昼の公演が申し訳ないけどうーん・・・な感じでどっと疲れてしまい、まずいこのまま風邪ひいちゃいそうっていうかなり最悪な状態で臨んだ夜の観劇だったけど、観たら元気になってしまった!
やはり舞台はナマモノで観客の体調にも甚大なる影響を及ぼすみたいです。


2018年11月23日 (金)

光より前に ~夜明けの走者たち~

久々に文句なしの大ヒット!
たった5人のキャストに簡素な舞台セットて進むのに、休憩なし2時間引き込まれっぱなし。とにかく無駄な台詞が全くなく、一言一句を聞き漏らすまじと集中力を研ぎ澄ませたくなる。ビジュアルだの知名度だのスペクタクルだの様々な要素で売る舞台が多い今の時代に、やはり舞台は脚本ありきという基本に引き戻されるような作品でした。

組織のため国のために走る円谷幸吉(宮崎秋人)と、自分のために走る君原健二(木村了)。対照的な二人のランナーの明暗と二人の絆の物語。東京五輪で思いがけず銅メダルを取ってしまった円谷はその後プレッシャーの中で走れなくなり、ついには自殺。いっぽう期待されながらも8位に終わった君原は一時はマラソンの道を断念しながらも次のメキシコ五輪で銀メダルを取ります。

どこまでも純朴で素直な円谷と、一見曲者っぽいけれどじつはとても不器用で真面目な君原。円谷と常に一心同体の畠野コーチ(和田正人)と、君原を自由に泳がせていざという時締める高橋コーチ(高橋光臣)、それぞれのコーチとの関係もまた対照的で、マネジメントの面でも考えさせられます。

キャストの皆さんもそれぞれ魅力的。狂言回し的な役割を務める陸上雑誌記者の宝田(中村まこと)が、これまたいい味。若手キャストの中でいぶし銀のような存在感です。

常に周囲の人を慮り続けた円谷ではなく、ワガママ自分勝手に見えた君原が結果として周囲の人に支えられて、まるで「ウサギとカメ」のカメのように最後に勝つというのも深い。でも、それでも満足しないのもまた深い。もはや性というか業というか。

結局、自分を知り大事にした人が、そんな自分を正しく理解してくれる良き支援者に恵まれる、私にとってはそんな教訓も与えてくれた作品でした。

いい脚本を役者が誠実に演じれば必ず面白くなるという、お芝居の原点に立ち還らせてくれるような作品。そして、マラソンに限らず何でも、何かを極めようとしている人には必ず感じるところがある作品だと思います。
オススメです!!


2018年10月21日 (日)

KERA・MAP『修道女たち』

※ネタばれ含む感想になりそうなので、これからご覧になる方はお気をつけて。




KERA・MAP の8作目。
迫害を受けている宗教を信じる6人の修道女の物語。

「陰と陽」とか「善と悪」といった両極を持つ存在として人間を捉えるのが好きなのだけど、この作品の両極は「聖と俗」なのかなぁ。
修道女の皆さんそれぞれしょーもない一面を持っている方々だけど、最後は聖なる道を選択できる。人間だれしもそうなのだと信じられて、悲劇的な結末にもかかわらず最後は何となく嬉しい気持ちになれたのでした。

「宗教」の見方もちょっと変わったかな。これまで、どんな宗教でも必ずどこか腐敗してたり堕落してたりでマトモなものはひとつもないのではと思ってきたけど、考えてみればそれも当たり前。だって人間がつくってきたものだもの。俗にまみれながらも聖なるものを必死で追い求めるのが宗教なんですね、きっと。

好きな女に会いに帰りたいがために戦地の仲間を皆殺しにしたという男が、「孤独」を食い荒らす虫に取り憑かれて最後は木になっちゃうってのは怖かったな。全身木の被り物で出てくるだけでシュールだったし。
人間、誰かに執着する人の方が孤独になり、逆に孤独を恐れない人の方が結果として孤独でなくなるのかもしれないですね。

日頃ぼんやりとしていたことが色々とシャープになった観劇体験でした。


2018年10月17日 (水)

まさに世界の終わり

死の宣告を受けた主人公が、18年ぶりに実家に帰ってくるというお話。
映画にもなっている作品で、映画を見たときは、どんな家族にもどこか通じる部分がある、どちらかというと「あるある」で観客を引っ張る作品だと思ってたんです。
でも、そんな私は甘かった…。舞台で印象がガラッと変わりました。

死の恐怖に向き合う孤独と、18年ぶりの家族との再会でのどうしようもないすれ違い。
二層にドロ沼な作品…。そして、人の心の深淵を覗き見るような作品。

内博貴くんの研ぎ澄まされたお芝居による、主人公ルイの独白シーンが壮絶。
作者のラガルスはHIV感染を知った年にこれを書いたそうなので、ルイの独白はそのままラガルスの心の叫びだったのだと思います。

18年ぶりの家族がいい顔を見せても本音をぶちまけても、どんなに揉めても分かり合えなくても、ルイにとってはすべてが茶番。彼が直面している恐怖はこの人たちにはわからないんだなぁ、と。

でも、映画だけじゃなくて舞台も観て本当に良かった!
舞台で改めて、ラガルスの原作が描く世界の底なし沼な深さが良くわかった気がします。

今日はアフタートークもあったのですが、皆さん饒舌で、それぞれにお話がとても面白かった。とくに石丸さんの言葉の選び方がシャープでわかりやすく、それでいてなるほどと目を開かされ、このお芝居を紐解いてきた繊細な積み重ねの過程が垣間見えるようでした。


2018年10月16日 (火)

演劇実験「根本宗子」 第一実験室『コンビニ』

前々から気になる存在だった根本宗子さんが何やらオモロそうなことをされるということで、行ってきました!

同じ30分ほどのお芝居を「草」と「肉」の2チームが連続して上演するという試み。
草チームの二人はストプレ系の役者さん、肉チームはその名の通りダンス系の肉体派。
チームに合わせて演出も変えるので同じ脚本なのにまったく違うお芝居となり、観客はそれを見比べられるというわけ。

客席に座ると、すでに4名が舞台上に。開演前の過ごし方の違いから見せようという趣向で、熱くウォームアップに励む肉チームとボソボソ会話してるだけの草チームがすでに対照的(笑)

コンビニで、超イヤな奴のバイトリーダーの若造が39歳の使えない新入りをいじめまくっている。でも、やがて少しずつ立場が逆転していき…という展開。
草チームバージョンはとにかく観ている方もつらくていたたまれなくなるのに、それを肉チームがやると終始一貫笑いの渦に!
同じ脚本がこれほどまでに別物になるとは!!

観てて思ったのは、日常のさまざまな場面も、もしかして捉え方次第で草チームのようにも肉チームのようにもなるのかも、ということ。

なんといいますか、「もっともっと自由でいいんだ〜〜!」と思ってしまった。
観る側も心が解き放たれるような、気持ち良い舞台でした!


2018年10月13日 (土)

「カヅラカタ歌劇団」の本気を観た!!

なぜこれほどまてに注目されてるんだろう?
それが一番知りたかったことでした。

東海高校カヅラカタ歌劇団、今年の演目は『ロミオとジュリエット』、ようやく観ることが叶いました。

それでわかった人気の理由その1。
根本の部分がタカラヅカと共通してる!
「清く正しく美しく」に通じる精神。純粋な気持ちで全力投球する姿勢。
観た時に受け取るもの、元気がもらえる感覚がタカラヅカと同じ。
やはりタカラヅカは学校なのだということも、逆に改めて感じたのでした。

そして理由その2。
……男役が、フツウにカッコいい💕

まだ未成年な彼らは男の生々しさを感じさせないところがある。その意味でタカラヅカの男役に近いものがある気がします。
そして、娘役も当然ながら男に媚びる色気は皆無。その意味でタカラヅカの娘役に近い。しかもけっこう綺麗な人も多い(^-^;
女子校がやれば歌もダンスももっと上手いだろうけど、男子校だからこそよりタカラヅカに近づける部分があるのかも知れません。

さて、リアル十代の少年たちが演じるロミジュリは、「まさにロミジュリの世界」でした。
ロミオの彼はちょっと柚希礼音風でキュンとさせられます😍
「ジュリエット可愛い〜」という声も幕間に多く耳にしました。この劇団の難しいところは娘役の歌(音域が全然合わない)だと思うのですが、ジュリエットの彼女というか彼、裏声も良く出てる。
(…しかし後にこのジュリエットに関して衝撃の事実が判明)
この二人がいたからロミジュリできたのでは?と思うくらい。
その他にもすっごくワイルドなティボルト。チャラ男なマーキューシオ、誠実そうなベンヴォーリオとそれぞれに適役です。

私のお気に入りは、乳母のお付きのぽっちゃりピーターくん💕
まだ中2とのことなので名脇役として成長して欲しいな。
世界の王では手拍子、綺麗は汚い…では客先降りもありましたよ!

しかし、本気は舞台の上に限らなかった!

◆衣装の本気
これは団員の皆さんのお母様方が作られているそうですが、今年は主役3名の衣装3着について、名古屋モード学園で舞台衣装を学んでいる人たちが作られたとのこと。
とにかく再現率すごい!
これはいつか日比谷シャンテさながらの衣装展示をやって欲しいレベル。

◆オケの本気
基本は録音なのですが、要所要所で生オケとなり、これがすっごく贅沢な感じ。
オケは東海学園交響楽団の皆さん。弦楽器が充実してるから重厚な響き〜♪
生オケだったのは天使の詩、乳母のソロ、エメ、二人の初夜の場面、最後の両家の大合唱などでした(正確な曲名でなくてすみません)。

◆舞台装置の本気
普通の講堂にちゃんと銀橋が作られていた! そして下手にバルコニー。
でも、場面転換はカーテンを引いて行うので、その度にガ、ガ、ガ〜〜と音が響くのもご愛嬌(^-^;

◆オペレーションの本気
懸案だった幕間トイレ問題もスムーズにいって一安心。案内もとてもわかりやすくて、大きな混乱なく誘導されていたのも実はすごいことだと感心しました。

◆プログラムの本気
プログラムとポスターも河合塾学園トライデントデザインの専門学校の方が手がけているとのこと。
そして完売とな。早めに買って良かった〜

驚きだったのは本気のフィナーレまであったこと。
小池先生ミュージカル定番の銀橋ソロに始まり、ラインダンス、男役群舞そしてデュエット、パレードまで。
しかもみんなアピール力がすごくて目線飛ばしまくり! 春にショーの公演をやっているそうですが、その成果でしょうか?

そして団長による締めの挨拶……が、何とジュリエットの彼だったことに、これまたびっくり!!
素顔の彼はごく普通のしっかり者な高校生だったのでした。

終演後、出口の記念撮影コーナーが長蛇の列に!すごい人気です。でもこれ、あくまで男子校の生徒が期間限定でやっているものだから、決してタレント化することはないし、それがまた清く正しく美しくていいんですよね。こうした構造もまさにタカラヅカと同じだと思います。

私もファンになりそう。いや、なりました💕

※写真はスマホで撮ったものなので、雰囲気だけでも伝われば幸いです。



銀橋と生オケ、こんな感じ。


講堂入り口。


2018年10月 5日 (金)

こまつ座『母と暮らせば』

初日を観劇。映画版も見ましたが、結末も含め大きく違ってました。
そして私は舞台版の方が好きです。
変わらないセットでの、母と子の二人だけのほとんど会話劇。
生きる苦しみと生きたかったという思い。どちらも、とても重たい。
でも、助産婦であった祖母と母から医者を目指していた息子へ、命を守る仕事への心意気は伝わっていて、その誇りが生きる力となっていく…。
シンプルで制約のある表現だけに、逆にメッセージが鮮烈に伝わってきました。

息子役の松下洸平くん良かった!!
温かくてユーモラスで、本当は生きたかった彼の思いに胸が抉られました。
そして、死の瞬間を語る場面は映像よりもはるかに怖かった…

富田靖子さんがこんな母親役をやることに時の流れを感じています。
でも、やっぱり可愛らしいお母さんでした。
そしてそれがこの作品には合っていると思いました。

『父と暮らせば』では大号泣したのに対し、こちらはじわっと目に涙が浮かぶ感じ。
そして、舞台の良さ、舞台ならではの表現の可能性を改めて感じることができたのも嬉しかったです。


2018年10月 4日 (木)

NTLive『フォリーズ』

ナショナル・シアター・ライブで上映されるミュージカル『フォリーズ』の試写会に行ってきました。
NTLive初のミュージカル上映とのこと。作詞作曲はソンドハイムで、1971年に初演された作品です。
不勉強な私め、タイトルのイメージから何となくレビューシーン満載なキラキラミュージカルかと思い込んでいたのですが…全然違ってました(>_<)
切なくて、しょっぱくて、時には、塞がっていたはずの心の傷口が再び開いちゃいそうなフレーズも…(褒めてます)
要するに我が人生の過ちの数々が凝縮されているような作品でした(とても褒めてます)。

かつてブロードウェイのレビュー全盛時代に踊り子だった女性たちが、劇場の閉鎖に伴い20数年ぶりに集まって同窓会を開催するというお話。
その中で、対照的な結婚生活を営んでいる2組のカップルを主軸に物語は進んでいきます。地味だけど堅実で幸せそうな家庭を築いている風のサリーとバディ、誰もがうらやむ華々しい成功を勝ち得たベンとフィリス。20数年ぶりの再会をキッカケに4人の心は大きく揺れます。さてどうなるか???

なかなか上演されない作品だそうですが、それもわかる気がしました。
何しろほとんどの登場人物の「若い頃」を演じるキャストがもう一人必要。キャスティングには一年かかったそうです。同一人物の「今」と「若い頃」が両方登場して芝居を展開するシーンはこの作品ならではの面白さです。
こういう作品こそNTLiveで見るべきですね。

ソンドハイムが11回書き換えたという楽曲の数々は、身につまされるものばかりでちょっとツラいけど聞き応え十分。
今月19日からTOHOシネマズ日本橋などで上映(上映館は NTLiveのサイトをご参照ください)。
とくに中高年の方向けかも。オススメです!!



2018年9月14日 (金)

進化した!「マンザナ、わが町」

こまつ座「マンザナ、わが町」@紀伊國屋ホール。
3年前にも一度観ており、その時のキャストとほぼ同じなのですが、こんなにパワフルな作品でしたっけ…??

と、呆気に取られるくらいパワーアーーーップしていました!!!
前回ももちろん面白かったけど、どちらかというと社会派で生真面目な作品という印象で、私もいかにも優等生的な感想を書き残しています。

でも今回は場面ごと、登場人物ごとのメリハリが効いていて、舞台としてシンプルに楽しめた。
そして、前回よりうんとたくさん笑った気がします。
こういう再演は素敵です。

戦時下のアメリカ、マンザナという町の強制収容所の5人の日系人女性が、すったもんだしながらも、最後は力を合わせて難題を乗り越えていく。女は強し!な物語。

おそらく、続投となるキャストの皆さん(土居裕子さん、熊谷真実さん、伊勢佳世さん、吉沢梨絵さん)の進化が大きいのではないかと。
皆さんキレッキレで、とくにキーパーソンとも言えるサチコさん(伊勢)の破壊力すごい!
しかし、ただ一人新しく入った北川理恵さんも負けてません、むしろ強烈なスパイスになっていたような。前回とキャラが前回と少し変わったのかな。18歳という最年少ながら一人背伸びして頑張ってる感じの女の子。
1幕ラストの洋楽&浪曲の掛け合いは衝撃でした。ほんと、こんなにピッタリ合うなんて。

これは前回も感じたことですが、暗いご時世の物語の割には衣装の色合いが鮮やかで美しく、それぞれの個性に合ったデザインで目を引くのです。
それは物語終盤の台詞にもある「どんな色だって美しい」ということにも通じているのかも知れない、というのは今回気付いたこと。

様々な個性の人が集まって持ち味を発揮する物語が私たちは好きですよね。
多様な個性を比べて、それぞれの魅力を愛でる、それは本来楽しいことのはず。
その感覚が、どのようなレイヤーでも同じであれば良いのにね。
ふっと、そんなことを思ったのでした。


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