カテゴリー「カンゲキ!」の記事

2009年11月11日 (水)

セレブな芸能

友人に誘われて、「能楽のススメ」なるイベントに参加してきた。
これは、12月に行われる能「屋島」の事前勉強会みたいなものだ。

能の歴史、ストーリー理解にあたって最低限知っておきたい平家物語のエピソードから、装束や小道具のウンチク、さらにはプチ謡教室まであり。
ここまでやれば、さすがの私も(ほとんど)寝ないであろうと確信できる充実ぶりだった。

ただ・・・今日もまた、能ってやっぱ「セレブな芸能」ってことを感じてしまったな。

能というのは、室町幕府の足利義満にはじまり、豊臣秀吉、徳川家康と、時の権力者に愛され、庇護を受けてきた芸能だ。

そういう歴史に基づいた「我こそは正統派」というプライドを、能の世界の人たちからは感じる。庶民の芸能で、反骨精神にあふれている文楽や歌舞伎とは対照的だ。

たとえば今日も、能・文楽・歌舞伎のルーツに関して、

「江戸時代になって、能は『武家の式楽』とされたため、武士以外の人はみることができなくなってしまった。そこで能に代わって庶民の間で生まれたのが文楽そして歌舞伎である」

といった説明がなされていた。
ちょっと違うんじゃない?と思ったんだけど・・・能を中心にしてみると、そういう説明になるのだろうか。

あるいは、今日のようなイベントや、小学校などへの出張授業などが増えたことについても、

「能がユネスコの世界遺産に登録されてから、『肝心の日本人が能を知らないのはマズイのでは』ということになった。それで学習指導要領なども変更され、能の裾野を広げる活動が増えた」

といった説明をなさっていた。

文楽の技芸員さんも、今日のような活動にはものすごく熱心だ。だけど文楽の世界の人たちはもっと純粋な営業マインドでやってる気がする。オープンでフレンドリーで、とにかく、お客さんを大切にしてくれるのだ(そういうところが大好きだハート達(複数ハート))。その根底には、「お客さまを増やさなければ、文楽そのものの未来はない」という危機感が常にある。
(実際、文楽はその歴史上何度か滅亡の危機に瀕している。)

そのあたりも・・・なんだか違うなあと感じてしまう。

「能は敷居が高いといわれますが、実際はぜんぜんそんなことありません」といわれたけど、そんなこんなで、「やっぱり敷居高いじゃん」と感じてしまう、セレブになりきれない私なのであります。もっと素直になれヨ≫自分あせあせ

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2009年10月23日 (金)

テヴィエ役者

「屋根の上のヴァイオリン弾き」観てきました。

主人公のテヴィエという役は、不思議と役者を選ぶ。
(なぜだかレミゼみたいにダブル、トリプルキャストで観たいと思わない)

そして、時代はもう「市村テヴィエ」なんだね~~!!

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2009年9月30日 (水)

距離は愛を超える話

12月に井上芳雄くん&白羽ゆりちゃんで上演されるミュージカル「シェルブールの雨傘」、映画版のDVDをみたんですよ。カトリーヌ・ドヌーヴ主演のやつ。

甘~くせつないラブストーリー揺れるハートと思っていたら、ぜんぜん違うじゃん!!!
さすが、フランス映画のリアリズム。
今みると面白いし共感もできるけど、もっと若いころだったら、ぜんぜん理解できないか、あるいは、むかついたかもしれない。

「信じてる、この愛は永遠だと・・・」ウソだぁ!
この話から得られる教訓をひとことでいうと「距離は愛を超える」ですウッシッシ


以下、ストーリーを要約すると、こんな感じ(ネタばれ注意)。


<第1部>

物語の舞台はフランス北部の港町シェルブール。
ギイジュヌヴィエーヴはラブラブな恋人どうし。

ジュヌヴィエーヴは傘屋を営む母親と二人暮らしの17歳。
ギイはガソリンスタンドで働く20歳の青年。病気の伯母と暮らしており、この伯母をマドレーヌという地味な女性が看病している。

ある日、ギイのもとに2年間兵役の召集令状が届く。
涙にくれるジュヌヴィエーヴ・・・ふたりは最後の一夜をともに過ごし、ギイはアルジェリアに向かう(確かにこのあたりまでは、甘すぎるぐらい甘く切ない展開)

<第2部>

淋しさのあまり、気も狂わんばかりのジュヌヴィエーヴ。しかも、「一夜」の結果、ジュヌヴィエーヴには子どもができてしまう。ギイからの手紙もなかなか届かない。

そこに、金持ちの宝石商カサール氏登場!
ジュヌヴィエーヴにアプローチをはじめる。

「子どもはいっしょに育てましょう」とまで言ってくれるカサール氏に次第に心動かされるジュヌヴィエーヴ、ついに彼との結婚を決意する(女ってそんなもんよね)

<第3部>

除隊したギイはジュヌヴィエーヴの傘屋を訪ねるが、誰もいない。
結婚後すぐに、パリに行ってしまったのだ。

失意のあまり荒れ狂うギイ。さらに伯母の死。看病をしていたマドレーヌも去っていこうとするが、「ひとりでいたくないから、いっしょにいてくれ」と懇願する。やがてふたりは結婚して、幸せな家庭を築く(結局、そばにいてくれる人が一番なのだ)

ラストシーンは、ある年のクリスマス。
ギイが経営するガソリンスタンドに一台の車が到着。ゴージャスな婦人が降り立ち・・・

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2009年9月 2日 (水)

再びアイーダ

安蘭けいさんの「アイーダ」再び観てきた。
今回は仕事じゃないから気楽ウインク

・・・のつもりだったけど、やっぱりすっごい見入ってしまった。
何せ「愛するアイーダ」だからね、思わず感情移入してしまう。

今回発見のツボは、沢木順さんのアモナスロ。
エジプト復讐へのドロドロとした野望のなかに、やっぱり父親らしい愛情が垣間見える深いお芝居。やっぱりいいなあ沢木さん!

なんかしらないけど、
「信用できる・・・親子の縁を切るとまで言った・・・」
のところでじわっと泣けてきてしまったたらーっ(汗)

伊礼くんのセクスィ上半身、オペラでガン見してる人多数目がハート
「ライオンキング」のシンバを思い出すという意見も多い。でも、シンバ観たときは別に何とも思わなかったのに、今回はミョーにドキドキするのは、ヒトとライオンの差なのか、それとも伊礼くんの発するフェロモンが多いのか?


真面目にシンプルにミュージカルミュージカルしてるアイーダも素晴らしいけれど、タカラヅカ版のあのキッチュなアイーダも懐かしいなあと、ふと思う。

タカラヅカでも再演を・・・とも思うけれど、配役を考えるとなかなか難しい。
呆れるほどの能天気さが様になるトップと、圧倒的にキレイでかつ強さと品のある娘役トップと、美しく野生的で情熱的な女役になれる男役が揃わないと。
やっぱあの作品は、あの時の奇跡だったんだな。

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2009年8月23日 (日)

大逆転!逆転裁判4

たった今、4話までやり終えたところ。
大逆転!「4話はバツグンに面白かったです~わーい(嬉しい顔)

従って先日の日記のネガティブ感想はとりあえず訂正。
やっぱり、最後までやってからモノ申さないといかんね。反省。

詳しい感想はまた改めて書くかも、ですが、とりあえず・・・

「じつは兄妹」オチ、わかっていてもシビれる私。

子ども時代のみぬきちゃん可愛い~目がハート

牙流兄弟はどっちもタイプです揺れるハート

ザックもバランもいいヤツだたらーっ(汗)

逆転裁判4をタカラヅカでやるときには、ラミロアさんは美穂圭子さんでお願いしたい♪

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2009年8月20日 (木)

東京でひとり「逆転裁判4」

今日は宝塚バウホール公演「逆転裁判2」の初日なのだ。

ああ・・・それなのに、それなのに・・・たらーっ(汗)
私はひとり東京。そして、今さらながら「逆転裁判4」の日々。

この「逆転裁判4」、アマゾンの評価をみても、1~3の圧倒的な高い評価に比べて賛否両論。実際やってみて、その理由がわかった気がした。

ひとことでいうなら、登場人物の「業」が浅すぎ。
だから、ドラマが軽いのだ。

1~3までのそれぞれの真犯人は、皆すごい「業」の深い人たちばかりだった。
地位、人気、愛情への恐ろしいほどの執着・・・それが罪を生む。
だからこそ、「ああ、人間って、こうだよなあ」と、罪びとたちへの共感さえも感じることができた。

ところが、4の犯人たちときたら、小金欲しさの犯罪ばっかりで、なんかスケールが小さい(4話をまだやってないので、そこはなんともいえないけど)。

弁護側、検察側の登場人物たちもそう。
なるほど君も、御剣検事も、メイちゃんも、ゴドー検事も、いつも明るい真宵ちゃんだって、みんなそれぞれの過去を背負って生きている。
それに比べると、4のおどろき君も、みぬきちゃんも、牙流検事も、なんか物足りない。

・・・と、今さらながらネガティブなことばっかり書き連ねてしまったが、それでも最後まではやるつもり。もしかしたら、4話だけが断然面白いかもしれないし。
それに、1~3の続編として、4のような作品が生まれてしまったこと自体にも興味がある。

ま、廃人になりすぎず、適度なペースを保ちながらプレイできるっていう意味では、ありがたいんだけどね~あっかんべー


・・・そうこういってるうちに、アサヒコムに速攻レビューがアップされてた!!
早っダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)

http://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK200908200091.html

写真も、ゴーーージャスッぴかぴか(新しい) 
メイちゃん可愛い~揺れるハート
御剣がメイちゃんに鞭を渡す(?)らしき場面があるところをみると、「逆転裁判2」の感動のラストシーンも採用されてるのかな?

あーー、早く観たいよっ!

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2009年8月18日 (火)

春野寿美礼コンサート「男と女」

行ってきました♪ 初日。
いや~~聴き惚れましたわ~目がハート

タカラヅカ在団中から歌ウマさんなことはもちろん知っていたけど、その歌でもって表現できる範囲がが縦横に拡がって、さらにパワーアップしたという感じダッシュ(走り出す様)
ちなみに、ここでいう「縦」っていうのは音域、「横」っていうのは、あるときは可愛く、あるときは男らしく・・・みたいな表現力のこと。

トークタイムもすごく楽しい。
私がいいなぁと思ったのは、バンドのメンバーやゲストのことを、すごーく大切にしているのが、伝わってきたこと。
あれなら確かに、ゲストの大澄さんじゃないけど「応援したくなっちゃう」と思う揺れるハート

春野さんはこれから、「歌手」として成長していきたいんだそうです。
そして、今日がそのスタートだともおっしゃってました。

初日明けて、課題もたくさん見つかったそうで、それをこれからの日程のなかで、少しずつ克服していきたい、とも。
何たる前向き! こういう姿勢、見習わないと~!!

私も今日は、タカラヅカの男役時代とは全然違う、生まれ変わったような春野さんに出会えた気がして、なんだかとてもうれしかったのでした。

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2009年8月13日 (木)

男と女

昨晩、J-WAVEの「PLATon」という番組に出演。
1時間半の生放送。!
しかもしかも、メインのゲストが、あの、宝塚花組の元トップスター春野寿美礼さん!!

・・・どうなることかと思われたのだが、春野さんにお会いした瞬間、その人なつっこい笑顔にやられてしまいました。

番組を聴いてくれた知り合いからは、
「緊張してるかと思いきや、意外に堂々としゃべってた」
という感想をいくつかもらったけど、これもひとえに春野さんのおかげが大きいかも。


新刊も1冊差し上げたら、番組の休憩中にすっごい興味深そうに読んでくださって感動~わーい(嬉しい顔)
それこそ在団中は、最もお客さんを集めていたスターさんなのに・・・と不思議だったのだが、春野さんいわく、中にいるときは明日の舞台の幕を無事にあけることに日々せいいっぱいで、客観的に見た「タカラヅカ」って意外にわからないものなのだとか。

「すごろく」も大ウケ。ちなみに、春野さんにとってのゴールはやはり「さよなら公演」だったそうです。


何を隠そう、春野さん在団中はその男役姿が相当好きだった私。
でも、昨日の春野さんはすっかりチャーミングな女性で、おまけに、すっごい幸せそうで~(←新婚さんだしねウインク

その大変身ぶりに、最初は正直戸惑い気味だったけど、次第にこっちまでほんわか幸せな気分に・・・。
これぞまさに、「男と女」
(来週からはじまる春野さんのコンサートのタイトルです)

そんな春野さんを垣間見られて、良かったなーとしみじみ思った収録でした。

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2009年7月12日 (日)

今さら「愛と青春の宝塚」

昨年末、新宿コマ劇場で上演してた「愛と青春の宝塚」の映画版を観てきた。

いやあ! 良かった!!!
今さらながら舞台見逃したのが惜しまれる。でも今日は映画版も十分楽しめた。

舞台では主要な役がすべてダブルキャストだったけど、映画版もちゃんと2バージョンある。
私が観てきたのは、リュータン(湖月わたる)、タッチー(貴城けい)、トモ(大鳥れい)、ベニ(映美くらら)のバージョンだけど、4人ともめっちゃハマリ役なのにびっくりした!

もう~~、かしげタッチーがかわゆすぎ目がハート 演出家と海軍中尉さん、2人の男にモテモテなのもわかります。しかも、伯爵令嬢だし。
えみくらちゃんのすごいインパクトにも驚いた(田舎はきっと熊本ですね)。せっかくならトップ娘役時代にこういう押しの強い役を観たかったなあと今さらながら思ったり。大鳥れいちゃんも相変わらずうまかった。

そして何つっても、わたるリュータンのカッコよさに惚れました揺れるハート
・・・といっても、彼女のカッコよさは、戦時中のもんぺ姿になってからが本領発揮なのである。あとすき焼きソングの場面と。

帰宅してネットをちょこちょこ調べたら、テレビドラマで放映されてたときはモテモテなタッチーが主人公だったらしい。
でも、舞台版は誇り高きトップスター、リュータンが主人公になってる。
おそらくドラマでは「愛」の部分に重きが置かれていたのが、舞台での比重は「青春」のほうに置き換わっているんだろう。

それで正解だったのだろうと思う。
やっぱタカラジェンヌはいつも舞台に全力投球じゃないと。
タカラジェンヌの色恋沙汰は別に観たくないんだな、私。

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2009年7月 9日 (木)

映像は舞台に代えられない?

宝塚雪組のショー「ソロモンの指輪」の映画版がひっそりと上演されている。

タカラヅカレビューシネマ「ソロモンの指輪」
http://www.tca-pictures.net/solomon/

もともと30分しかないショーだから、映画も30分で1000円。
朝10時半からのモーニングショー1回きりという、超マイナー上映。

昨今は松竹さんの「シネマ歌舞伎」のように、舞台で一度上演したものを映像でも活用する試みが増えている。いわゆるコンテンツの使いまわしだ。
出版業界でいうと、連載したものを単行本化して、文庫化して・・・二度三度活用しようというのと同じやね。

この試みには興味あったから、わざわざ平日の朝っぱらから見に行ってみたのだが、結果からいうと・・・ダメだぁ、私たらーっ(汗)

確かに、映像としてはキレイに編集されている。
主要なスターさんのアップが、次から次へと美しく切り取られ、映し出される。
人間の視覚じゃこういう見方はできないだろうなと思う。
純粋に映像としてみれば、それなりに楽しめるのだろう。

でもでもでもでも・・・・・・あせあせ(飛び散る汗)
それは私の観たい部分と違うんだもんがまん顔

「私の『どこを観るか選ぶ自由』を返せ~~!!!」
そう心で叫び続けたストレスフルな30分間だった。

まあ私の場合、生の舞台で(2回も)観たショーだったからね。
これが舞台で観ることが叶わなかった作品だったら、美しい映像で再び見られる機会があればうれしいだろうし、「どこを観るか」が重要なショーじゃなくてストーリー重視の芝居だったら、また違うのだろう。

舞台全体を大写しでずっと流し、客席から好きなポイントを拡大してみられるようなシステムが開発されたらいいのにな(笑)

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2009年6月16日 (火)

桜姫(現代版)

※ネタばれ注意


鶴屋南北の名作「桜姫東文章」を、舞台を南米に置き換えて現代風にしたもの、ということで、興味をそそられて観に行った。

しかもキャストが、大竹しのぶ、笹野高史、白井晃、中村勘三郎、古田新太・・・という超豪華版ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
よくこれだけ揃えられたものだと、まずプロデューサーの手腕に脱帽する。

歌舞伎版との比較でいうと、

・桜姫→マリア(大竹しのぶ)
・清玄→セルゲイ(白井晃)
・権助→ゴンザレス(中村勘三郎)

歌舞伎版では、知的エロ坊主の清玄と色悪の権助の対照的な2役を、同じ役者が演じ分けるのが見どころだが、今回その趣向は適用されず。
また、歌舞伎版には残月&長浦というアヤしげなカップルが出てくるが、これがココ(古田新太)&イヴァ(秋山菜津子)に置き換わっていると思われた。

このほか、墓守やら旅芸人の団長やらいろんな役どころで要所要所に登場するのが笹野高史だ。


全体の印象の違いをひとことでいうならば、歌舞伎版は「明るいわーい(嬉しい顔)」、だけど、この現代劇は「暗い・・・げっそり」。

歌舞伎版の一番の面白さは何といっても桜姫の魅力的なキャラ揺れるハートだ。
深窓のお嬢のくせして操を奪った悪党に一目惚れしちゃったり、結果、遊女にまで身を落としてもなお、おっとりとした姫様コトバが抜けなかったり、で、最後は父の仇を立派に討ってミッションを果たす。

無茶苦茶といえば無茶苦茶だし、残酷な場面も多々あるにも関わらず、最後は「桜姫よくがんばりました、アッパレ!」と拍手を送りたくなってしまう。
品よく健気で、でも自分に正直で情熱的なお姫様である。


いっぽう、このたびの現代劇では、物語の主軸はむしろセルゲイ、そして、セルゲイにとっての「もうひとりの自分」の象徴であるゴンザレスの側に置かれている。
そして、彼らが生きる踏み台となるのがマリアだ。父を殺され、強姦され、挙句の果てに、マリアの死と引き換えに、彼らは「生」に執着し続ける。

言い換えれば、男たちふたりはマリアによって「生かされている」、男たちを救済する存在ともいえる。だから、マリアなんていう役名を与えたのかしら?

度肝を抜くラストシーンである。
「人間って、そうだよね」と、納得もする。
だけど、だけど・・・・・なんとも、やりきれない気分にさせられる。


ちなみに、この後7月に、同じシアターコクーンで歌舞伎版の「桜姫」が上演されるようだが、チケットの売れ行きはこちらのほうがはるかにいいようだ。
「おけぴ」をみても、今月の現代劇は値下げチケットがゾロゾロ出てくるにに対し、7月の歌舞伎版は一枚も出てこない。

ひとりでも十分に看板になりうるクラスの役者を、これだけ揃えているのにね。

結局、観客は何を求めて劇場に足を運ぶのか?
考えさせられる現象である。

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2009年5月29日 (金)

「三十人のジュリエット」公演中止って!

先日観に行った「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」(シアターコクーン)が、なんと突然、公演中止になったらしい!
理由は、出演者のひとり、中川安奈が腸閉塞で緊急入院しちゃったからだそーな。
知人のブログを読んで知った。

http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/09_juliet/topics.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000345-sph-ent


上記の情報を時系列でまとめると、つぎのような経緯ということになる。

◆26日に中川さんが過労で体調を崩す。

◆27日(休演日)、病院に行ったら即入院に。

◆28日、昼公演の中止を決定(この時点では29日以降は上演予定だった)。

◆29日、やっぱり昼公演を中止。夜公演以降を毬谷友子さんの代役で上演へ。


これら一連の記事を読むと、「これって、どーなのよ~がく~(落胆した顔)」と思わずにはいられない。

まず第一に、26日から28日の昼まで十分な時間がある。
なぜこの間に中川さん休演のリスクを考え、代役をたてる準備をスタートする判断ができなかったのか、ということ。

第二に、29日の昼公演については、いったん「上演予定」といっておきながら中止している。この判断の手ぬるさは何だ?ということ。

第三に、こうしたリスクを考えて、あらかじめアンダースタディの想定はしていなかったのだろうか、ということ。

これが三田和代さんの役だったら、わかるよー。
出番は多いし、せりふも膨大だ。
でも、中川さんは確かに主要な役のひとつではあるものの、出番はさして多くはないのだ。事前のリスク管理と迅速な判断次第では、「公演中止」という事態は十分避けられたのではないだろうか。

この際、休演云々についてはいうまい(個人的には、体調管理に失敗して舞台に穴をあける役者はプロではないと思う)。
だが、主催者側のこの判断、どうも優先順位が間違っているとしか思えない。
この1回の観劇を心待ちにしていたお客さんの気持ちを第一に考えているとは、到底思えないのだ。
チケット代を返金すればいいだろうとか、そういう問題じゃないはずなのに。


運悪く公演中止にぶち当たってしまった人のブログを巡回すると、

「中川さんご本人がいちばん悔しいでしょう」
「中川さんの体調の回復を祈るばかりです」

といったオトナのコメントをしている人も多かった。
だけど、私はそんな日本人みたいなことはいうまい。
むしろ、こういいたい!!

「公演中止の回のチケットを買っていた、あなたがいちばん悔しいでしょう」
「ガッカリした気分の回復を祈るばかりです。返金されてきたチケット代でヤケ酒でも飲んで、ウサを晴らしてください」



そして、今日の夜公演から代役をされている毬谷さんガンバレ!!!
もともとの毬谷さんの役のソロはどーなるんだろうと思うけど、それはそれで、毬谷さんの代役の人ががんばってくれることでしょう。

そう、代役の舞台には、代役の舞台にしかない楽しみがあるのだ。
舞台ファンたるもの、そのことは十分わかっているはずなのに・・・・ねえ。

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2009年5月23日 (土)

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

シアターコクーンでやってる「雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた」観てきました。
演出が蜷川幸雄さん、脚本が清水邦夫さん。

この話、戦前に福井県に実際にあった「だるま屋少女歌劇団」をモデルにした話ってことで、興味を持ったのでした。
大正期から昭和のはじめ、タカラヅカもどきな少女歌劇団が雨後の筍のようにあちこちで創設されたらしい。でも、そのほとんどは戦争とともに消えてしまったのだけど。


<おはなし>
日本海のとある町にあった「石楠花(しゃくなげ)少女歌劇団」。
戦争の空襲とともに一瞬にして消えてしまった劇団だ。
爆撃で団員の半分は即死、残りの半分も行方不明になってしまったのだった。

この劇団の娘役トップスターとして人気を博した「フーコ」こと風吹景子(三田和代)は、空襲時に頭に受けた傷が原因で気が狂い、以来ずっと少女のままで夢の世界を彷徨っている。

そんなフーコを騎士の如くお守りしてきたのが、熱狂的男性ファンたちによって結成された「バラ戦士の会」だ。
会のメンバーもいまや皆、町の名士として要職についている、いい年をしたオヤジだ。

今日も「ロミオとジュリエット」の練習に励むフーコ。
男装の麗人メイクで淡々と練習に付き合う「バラ戦士の会」のおじさんたち。
だが、フーコが待ち望むロミオは、男役トップスターだった「シュン」こと弥生俊(鳳蘭)だった。

「バラ戦士の会」の面々は、フーコのために「ロミオとジュリエット」の復活上演を企画する。
彼らの呼びかけに応じて続々と集まってきた歌劇団のメンバーたち。彼女たちもそれぞれ年を取り、いいオバサンになっている。

ついに、行方の知れなかった「シュン」が、妹と称する女性に付き添われて現れた。
だが妹というのはウソで、じつは彼女はシュンの娘の理恵(真琴つばさ)だった。
シュンはシングルマザーとして苦労するうちに、いつしか視力を失っていたのだ。シュンもまた、夢のなかを彷徨いながら生きてきたのだった。

変わり果てた自分の姿をさらすことを恐れるシュン。
こんなことをして何になるのかと激しく非難する娘の理恵。

「これは粉々に砕け散ったガラスの城を再現するような作業なんだ。そう簡単にすむ訳がない」
「バラ戦士の会」の男たちはいう。

さまざまな立場の人の、さまざまな思いが交錯した後、シュンは、ある決意を持ってロミオ役に挑む。
夢の世界の一瞬の復活。

そして、「ロミオとジュリエット」の舞台稽古が終わったとき、シュンは・・・。
そして、シュンを追うフーコは・・・。




う~~ん・・・観てよかったかどうかといわれたら、絶対によかったのだけれど。
好みかどうか、と聞かれたら、正直微妙かもあせあせ(飛び散る汗)

そんな中で、シュンを演じたツレちゃんこと鳳蘭さんの圧倒的な存在感が救いだった。
鳳蘭さんて、本来的にはシュンとは真逆のキャラのスターさんだと思うんだよね~。
でも、そんなことさえ関係ないのヨーと、まるごと飲み込んじゃってるような大らかさがある。

そんな鳳蘭さんと並ぶとマミさん(真琴つばさ)さえ可愛く見える。
ちゃんと娘に見えてた。さすがはタカラヅカ鉄壁の上下関係だ。

私は宝塚ファンだから、どうしても「宝塚歌劇団」という存在と、この「石楠花少女歌劇団」を比べながら観てしまう。
タカラヅカは、この「石楠花歌劇団」のようにもろく、儚く、ガラスの城のような存在であって欲しくないな。
厳しい現実を受け止めつつ、強く前向きに行き続ける存在であって欲しいと願う。

この作品を観て、「永遠」なんてないんだということを改めて思い知らされた。当たり前のことだけど。

そして、タカラヅカのような劇団が今日もまたインフルエンザにも負けずに元気に興行が続けられていること、そんな「今」に改めて感謝したい気分になったのでした。

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2009年5月20日 (水)

キャラメルボックス「容疑者Xの献身」

池袋のサンシャイン劇場で上演中の『容疑者Xの献身』観に行ってきた。
東野圭吾の人気作の「キャラメルボックス」による舞台化だ。

<おはなし>
天才的な数学者でありながら、さえない高校の数学教師に甘んじている石神(西川浩幸)。
彼は、アパートの隣人である花岡靖子に密かに想いを寄せている。

あるとき、ふとしたはずみから元夫を殺害してしまう靖子と娘。
石神は、彼女らを救うために、その天才的な頭脳を駆使して、ある仕掛けを施す。

警察が事件の捜査に翻弄するなか、石神の大学時代からの友人である天才物理学者の湯川(岡田達也)だけが次第に事件の真相に迫る。

追い詰められた石神が、靖子を守り抜くためにとった行動とは・・・
石神の才能を心から敬愛する湯川は・・・
そして、石神によって幸福への道が保証されたかのようにみえた靖子は・・・



開演が7時で終演したのが、おそらく10時すぎ。
・・・休憩なし3時間ぶっ通し!!

でも、そんなことまったく気にならなかった。
もともと、小説のほうが十分面白いのだけど、これを舞台上でも忠実に再現、かつスピーディーな展開で飽きさせない。

登場人物の一人ひとりも、原作を読みつつ「こういう人だろうな~」と想像をめぐらしていたとおりの役づくりで上手い。

いっぽう、脇役系の人たちがみせるコミカルな小芝居がキャラメルボックスならでは、だろう。重い展開のなかでホッと一息できる。

なんだかねー。
こういうオーソドックスな芝居を、フツーに明るく見せられる劇団って、あるようでいて案外ないのかも、と思う。
それが、この劇団が24年も息長く続いている理由のひとつなのだろう。

ラストは自分でも予想通り(?)、マスクが涙と鼻水でぐじょぐじょになってしまいました泣き顔
「純愛」と「友情」こーいうのにはヨワいんだよ~たらーっ(汗)
ちょっと現代版「二都物語」みたいな感じ?
でも、「二都物語」よりはだいぶ救いがある。


★キャラメルボックスの回し者からのお知らせ

てなわけで、いきなりですが21日(今日!)の夜の追加公演、まだまだお席に余裕があるそうです!

ご覧になってみたい方は今からでもどうぞウインク
http://www.caramelbox.com/stage/yougishax/tsuika.html

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2009年5月19日 (火)

しばらくぅ

歌舞伎座「暫(しばらく)」を幕見しにいってきた。
この演目、「歌舞伎十八番」のなかでも2番目ぐらいにメジャーなわりには、生の舞台をみたことなかったのだ。
ま、取材ですわ取材!

私が着いたのは開演45分ほど前。幕見のチケットは30分前からの販売である。平日だし午前中だし、幕見もヨユウだろ、と思っていったら・・・劇場前にはいきなりすごい長蛇の列!
若い男性から年配の女性、そして外国人観光客まで、さまざまな性別、年代、国籍の人が並んでいる。
あわてて最後尾についたら、係の人に「立ち見になりますけどよろしいですか?」と確認されてしまう。

げげ~っげっそり 
こういうシチュエーションに遭遇するたびに「100年に一度の不況ってのはホントなのか」って疑っちゃう。
平日の昼間だよ、堅気な人はみんな真面目に仕事してる時間帯なんだよ~あせあせ(飛び散る汗)
自分も一員に加わっておきながらナンだが、皆働かなくて大丈夫なのかと心配になってしまう(大きなお世話だが)。 それとも、失業中の人も800円の幕見でウサを晴らしているのか?


この「暫」というお話は100字以内に要約できるぐらい、いたって簡単だ。

「悪の権化、清原武衛とその一味が、罪なき男女を陥れ、殺そうとしたまさにそのとき、「しばらくぅ~」の掛け声とともに正義の味方、鎌倉権五郎が登場! 善人は助けられ、正義は勝つのでした。」(99字)

で、ヒーロー鎌倉権五郎の衣装がこれまたスゴイんだよ~!

こんなやつね↓
http://www.naritaya.jp/learn/18/01shibaraku.html

このわけのわかんなさ、巨大さだけで相手を圧倒しようとする発想は、タカラヅカのトップスターが背負う羽根に通じるものがある、と私はニラんでいるわけです。


この歌舞伎座、老朽化のため建て替えが予定されているんだけど、なかでも4階の幕見席はとりわけ古臭さ満点。
階段は急でキケンだし、もちろんエスカレーターなどはないし、天井は低いし、なんか昔っぽい匂いがするし、おまけに薄暗い。

レトロ感とともに、江戸歌舞伎の真髄を満喫した1時間でありました~

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2009年4月25日 (土)

赤い城 黒い砂(辛口でごめん)

3月にバウで上演された「二人の貴公子」と同じシェークスピア作品を原作にとっている作品と聞いて、観に行ってみました。


・・・・・ですが、これ宝塚版とはまったく違ったお話だった。
いわば、シェークスピア&フレッチャーの原作の設定のみを借りた、劇作家蓬莱竜太氏のオリジナルといっていい。

宝塚版との対応関係をいちおう整理しておくと、

ジンク(愛之助)=アーサイト(明日海りお)
カタリ(獅童)=パラモン(龍真咲)
ナジャ(黒木メイサ)=エミーリア(羽桜しずく)

なんだけど、役のキャラも全然違うし、ストーリーは後半以降はまったく違うから、この対応もあんまり意味ないな。

そもそも、扱ってるテーマが違う。ひとことでいうと、「争うことを決してやめられない人間の愚かさ」がテーマなんだけど、ぶっちゃけシェークスピアのこの原作をわざわざ使う意味があったわけ?と疑問に思った。

私は舞台そのものに常に敬意を持っているし、世間で駄作といわれる作品であっても、それなりに楽しみを見つけられるタイプなのだが、この作品は正直キツかったです。

何故か?
それはおそらく、登場人物の誰も好きになれなかったから。
どんな悪党であっても、価値観の違う人であっても、それでも「この人もがんばって生きたんだな」「やっぱり人間っていいな」と感じられるのが舞台の魅力の根本だと思うんだけど、それがまったく感じられなかった。
やみくもにダークサイドだけを突きつければ良いってもんじゃないと思う。

(それと、ラストの唐突な腐女子好みなオチはいったいなんなんだぁぁぁぁ!!!!)


ヒロインのナジャ姫(黒木メイサ)も、ちょっとなあ。
この姫は戦場でも男勝りに戦っちゃうツンデレ姫で、ジンクとカタリに対する「デレ」の表現の仕方がじつに難しい役どころなんだけど、黒木さんの芝居は、ずーっと同じハイテンションでツンツンツン・・・。最初から最後まで、ただ怒ってる女の人みたいだった。
「デレ」の部分が上手ければ、愛之助くんと獅童くんも、もっともっともっと魅力的にみえたと思うんだけど、残念。

それこそ、この役は宝塚の男役出身の人のハマリ役なのでは。
殺陣もばっちりできるし。

個人的には朝海ひかる希望します~。
コムちゃんのナジャ姫だったら、脚本への不満すべて帳消しで萌えるよハート達(複数ハート)

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2009年4月12日 (日)

武田勝頼

「天地人」で一瞬出てきた武田勝頼。

すっごいうめー!!(しかも、よくみると美形揺れるハート)。
誰が演ってるんだろーと思ってネットで調べたら、市川笑也さんだった!!


きゃ~~笑也さん新境地じゃん♪
あと、遠山を演ったひとも上手かったなあ。
螢雪次朗さんというひとらしいが、よく知らないな。

NHKもなかなかナイスなキャスティングしてくれるね。

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2009年3月26日 (木)

運転免許わたしの場合

・・・・・って、お芝居のタイトルですよ~これ。
青年座でやってるシブーいストレートプレイです。
「米作家ポーラ・ヴォーゲルのピューリツア賞受賞作の本邦初演」だそう。

とはいえ、私はといえば単にタイトル観て「おお、これってまさに、人生も運転も若葉マークな私のための芝居?」と思っただけでしてウッシッシ
本の「タイトル買い」はままあるけれど、舞台の「タイトル観劇」は生まれて初めてかもしれません。


主人公は祖父母と母と叔父夫婦に囲まれて育ったごくフツーの女の子。
が、彼女の叔父さんってのがクセもので、ジェントルマンの皮を被ったとんでもないロリコン変態オヤジなのだ。

で、主人公11歳の夏、この叔父さんに性的イタズラを受けてしまう。
以来、肉体のほうは性のとりこになってしまった模様。

いっぽう、彼女を取り巻く家族はというと、「女の子に学問なんていらない」「男なんてろくでもない生き物」と、総出で保守的な教えを吹き込もうとする。
もう、頭とカラダと心がバラバラな青春時代だ。

・・・・と、ここまで読むと「いったいどこが運転免許と関係あるわけ?」と思われるだろうが、この叔父さんが性愛とともにもう一つ、非常に大事なことを教えるんですね。

それが、クルマの運転。

「男は、クルマに乗ると、攻撃的かつ防御的になる。
ところが女は礼儀正しく、人に気を使う。だからキケンなんだ」


「たとえクルマが10台追突していようとも、その横をさっそうとすり抜けていけるような、君には、そんな運転ができるようになって欲しいんだよ」

・・・オマエにいわれたくないよ!と思わずツッコミ入れたくなりますが、確かにそのとおり。
彼女のことを一番もてあそんでいる男が、真逆のことを教える、この皮肉。

果たして、彼の教えは功を奏し、彼女は次第に見事な「運転」をするようになる。
クルマも人生も、である。

大学生になって、いつまでも執心し続ける叔父さんにきっぱりと別れを告げる彼女。
叔父さんは酒浸りとなり、仕事も家族も失って、とうとう死んでしまう。

ラストは40歳を迎えた主人公が、さっそうとドライブしているところで、幕。



クルマの運転をするようになって、一番考えたのが、
「これからは、人生もクルマの運転的に生きていきたいな~」
ということだった。

そう。女性というのは、とかく他律的に生きがちなものだからね。
男とか、世間の目とか、古い常識とかに縛られて。
そうじゃなくって、もっと自分でルートを選んで、自分でリスクを取って、自分で決断して、進んでいけるようになれたらカッコいいなあと思ったのだ。

今日のお芝居観てて、改めてそのことを考えた。
たぶん免許取ってない2年前だったら、今日の半分ぐらいしか面白さを感じられなかったに違いない。

まさに、このタイミングで出会えてよかったなと思う舞台だったな。

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2009年3月21日 (土)

逆裁まみれの日々

「逆転裁判3」全5話を終了した。
夜中の12時前。ギリギリ○○歳の間に終えることができました。

ひとことでいうと・・・「3」をやらずして、今まで逆裁語りしちゃってスミマセンって感じです。

とくにラストの「華麗なる逆転」は、「1」「2」を踏まえたその完成度の高さに圧倒されるばかり。
DSの小さな画面を前にして、はじめて涙しましたたらーっ(汗)
ホントだよ!


と、同時に、DSの小さな画面を前にしてマジ恐怖に震えたシーンもげっそり
もう~~~ゆうべの夢に出てこなくてよかったよ。


人間が持つ、天使の顔と悪魔の顔。
愛と憎しみ。ユーモアと恐怖。
両極端の触れ幅が大きいから、ハマるんだなぁ・・・。


そして。
ゲームという媒体を通じて、かくも病みつきになる物語が紡ぎだされているという事実に対して激しく衝撃を受けております。
今さらですが。

なんだかねぇ~
「本なんか書いてる場合じゃねーー」
と、思わないでもないというあせあせ

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2009年3月20日 (金)

妄想:ヅカ版「逆転裁判2」

宝塚歌劇団のサイトに掲載されている「逆転裁判2」(本年8~9月上演予定)のお知らせによると、

ある日、彼のもとを若い娘が訪ねてくる。ある事件の容疑をかけられた母親を弁護して欲しいという依頼だった。カリフォルニアを舞台に、フェニックス・ライトの新たな逆転劇が始まる・・・・・・。



とある。

ところが、ゲーム版「逆転裁判2・3」をやってみた限りでは、当てはまりそうなエピソードがない。いったいどのように脚色されるんだろう? 

急速に気になる今日このごろあせあせ(飛び散る汗)


「3」までやって改めて思うのだが、ナルホド君の心の恋人はやっぱり「あやめちゃん」ですよ揺れるハート
願わくば、宝塚版でも、「天使と悪魔」の双子、葉桜院あやめ&美柳ちなみと、ナルホド君のエピソードをやって欲しい! ナルホド君に、ちぃちゃん(実はあやめ)手編みのピンクのセーター着せて欲しい!!
(レオナを登場させてしまった今となっては難しいとは思うのだが・・・)


そして、ワタシ的妄想キャスティングは・・・

葉桜院あやめ&美柳ちなみ(2役):野々すみ花
(イメージぴったり! 天使と悪魔の演じ分けも彼女なら上手そう)


ゴドー検事:轟悠
(男の中の男! マスクをつけても顎のラインだけで十分カッコいいはず)


です!!(あくまで個人的希望)

もちろんナルホド君は蘭とむ君以外考えられない! 「3」までやって、彼のほろ苦い過去が明らかになるにつれ、ますますそう確信。


・・・で、ストーリーはともかくとして、フィナーレで、

「ナルホドくん&あやめちゃん」
「ゴドー検事&千尋さん」
「御剣検事&冥ちゃん」
「イトノコ刑事&マコクン」

の、4組のデュエットをやって欲しいわあ~~~
目がハートハート達(複数ハート)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いいトシして、
こんな妄想ばかりでスミマセンあせあせ

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2009年3月 8日 (日)

太王四神記のスケール

日曜日の夜は「天地人」「太王四神記」と、日韓の歴史ドラマを立て続けにみるのだが、そのたびに「韓国ってやっぱり大陸の国なんだなー」ということを思う。

だって出てくる国が契丹とか、後燕とか。
なんだか昔、世界史の教科書でみたことがあるよーな国名ばかり。
契丹人なんて、いかにも異国の人って感じのファッションで登場するし。

あとは、軍隊が馬ウマに乗って駆け抜けるのが、いつも広々とした平原だしね。
戦国時代の武将が駆け抜けるのがいつも狭い山道、広くてせいぜい関が原ってのとは大違い。


島国ニッポンでは、ああいうスケールのドラマは絶対できないんだろうなあ・・・。

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2009年3月 6日 (金)

冥さまの冥言

「逆転裁判2」ぼちぼち進行中。

「ゲームと日常生活のバランス」は何とか保たれていて、いまのところ廃人にはならずに済んでいるあせあせ

今やってるエピソードは第3話「逆転サーカス」。
非日常的な「サーカス」という空間での事件というのは、とってもミステリアスな香りがして好みだな~。

これタカラヅカでやってくれないかしら?
マックス・ギャラクティカ(本名山田耕平)とか、猛獣使いのミリカちゃんとか、ぴったりハマると思うんだけど。ピエロのトミーも脇役系でできる人いそうだし。

090219karumamei そして、「逆転裁判2」になって、いよいよ狩魔冥さまも活躍中。
13歳で検事になり、法廷の机を鞭でビシバシ・・・って、まったく意味不明だが・・・

「そんなことはどうでもよろしい」

↑冥さまのこのフレーズが最近のお気に入りです揺れるハート

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2009年2月28日 (土)

白洲正子が好きになれない

NHKドラマ「白洲次郎~カントリージェントルマンへの道」をみました。

んでもって、改めて「白洲正子ってヤな女!」感を新たにしてしまった。

なんかイキがってツッパってるけれど、結局は実家のお金の力。型どおりの理想の人生の枠を出ることのなかった優等生じゃん、と思ってしまう。

確か大塚ひかりさんが「いつから私は「対象外の女」 」って本のなかで、
「私は白洲正子より宇野千代のほうが好きだー」
みたいなことを書かれていたと思うのだが、私もその意見に賛成なのです。

三度も結婚し、奔放な男性遍歴を包み隠さなかった宇野千代のほうがよっぽど人として興味深い。さっすが故郷の大先輩!!

文章も断然宇野千代のほうが面白いしね。白洲正子の本もチャレンジしたんですけど、皆途中でやめてしまったもの。

だから、正直いって昨今の白洲夫妻ブームは疑問。
やっぱ、みんなセレブが憧れなのかなーって思っちゃう。


・・・とか文句をいいつつ、たぶん来週もみてしまうでしょう。
理事ファンとしては、とりあえず次郎さんは押さえておかないとね揺れるハート

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2009年2月18日 (水)

カルマ父娘

「逆転裁判」の予習はその後も順調に進行中手(チョキ)

とっとと5話まで終えて、あとはDSごと母にでも貸し出してしまおう。
そして私は、元通りの平穏な生活を取り戻そう・・・。


そう思ってましたよ。昨日まではね。



090219karumago さて、「逆転裁判」の第4話に、狩魔検事というキャラが登場する。
そのカンペキな生き様といい、ヅカも真っ青な衣装といい、「狩魔 豪(かるま ごう)」というネーミングといい、じつに魅力的なオッサンである。

私はこのオッサンが大好きなので、グーグルで画像検索してみた。
ところが、オッサンはちっとも出てこず、代わりにゾロゾロ出てきたのが・・・。


「狩魔 冥(かるま めい)」というオネエチャンだった。


090219karumamei 調べてみるとこの彼女、「逆転裁判」の続編に登場する「狩魔豪の娘」なのね。
鞭を持って法廷に立つりりしい姿といい、ツンデレっぽいところといい、これがまた、じつに私好みハート達(複数ハート)
さすがは、あの父にしてこの娘あり、である。

どうやら彼女、かなりの人気キャラらしく、コスプレ画像もいっぱい引っかかった(ちょっと私もやってみたいかも)。

うーん、やはり狩魔冥チャンの活躍ぶりもみてみたいっexclamation ×2
ふと、そういう気分になってしまった。



ううう・・・たらーっ(汗)
やっぱ、逆転裁判の続編もやることにしよう。
というわけで前言撤回(あっさり)


「計画どおりに~いかない~」・・・それが人生なのだったるんるん

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2009年2月17日 (火)

タカダヅカ狂奏曲

<STORY>

彼女との結婚をきっかけに役者の夢を諦めた男。しかし、駄目もとで受けた女だけの歌劇団『高田塚』に合格してしまう。しかも結婚式当日に 舞台の本番が重なってしまい…。夢を諦めきれない花婿と幸せを掴みたい花嫁の甘く切ないノンストップどたばたコメディー。



劇団TipTapのサイトより引用。

早大ミュージカル研究会OBを中心に結成されたという劇団の小劇場公演。
タイトルにつられて、思わず観に行ってしまったんだけど、うーん・・・冷や汗

それに・・・べつにタカラヅカである必要はなかったような。

タカラヅカのパロディは「花組芝居」さんなんかでよくやってるけど、「花組芝居」観たときのような大笑いは残念ながらできなかった。
客席もタカラヅカのファンの人は少なそうだったし(だって笑うべきとこで笑わないんだもの)。

何故なんだ?
やっぱり、「愛揺れるハート」が足りないんじゃないだろうか・・・たらーっ(汗)
なんかネガティブな感想でスミマセン。


そんななか音楽だけが抜群に良くて驚いたるんるん
(もっと歌唱力がある人が歌ってくれたら・・・と。またしてもネガティブで本当にスミマセン)

作曲は榎本三和子さんという人。2007年に東京音大を卒業したばっかりのまだ若い作曲家さん。この人作曲のミュージカルはもっと観てみたい気がした。名前、気に留めておこう。

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2009年1月24日 (土)

私はのぞみ派

ここのところの「だんだん」の展開、心底ムカつくぞダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)

何ゆえここまでムカつくかというと、それは、めぐみだ!!
自分の幸せのために、人(それも一番身近な人たち、のぞみだけじゃない、石橋や親もだ)の人生を無茶苦茶に踏みにじっておいて、しかもそのことに対してあまりに鈍感すぎる。
それで何が介護福祉だよ! アンタにそんな資格はないよ!と思う。

でも、考えてみれば、「他人の不幸を踏み台にしてでも自分の幸せを取るかどうか」という究極の選択を迫られるシーンって、小さなことから大きなことまで、人生案外多いのかも。
そういうとき、あっさりと鈍感に「自分の幸せ」を選べる人が、いわゆる「勝ち組」になれちゃうのが世の中というものかもしれない。
おそらくこのドラマでも、めぐみは石橋あたりと「小さな幸せ」ってやつを手にすることだろう(予測ですが)。
そのことにふと気がつくと、ますますむなしく、胸クソ悪い。

もしかして、このドラマって世の中のそーいう不条理を描いてるの?
だとしたらすごいけど。

でも私は貧乏クジでもいい。そんな鈍感な人間にはなりたくないよ。
「他人を泣かすより他人に泣かされる人間であれ」
それが、先祖代々の教えですから。

そしてのぞみよ!
めぐみを許し、それを乗り越えてビッグになっておくれ。
もうそれしか、このドラマの救いはないような気がするから。

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2009年1月15日 (木)

時代のなかの小さなひとり

夕べ日テレでやってた「日本史サスペンス劇場特別版 東大落城」、ご覧になった人いますか?
私は2時間釘付けだった。すごい衝撃だった。

なにしろ、かつて2年間あの「戦場」だった場所に通ってたわけだから(昨日のテレビだと、たしか機動隊が催涙弾を発射していた法文一号館ってとこ)。
私が通っていた2年間は、まだ安田講堂は「閉鎖」されたままだった。あの場所でかつて起こったのは、ああいうことだったわけか! それを映像という形で見せ付けられ、なんだか胸がいっぱいになってしまったたらーっ(汗)

しかし、同時に空恐ろしく感じたのは、2年間毎日毎日、安田講堂を目の当たりにしていたくせに、
「かつてあそこで何があったのか?」
「閉鎖されてるあの建物のなかが今はいったいどうなっているのか?」
といったことに、私自身はみじんも興味を持ったことがなかったということだ。
今にして思えば、一度ぐらいこっそり探検してみておけばよかったよ。

だけどあのころの安田講堂は、とくに禁じられたわけでもないのに、なぜか決して近寄ってはいけないような場所だったのだ。
ていうか、「学生運動」とか「政治」とか「思想」とかいったことすべてひっくるめて「なにやら恐ろしいこと」という強烈な刷り込みがあったような気がする。
私の父などは、愛娘(?)を東京に出すにあたって、「悪い男にひっかかること」より「悪い政治運動にひっかかること」を100倍恐れていたフシがあるもの。

あの時代に大学生だった団塊の世代は、「学生運動」と必ず向き合わなければならなかったのだと思うけど、私の大学時代は、そういったものに無理やり蓋をした時代だったんだろう。その意味で、東大落城から16年後のあのころは、まだあの事件の傷跡が癒えてなかった時代なのだ。
今、その傷跡も少しずつ癒え、風化し、「日本史」の一幕としてようやく客観視できるようになったから、あのような番組が成立するんだろう。なにしろ昨日の番組も「日本史サスペンス劇場」だったしね。

私には、政治とか社会に対する興味関心があまりにも低すぎることに対する後ろめたさがずっとある。
これは主には私個人の志向や能力の問題なのだろうけど、「10代、20代をああいう時代に生きてしまった」ということも確実にあるような気がしている。結局、私もまた時代の大きなうねりに流されて生きている小さなひとりに過ぎないんだよね、という空しさとともに。

もし私があの学生運動の時代に大学生活を送ったら、いったいどういう道を選択していたのだろう、ということを時々考える。
やっぱり炊事係になって、おにぎりおにぎりとかつくったりしたのかな。

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2009年1月 7日 (水)

今年の大河は目の保養♪

今更ながらビデオ(←古!)録画しておいた大河ドラマ「天地人」をみた。
あんまり期待してなかったんだけど、男優陣がことごとく目の保養なのが良い!!

直江兼続の妻夫木聡もまあよいのだが、石田三成の小栗旬にまずキュン目がハート
私はおおむね「石田光成役をやる俳優さん」が好きなことが多い。たぶん「知的で繊細で悲劇の似合う男」がキャスティングされるからでしょう。あー早く登場しないかな、石田光成。

目の保養じゃないけど、秀吉役が笹野高史なのもうれしい。
藤吉郎時代は相当苦しかったけどねあせあせ(飛び散る汗)
兼続パパ役の高島政伸も案外良かったなあ。さすがルキーニの弟だ!

与六(兼続の子ども時代)をやってる子が超可愛かったけど、じつは喜平次(上杉景勝の子ども時代)をやってる子も美少年で目の保養でしたウインク


そしてそして・・・
極めつけは上杉謙信の阿部寛でしょうハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)

もうもうもうっ目がハート目がハート目がハート
美少年喜平次を馬に乗せて駆けていく場面とか。
たったひとりで柵を打ち壊して直江家に乗り込んでいく場面とか。
萌え萌えでした〜〜っ目がハート

「毘沙門天の身を捧げているので独身」っていうストイックさもいい!
そのくせ、姉の仙桃院(高島礼子)との間にただよう、ただならぬ関係(姉弟を超えてるだろ)もいい!!
謙信が死んじゃったら阿部ちゃんもみられなくなるのかと思うと、今から残念でなりません。
(あーでもそのころには小栗光成が登場するから、いいのか)

やっぱり私が萌える「いい男」のキーワードは「ストイック」だな。
阿部寛しかり、轟悠しかり。

去年の篤姫があまりに健全すぎたので、今年の大河は人間のダークサイドな部分もきっちり描いて欲しいものです。
それでこそ、「愛」の兜も光り輝くというものでしょう。

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2008年12月 9日 (火)

沈まぬ太陽

山崎豊子「沈まぬ太陽」がついに映画化されるらしい。

http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/news/p-et-tp1-20081209-438268.html

映画の世界にはうとい私だが、これは是非みたい!!!

日本航空をモデルとして、大企業の暗部と政財界との癒着、そして墜落事故を描いた長編。
数年前に読んで、面白くてやめられず、寝られなくて困った小説だ。

主人公の恩地元は正義感に燃えるがゆえに、経営陣から疎まれ、左遷人事でアフリカを転々とさせられ、史上最大の墜落事故の事後処理にあたり、ラストは企業の再建に向けて奔走する。

モデル企業がモデル企業だけに、そして、撮影も大掛かりなだけに、これまで何度も話がありながら、なかなか実現しなかったとのことだ。
今回はJALも潔く、邪魔をしないで欲しいもんです。

主演は渡辺謙さん。
アフリカロケが大変そうだけど、体に気をつけてがんばって!

そして、ダーティーヒーロー行天四郎は誰がやるんだろう???
(正直いって、リッパすぎる主人公より、男として人として彼のほうが興味あるかもしれない私・・・)

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2008年12月 3日 (水)

紅葉コレクション(その2)



紅葉コレクション(その2)
京都、永観堂の紅葉。

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2008年12月 2日 (火)

紅葉コレクション(その1)

紅葉コレクション(その1)
箕面の紅葉。

こういう繊細な自然の移ろいを目の当たりにすると、同時多発テロとか、やる気が失せるんじゃーないかしら??と、いつも思ってしまいます。

日本に生まれてよかった〜(*^_^*)

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2008年11月29日 (土)

跳んだ!真央ちゃん

夕食時にテレビつけたら、フィギュア女子のNHK杯をやってて、ちょうど浅田真央の番の直前だった!

真央ちゃん、すべてのジャンプをキレイに決めて、ぶっちぎりの1位富士山

さらに、
「国際大会で女子がトリプルアクセルを2回決める」
という史上初の偉業が成し遂げられた・・・かのようだったけど、残念ながらこれは審判のジャッジで認められなかったみたい。
(どちらかのジャンプが「トリプルアクセル」とみなされなかったらしい)

で、「トリプルアクセル」っていったい何? と思ってさっそくググってみたら、こんなサイトとかあったんだけど、読んでもさっぱりわからず・・・というか、難しそうで熟読する気になれず、要するに「トリプルアクセル=最も難しいジャンプ」ということらしいです。
女子では飛べる人自体がなかなかいないらしい。

すべてのジャンプの種類を瞬時に見分けられるNHKのアナウンサーってすごい~、これはひとつの専門職だと思います。

いや~それにしても、真央ちゃんって小顔だし足長いし、ほんとスタイルいいな目がハート

フィギュアスケートって西洋の美の基準で判定される世界。
一昔前だと、日本の選手はリングに登場した瞬間から負けてますバッド(下向き矢印)って感じがすごく悔しかった。
今日は全世界に向けて、「どうだ、これなら文句ないだろ~手(チョキ)」っていいたくなりました。

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2008年11月27日 (木)

NHK朝ドラ・上方と江戸の違い?

引き続き「だんだん」話ですんまへん。

昨日は「石橋最低!」とぷんぷん怒ってた私ですが、
「裏返せば、よほど石橋がお気に入りなんですね」
という、あまりに鋭いご指摘をいただいたおかげで、目からウロコ。今朝から心を入れ替えて石橋ウォッチャーと化すことにしましたです、ハイ。

それで気がついたのだが、あの石橋くん、文楽でよく登場する典型的な色男の系譜なのだ。そう、「源太」っていう二枚目かしらが使われる役ね。
彼らにとって二股は基本だし、しかも、頭ではダメとわかっていてもカラダが自然にそう行動してしまう、生まれついてのモテDNAのなせる技ってところがポイントだ。

そんな石橋くん、今日もまたやってくれましたね~ウッシッシ
舞妓ののぞみ(夢花)を、わざわざ別の店に呼び出した石橋くん。

石橋「君に、会いたかったんだ」
のぞみ「だったら、花むら(=のぞみが所属する店)に来てくれはったらいいのに」
石橋「だって、花むらには、めぐみちゃんがいるだろ?」
のぞみの心・・・きゅんハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)

・・・もうもうっ、コノヤロ石橋パンチ!!


それで思い出したのだが、今年の上半期の「瞳」はNHK東京が制作だが、出てくる男性陣が皆ことごとくリッパでした!

勝太郎さんは里子を3人も育ててるし、ダンサーのKENは芝居は下手でも言うことは常に含蓄があった。瞳の父ちゃんも改心しちゃったし、唯一、ダメ男代表みたいだった勇蔵さんですら、最後にゃかつおぶし問屋の若社長におさまってしまった。
もちろん、二股男なんて決して許されず、唯一の二股男カツマタは築地の人々によってボコボコにされた。

いわばこれ、正義感に燃え、弱きに優しく、女は揚巻一筋の「助六」なんだよね。

それに比べると「だんだん」男性陣の情けないこと!
「二股男子たち」の忠父ちゃん&石橋くんを筆頭に、本日手切れ金の分厚い封筒を前に花鶴さんと別れを即決した西沢さんに至るまで、「リッパな」人がいない。
そんな男たちに振り回され涙しつつも、強く生きている女たち。

これまさに、「アホな男と賢い女」、文楽ワールドじゃん!
さすが、大阪制作のことだけはある??

(むろん私は「だんだん」派だ。やっぱ男は情けなくないと~、リッパな男の人は面白くないっすあせあせ


そう考えると、もしかしてNHKの朝ドラも上方風と江戸前では作風が違うんだろうか?

・・・といっても、私のなかのサンプルは、「だんだん」と「瞳」そして、「てるてる家族」しかないので、確かなことはいえないのだけど。

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2008年11月26日 (水)

石橋最低!!!

今朝の朝ドラ「だんだん」、まじムカついた!!

めぐみとのぞみは双子の姉妹。
めぐみ(フツーの女子大生)は石橋くんが好きハート
のぞみ(祇園の舞妓)も石橋くんが好きハート
でも、石橋くん(音楽プロデューサー)は、どうやらめぐみが好きハート

・・・これが、基本的な人間模様。

つまり、石橋くんというのは双子の両方から想われるという男冥利につきる役であり、誰が見ても「あの石橋くんならわかるわ~」と納得できるくらいステキな男じゃなきゃいかんのだ。

その石橋くんが、若気の至りで祇園の怒りを買い、ビジネス上の大ピンチにたたされた。
最後の手段、ということで舞妓ののぞみを頼り、石橋は危機を脱する。

ところが~~
問題解決後、最初に電話をしたのは「めぐみ」だったのだ!
それで、「のぞみちゃんによろしく伝えてね」だって!!!

もう最低な奴ダッシュ(走り出す様)
男として、だけじゃなくてビジネスパーソンとしても最低だ。
のぞみの恋心をビジネスに利用したことは百歩譲って許すにしてもですよ。
せめて大恩人である、のぞみに最初に電話して直接お礼をいうのが筋じゃないか。

そして、のぞみの気持ちを慮ることなく、ルンルン♪としているめぐみも、かなり最低な女だ。


これほど視聴者の共感を得られないドラマをつくっていていいのか!≫NHK
だから、朝ドラはダメなんだよって思った。

さあ、みんなでNHKに文句をいおう!・・・って、もともと視聴者が少ないから抗議行動にも迫力が出ませんけどね(笑)

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2008年11月23日 (日)

黒髪のエミリオ

昨日に続き「情熱のパソドブレ」話。

今回の東京公演での私のツボは何といっても「エミリオの黒髪揺れるハート」。
エミリオ君、じつは大阪公演と髪型をガラリと変えて登場したのだ。

大阪公演のときは茶髪のストレート、長さは肩にかかるかかからないかぐらいだった(こんな感じ)。
まあ、これはこれでカッコいいんだけど、どちらかというとドイツの男子校の寮にいそうな真面目な学生って感じ?

それが今回は長髪の黒髪、しかもウェーブがかかってる。
この一部を前にたらし、後ろでひとつにしばった形だった。

まさに太陽の国スペインの男、ちょっとラファエルになって抱きしめられてみたーい目がハートみたいな情熱的で精悍な雰囲気ムンムンに変貌していたのだった。

聞けば椿さんご本人も、この大変身には密かにこだわってらしたようで、椿さんのブログでも触れられている。

さらにさらに考えてみると、今回のこの髪型、じつはタカラヅカの男役さんには絶対にできない髪型なのだということに気付いた。

タカラヅカの男役さんはショートカットにしているから、ロン毛にしたいときは鬘を使うしかない。地毛でロン毛というのはできない。
今やアラフォーの輝く星となられた真矢みきさんが花組のトップスターだったころ、サヨナラ公演で少しばかりロン毛だったのが話題になったくらいのもんである。

だから、今回のエミリオ君の髪型ってのは、観ようと思ってもなかなか観られない髪型なのだ。そこがますますファンのツボをくすぐるのではないか!

・・・ということに気付いたとき、当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないけれど、その役者魂に感じ入ってしまったのでありました。


さて、このBL歌劇シリーズの第二弾ももう決まっていて、タイトルは「月光のカンタータ」。来年4月に大阪そごう劇場だそうである。
主演はもちろん椿火呂花さん、このほか立ともみさん、真丘奈央さんの出演も決まっているとのこと。

真丘さんは在団中は男役さんでしたが、私の印象はなんといっても「風共」のいい女、ベル・ワットリング。その真丘さんが今度は「シモーヌ」という役をやるらしい。
女に戻って(?)さらに素晴らしい歌声を聴かせてくれるであろうと今からとっても楽しみ!

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2008年11月22日 (土)

椿火呂花の復活!

実行委員という肩書きで、ささやかながらご協力をしてきた公演「情熱のパソドブレ」(11月20、21日 下北沢タウンホール)。
いろいろと思うところはあったのだけど、特筆すべきはなんといっても、

「ゆうかちゃん、カッコいい目がハート

でありましょう。
「ゆうかちゃん」とはエミリオ役を演じた椿火呂花さんの愛称だ。

正直いって私は、元タカラジェンヌが退団してから外の舞台で「男役」を演じるのがあまり好きではない。
「やっぱり宝塚時代のほうが輝いていたよな」とむなしさを覚えてしまうのが常だからだ。

それはやはり、多くの男役さんがタカラヅカでその魅力を発揮し尽くし、「もう思い残すことはない」という時点で退団していくからだろう。そして、男役という特異な存在を最も素敵に見せる場として、タカラヅカの舞台以上の場はない、ということもあると思う。

ところが、椿さんは違った。
まあ半分、関係者側に片足突っ込んだ身としてのヒイキ目もあるのかもしれないけれど、素直に惚れ惚れできちゃったのである。

思えば椿さんという人、在団中は明日のトップスター候補のひとりだった。
2001年10月に星組から宙組に組替えになった後、11月に「カステル・ミラージュ」新人公演で初主演、翌02年4月には「エイジ・オブ・イノセンス」でも初主演。

ちなみに私個人が印象に残ってるのは、何といっても「イーハトーヴ夢」のカンパネルラ~♪である(そしたら今回ジョバンニ夢輝のあさんが観に来ていたのでびっくりした)

椿さんは、現花組トップの真飛聖や宙組トップの大和悠河と同期である。今劇団にのこっていれば彼女たちと並んで・・・という可能性だって十分ありえたのだ。

それが2003年年明け、突然の退団発表。「えええっ、これからなのに???」と、誰もが思ったのだった。

※当時のことがわかるネット記事をいくつかみつけたのでリンクしときます。

◆バウ公演「イーハトーヴ夢」(2001年)
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/010617/takarazuka.html

◆新人公演「カステル・ミラージュ」(2001年)
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/011209/takarazuka.html

◆バウ初主演「エイジ・オブ・イノセンス」(2002年)
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/takarazuka/backnumber/020505/takarazuka.html
http://www.sankei.co.jp/enak/sumirestylevintage/takara/0429tubaki.html

◆退団公演「傭兵ピエール」(2003年)
http://www.with-takarazuka.com/back/2003_3/fairy/fairy1.html


退団後はリラクゼーション・サロンでの癒し系の仕事やボランティア活動などをされていたようだけど、舞台はずっとやっていなかった。それが5年ぶりの男役復帰である。

なんというか・・・ヘンなたとえなんだけど、生きのいい魚を冷凍保存し、5年後に解凍したら、鮮度はそのままですっごく美味しかったでーす魚みたいな感じを受けたのだ。

また、今回の吉峯BLワールドが、タカラヅカの男役に最も適していながらタカラヅカでは決して実現しない世界であった、つまり、タカラヅカと似て非なる世界であったということも大きいと思う。

椿さんのファンの方は、どんなにかうれしかったことだろうと、その想いを察すると胸がいっぱいになってしまう。


(やたら長くなりそうなので、続きはまた明日・・・)

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2008年11月20日 (木)

インフルエンザの温床

突然ですが、インフルエンザの温床は、ずばり「劇場」であると思う。
とくに東京宝塚劇場あたりはアブナイ。

その根拠はこのデータにある。

◆38度の熱。観劇は・・

観にいく! 204票
あきらめる 148票
その他 50票

(「おけぴdeQ」より)



なななんと、恐ろしいことに、「そのほか」を含めても約半数の人が「38度ぐらいの熱などものともせず劇場に向かってしまう」のである。
恐るべし舞台ファン!
もしこれが「38度の熱。仕事は・・」という質問だったとしても、こんな結果にはならないのではないかしら?

つまり、冬の劇場にはインフルエンザ保菌者があちこちに紛れている可能性大なのだ。もし、隣に座った人がそうだったらサイアクである。およそ3時間近くも菌とともに過ごさないといけない。


さらに、キケンは客席だけではない。舞台上にもある。
役者たるもの、38度ぐらいの熱では絶対に休演などしないものである。
つまり・・・タカラヅカでいうなら、銀橋で華やかに歌い踊るスター様からインフルエンザ菌がどんどん発せられるということだって十分ありえるのだ。

そう考えると冬の劇場ってほんと怖いげっそり
なんか、書いてるだけで気持ち悪くなってきた~あせあせ(飛び散る汗)

それでも劇場に行くのはやめられない。
とくに1月はっ!!「夢の浮橋」があるし揺れるハート

そんなわけで、インフルエンザの予防注射をしに行こうと思う。
明日こそはぁぁ・・・・郵便局

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2008年11月19日 (水)

我がアイロンに晴れ舞台

昨日の朝、「だんだん」を見ながら朝ゴハンを済ませ一息ついていたら、いきなりケータイが鳴った。
「情熱のパソドブレ」プロデューサーの野住さんからだった。

「朝早くから申し訳ないんだけど・・・アイロン持ってきてーー!!」

ええっアイロン? なんでまた??
聞けば、衣装部さんが使うアイロンを持ってくるのを忘れたんだと。


ははは~~、そういうことって、あるよねあせあせ


さっそくアイロン、霧吹きなどなど一式まとめて袋に入れ、焼け焦げのついたアイロン台はそのまま小脇に抱えて電車に乗り、北沢タウンホールに馳せ参じる。
楽屋に入ると可愛らしい衣装部さんが待ちかねていた。

それにしても、ここ数年、いや10年ぐらい(?)アイロンが必要な服をできるだけ着ないようにしている無精者なので、ほとんど使ってないアイロンである。
突然、火を吹いたりしまいかと心配だったけど、今のところ何もいわれてないから大丈夫だったのでしょう。いやはや、我が家のアイロンにしてみれば、突如として活躍の晴れ舞台がめぐってきて良かった。


楽屋で、主演の椿火呂花さんをちらっとお見かけした。
すごーい自然体、思った以上ごく普通の女の子って感じの方。そして、驚くほど華奢で小顔!! 私は普段、人様が小顔かどうかにあまり関心がないのだけど、昨日ばかりは小顔にびっくりでしたよ。
そんな椿さんが、あの男前なエミリオ君にいかに変貌するのか、興味しんしんです。

そして今日はいよいよ初日(でも明日はあっという間に千穐楽)。いい天気でよかった~晴れ
開演前後に劇場に行ってお手伝いしてきます。
(ホスピタリティはないけど、バタバタ状態のなかでは案外使えるんです、私手(チョキ)


なんにせよ、初めての挑戦ってのはすごく意味があること。
公演の成功を心よりお祈りします!

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2008年11月 6日 (木)

萌えるBL魂♪(「情熱のパソドブレ」リポート)

先日こちらでもご案内をしたミュージカル「情熱のパソドブレ」なんですけど、プロデューサーの野住さんから、わくわくするよーな稽古場リポートが届きましたんで転載します。
(ただし太字は中本編集)

萌えるBL魂! 
椿さんファンだった方、これはもう見逃せませんナ。
私もがぜん楽しみになってきました!!

ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)

椿火呂花と立ともみが、すばらしいことになってます。
立さんは「神」です。椿火呂花さんは「スペイン人でも色の浅黒い、縮れた黒髪のロンゲを束ねたフラメンコダンサーの、精悍な天使」です。
私たちに「神」と「天使」が舞い降りました。

あー・・・。震えます。

吉峯さんの改訂版は「BL」度が濃厚になってますが、ユウカちゃんはそれを嬉々として、こってりと演じて深く、なってます。
稽古初日からほぼ完璧で、新曲「愛している」は歌詞も曲も歌唱も絶品。
あ~、この人、BLが少しも嫌じゃないどころか、よぉく理解してらっしゃるのね と思いました。

観てほしい、聞いてほしい、心底、思います。
稽古場では、BL魂が燃えています。

新しいキスシーンでは、ラファエルの方からエミリオにくちづけるのですが、どうすれば絵になるのか、新米演出家は立さんに助けを求めました。
立さんは、真顔で「こればっかりはね、私、やったことないから」

とにかく、稽古場を椿火呂花が背中で引っ張っています。
ここまで化けてくれるとは、予想しなかっただけに、震えるくらいに嬉しいです。

何が言いたいかというとっすね、楽しみにしていて!!!!!!!
大阪公演の100倍、いいから。
誰を誘って下さっても、大丈夫。

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2008年10月23日 (木)

ミュージカル「情熱のパソドブレ」ご案内

私が個人的にお世話になっているお二人、吉峯暁子さん脚本・作詞・監修、野住智恵子さんプロデュースの舞台のご案内をさせていただきます。

宝塚卒業後、美しさにますます磨きがかかったという噂の、あの椿火呂花さんが5年ぶりに舞台に復帰。立ともみさんも脇役でシブく登場しますから、宝塚ファンは必見です!
(青年館「銀ちゃん」行く人、会場にチラシが置いてあるので要チェックです)

チケットのお申込みは、公演ホームページをご覧のうえ、メールまたはお電話にてどうぞ。

東京でこのような舞台を実現するって、ほんとスゴイことだと思うんですよね~。皆さま応援よろしくお願いします!

以下、公演案内。

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ミュージカル「情熱のパソドブレ」

主演は、元宝塚の椿火呂花と、元OSKの寿依千。
脚本は、なんと「マツケンサンバⅡ」の吉峯暁子。
作曲は、「スカーレット・ピンパーネル」でも活躍の鞍富真一。


◆日時
11月19日(水) 午後3時/午後7時
20日(木) 午前11時/午後3時

◆場所 下北沢・北沢タウンホール

◆料金 全席6000円

☆ストーリー☆
ラファエル(寿依千)とエミリオ(椿火呂花)は同じ孤児院で育った。二人は仲がよく、ラファエルはエミリオを兄のように慕っていた。二人とも闘牛士になる夢を抱いていたが、孤児の身では闘牛学校へ通うことはきかなうはずもなかった。

しかし、エミリオ15歳、ラファエル12歳のときに、転機が訪れる。町の篤志家の計らいで闘牛学校でレッスンを受ける機会を得た際、見学に来ていたフラメンコ・ダンサーのホセがエミリオにダンサーの才能を見出した。妻を亡くし、子供のいないホセはエミリオを養子にと望んだ。エミリオはラファエルと離れ離れになるのが辛く、養子に行くことを拒んだが、孤児院の院長は許さなかった。

エミリオはある条件と引き換えに養子に行くことを承諾する。実の兄と弟以上に強い絆で結ばれていた少年たちの心は引き裂かれた・・・・。



※お友だちもお誘いあわせのうえ、いらっしゃってください。
よろしくお願いいたします!

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2008年10月21日 (火)

だんだん談

今週に入って、朝ドラ「だんだん」をみては朝から涙、涙の毎日たらーっ(汗)
親の事情で生き別れになってた双子(まなかな)が再会するという、まだ第二週目なのに早くも山場を迎えていいのか?という展開だ。

双子の片方は母とともに祇園で舞妓の修行中。非日常の世界に生きる人だ。

もう片方は松江の素朴な高校生。しじみ漁師の父(これがカッコいい吉田栄作)、しじみカレーの得意な母、祖父母といった絵に描いたような理想の家族に囲まれて暮らしている。こちらもまた、ありがちなようでいて、今の日本にはあまり生息してないタイプかもしれない。

まったく違う2つの環境、しかも、視聴者からみると物珍しい環境に育った二人が出会い、入れ替わったりするから面白いんだよね。
これが「杉並区の会社員の娘」と「豊島区の公務員の娘」だったらあまりドラマになんないと思う。


涙しながらいうのもナンだけど、このドラマ、「家族の愛の絆は絶対」という大前提のもとにつくられてるところにちょっとだけ違和感がある。

まぁ朝ドラだから、このくらいの健全さでちょうどいいのかもしれないけど。
(朝からドロドロした話だと、たまらないだろうし)

現実には、素直に親を愛せない子ども(あるいはその逆)なんてたくさんいるだろう。あるいは、愛しすぎて子どもを不幸にしてしまう親も。
家族がつくれたくてもつくれない人、子どもが欲しくても授からない人だっている。

そういう人たちのなかには、あの健全さを素直に受け入れられない人だっているはずだ。あるいは、朝のクソ忙しい時間帯に健全ワールドに浸って涙できるほど余裕がある人が減っているのか?

滑り出しの視聴率の悪さ(歴代ワースト3位の16.8%だそう)も、じつはそのあたりにも原因があるのかも、と思う。


愛読している玄さんのメルマガに、こんな一節があった(メルマガvol28より引用)。


「家族に幸せを求めるな」

どこぞの映画では、家族の絆が
一番なんて言っとるし、
テレビでは評論家が、家族を持つことが
幸せに必要不可欠なんて、言っとるわ。

アホやで。
今の日本を見てみ。
どこを見回しても、家族に恵まれて
幸せに生きている人間ばかりやないで。

独居老人もおれば、
シングルマザーもおる。
一見幸せそうに見えて
問題を抱えている家族なんていっぱいある。
そんな人間に、家族の大切さを説くなんて
酷なことやで。

俺だったらな、
独居老人には、独居老人の、
シングルマザーにはシングルマザーの
幸せについて、具体的にとことん教えたるわ。
そのほうがどれだけ、
幸せで楽しい人生を暮らせるかわからん。

家族がおらんから、ダメだ、
仲良くないからダメだ、という思い込みが、
自分を不幸にする。
ひとりでいても幸せなやつはいっぱいおる
ということを忘れてはあかんのや。

家族に幸せにしてもらうんやない。
ひとりひとりが自分の幸せに責任を持つんやで。



私もまったくそう思う。
「だんだん」で泣ける私は能天気なシアワセ者。それも、たまたま適切なサジ加減で愛してくれる親のもとに生まれることができたから。そんな私が「ラッキー」なだけ。

幸せのカタチは多様であっていいはず。「家族の絆」だけを安易に絶対視するべきじゃないと思う。

(とかなんとかいいつつ、きっと明日の朝もまた涙してしまうんだろうけどあせあせ

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2008年10月 5日 (日)

能パワー炸裂の「THE DIVER」

昨日の映画「アキレスと亀」に続いて、今日は三茶のシアタートラムで野田秀樹の現代能楽集「THE DIVER」を観る。
いつも日比谷あたりでチャラチャラしている私にしては珍しくヘビーな週末になってしまいました~~あせあせ(飛び散る汗)

なんとこの作品、英語劇!!(もちろん字幕付き)
役者もイギリス人3人+野田秀樹(野田秀樹も英語しゃべってた)。でも舞台上手には能の笛と囃し方が控えている。今年の6月にロンドンのソーホーシアターで先に上演された作品だそうな。

主人公はごくフツーのOL、だが彼女は不倫相手の男性の子ども二人を放火で殺した容疑者だ。
精神科医(これが野田秀樹)による取調べの最中に「源氏物語」や能の「海人」という作品がモチーフとして出てくる。容疑者の女性に突然、夕顔や六条御息所が乗り移って、殺人に至る過程を告白していくのだ。ここで、能の手法が効果的に使われる。

精神科医の努力の甲斐なく、「大衆は正義を求めている!」の叫びのもと彼女は断罪され、絞首刑にされる。

(話はそれるけど「大衆は正義を求めている!」これはここのところの野田作品のテーマだな。歌舞伎「研辰の討たれ」も「愛陀」もそうだった。)


愛憎と正義、そして死刑制度の問題、さまざまな側面からとらえることができる作品だけど、私が一番感じたのは圧倒的な能パワー。

正直、最初は「わけわかんない~」「楽しくないのは舞台じゃないっ」「イギリス人はこれでオリエンタリズムに酔ったのか?」などとツッコミを入れながら観ていたのだけど、後半からぐいぐいっと引き込まれ、終わったらグッタリ。
まさに「序・破・急」って感じ。

なんというか、体の奥深いところにぐっと迫ってくるパワーが、能の手法にはあるようなのだ。たぶんそれは、イギリス人の観客に対しても同じなんじゃないだろうか。

こういう伝統芸能を持つ日本ってやっぱりスゴイ国なんだ(・・・と急に愛国主義者になるのはお約束)。
能っていうと権力者側の芸能っていうイメージが強くて、文楽派(=庶民の味方)の私としてはどうも好きになれなかったんだけど、これは知らないとソンかもしれない。


勢いで1000円もする公演パンフレットを買ってしまった。
小さくて薄っぺらい冊子なのになんで1000円もするんだろ?と思ったら、なんと「全ページ袋綴じ」になってた!!!

袋綴じを破ったのも人生初体験。
残念ながら袋綴じの中身は健全な舞台写真だったけど、ビリビリするごとに現れる写真をみていると、もう一度舞台を観ているような感じがして、なかなか面白かった。

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2008年10月 4日 (土)

アートって?「アキレスと亀」

北野武の話題作「アキレスと亀」をみにいった。
舞台派な私、映画は滅多にみにいかないんだけど、この映画だけは何故か気になって。

「美しい夫婦愛の物語」みたいな紹介がよくされてるみたいだけど、それは単にこの映画を「食べやすく」するためのオブラートに過ぎない。
ひとことでいえば、「芸術に狂った男の寄行、愚行を徹底的に笑う話」だ、これは。

そして、その描き方に北野武の芸人魂が炸裂してた。
まあとにかく主人公の周囲で人が死ぬ、死ぬ、死ぬ! でも彼はまったく意に介さない。
それが、悲惨を超えてこっけいにしか見えないのだ。
私の隣の人なんで、あからさまに声出して笑いっぱなしだったし。

それは、かつてたけしがやってたバラエティ番組のようなノリ。
妻役を演じる樋口可奈子さんも、番組中でたけしに振り回されるゲストみたいな感じだった。

「笑い」や「感動」といったものは、人の世の愚かさや恐ろしさといったダークサイドと対になってはじめて成立する。
その振幅の大きさが、ドラマの「面白さ」だ。
北野武ってさすが笑いの天才、そのことをよーくわかってるんだろうなあと思った。



(以下ネタばれ)
とりわけ印象的だった結末シーンのこと。

妻にも逃げられ、絶望のどん底に立たされた真知寿(北野武の自演)は、掘っ立て小屋のなかにイーゼルを立て、小屋に火をかけ、炎のなかで絵を描きながら死のうとする。

ところが、それさえも失敗。
大やけどで全身包帯グルグル巻き、ミイラ男のような姿でとぼとぼ歩いていると、道ばたで焼け焦げたコーラの缶を拾った。

真知寿はフリーマーケットの一角に座り、そのコーラ缶に「20万円」という価格をつけて売ってみる。「あら? 意外といいじゃない?」なんてわかった風なことをいいながら通りすがるカップル。

と、そこに「それ、ください」という女性の声が。
それは、真知寿に愛想をつかして出て行ったはずの妻(樋口可奈子)だった。
「さあ、帰りましょう」
以前と変わらぬ妻の優しい声。ふたりは腕を取り合って帰っていくのだった。

そして、
「ようやく、アキレスは亀に追いついたのだった」
というメッセージが流れて、完。


世間でいわれるアート、芸術って「20万円のコーラの缶」みたいなものかも。これから印象派の画家か何かの展覧会に群れなす人の列をみるたびに、この焼け焦げたコーラの缶のことを思い出しいそうな気がする。
帰りに有楽町イトシアの「クリスピードーナツ」の前を通りかかったら、相変わらずスゴイ列!
今日もやっぱり並ぶ勇気と元気は出なかったのだった( ̄ロ ̄lll)

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