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カテゴリー「カンゲキの記録」の記事

2017年9月12日 (火)

風琴工房「アンネの日」

三鷹市芸術文化センターで観てきました。
風琴工房「アンネの日」。
タイトルから推測されるとおり「生理」にまつわる女性たちの物語なんだけど、これがとっても清々しい!

何となくタブーとされてるっぽいだけに知らないことだらけなんですね、と、まず気付かされ、はぁー勉強になったぁという満足感とともに、何だか元気になれる。いろいろ大変だけど(笑)でも、女性一人ひとりにこれにまつわるドラマがあり、それはかけがえのないものなんだなぁと思える、そんな舞台でした。

とある大手メーカーの開発部門や企画部門の女性たちが、社内の新規事業企画コンテスト(リクルートでいうところのNewRingですな)で女性の身体にやさしいノンケミカルのナプキン開発に挑むというお話。とにかく出てくる女性たちの仕事っぷりがこれまたカッコいい。働く女子的にも元気がもらえます。

カップルで観に行くのも良いかなと。それで観劇後に率直に感想を語り合えたら素敵だなと思います。


2017年8月29日 (火)

舞台版「キャプテン翼」

ひょんなご縁から観に行って来ました。
舞台版「キャプテン翼」
とはいえ最初はテンション低くて、おまけに客席は空席も目立っていて、つまらなかったら1幕で帰ろうかぐらいの気分だったけど、これが面白かった!!
正直空調効き過ぎだったけど、寒がりの私が寒さも忘れて観入ってしまった…。

何が良かったって、ダンスで表現するサッカーシーンの迫力! ストリートダンスとサッカーって親和性高い! 映像や照明、音響の総合力で見せるテニミュとも違って、純粋にダンスパフォーマンスで見せていくのも凄い!! 演出が蛯名健一(EBIKEN)さんという人だけど、そういえば私この人のパフォーマンスを観たことありました。

原作はまったく読んだことなかったけど、そんな私でも分かりやすく、かつ愛着の湧くキャラクター設定。後で調べたところによると原作の主要キャラ総出演で、原作ファンにも嬉しい作りだったみたいです。

終演後「あ〜勿体無いなぁ」と思いつつ、ツイッター検索してみたら、やはり「もっとたくさんの人に観て欲しい」という呟きも多数。

しかし…じゃあどうしたら集客できたんだろう?というのは、もちろん私にもわかるわけないです。情報を届けるべき層にリーチしきれていないのかも、とは感じましたが。スポーツを舞台で表現する面白さと同時にPRの重要性と難しさも感じた作品でした(>_<)

2017年8月23日 (水)

ままごと「わたしの星」

作・演出はオトナ、だけどキャストとスタッフはオーディションで選ばれた普通の高校生という舞台。
ままごと「わたしの星」。

これがいわゆる文化祭を見守っている家族のような気分になるかと思いきや、普通にひとつの舞台として楽しめるから不思議だ。先日の映画「隣人のゆくえ」の時にも感じたことなんだけれども。
これは何故なんだ?と考えてみる。

ひとつには、キャスト一人ひとりに合わせて当て書きされていることもあってか、キャスト本人の持ち味が役のキャラクターと重なって見えること。だから登場人物一人ひとりがリアルで等身大で、親近感が湧いてくる。
加えて、未完成がゆえの魅力ってのもやっぱりあるような気がする。台詞の言い方ひとつとってもやっぱり少しぎこちなかったりするのだけど、それ故の味わいというのがある。その意味で、この舞台は彼ら彼女らしか出来ないものなんだと思う。

あとは、素人と言いつつもみんな多才なんだよなぁ。キャストもスタッフも。楽器演奏も上手いし、ダンスが上手い子もいる。スタッフもみんなしっかり者だ。

高校生の演劇だとあなどるなかれ。観客の私が心動かされているのは間違いないわけで…こうした舞台をやっていくことの意味について考えさせられています。


2017年8月21日 (月)

桜の森の満開の下で、めでたい焼き

久々の歌舞伎座、観てきました!
野田版「桜の森の満開の下」

権力に生きるオオアマ(染五郎)、カネのために生きる俗物マナコ(猿弥・俗物に世の中の真実が一番見えるってことかもしれないですね)、そして創造するために生きる耳男(勘九郎)、三者三様の生き様から己の生き方を振り返らずにはいられない、私にとってはそんな作品です。

そしてやっぱり耳男と対峙する夜長姫(七之助)の一言一言がグッとくるのでした。彼女こそ耳男のミューズなんですよね、きっと。耳男の巨大な耳から聞こえてくるものって? 鬼の存在って? あらゆるところに散りばめられるメタファーと、満開の桜の木の下での幻想的なラスト。十何年か前に新国立劇場で観て深く心に刺さった作品でしたが、歌舞伎ならではのエンタメ性が加わって、より楽しみやすく後味も良い舞台になっていたように思います。

…で、話はいきなり大きく変わるんですが、歌舞伎座に行ったら「めでたい焼き」食べなきゃ!
と思って劇場に着くや三階の売り場にダッシュしたのに、開演前の分ははや売り切れ。しかも、幕間も30個しか売らないと。

しかしここで裏技! 5個入りであれば予約ができて幕間に引き取れるとのことなので迷わず1箱注文したのでした。幕間に連れの友人と一つずつ食べ、残りは我が家で冷凍予定。幸せ❤️
あああ、しょせん俗物ですみません〜〜(>_<)


2017年8月20日 (日)

チック@シアタートラム

仕事も一段落して、ただ純粋に気になる作品を観に劇場に足を運ぶ楽しみ❤️
濃密な舞台っていつもそうなのですが、2時間半があっという間のようでいて、でもとても長い時間だったように感じられました。

14歳のマイクとチックが盗んだ車でひと夏の旅に出る、とっても真面目でふざけた冒険物語。夢とロマンとどうしようもない現実、バカバカしさと切なさ、歴史の重みと今……とてもたくさんの要素がぎゅーっと詰まってる。「世の中はクソ」だけど、それでも希望を持って生きていきたい、最後はそういう気分になれる作品です。

マイク役の篠山輝信さんが特に素晴らしかったな。映像やカメラを使った斬新な演出も色々凝っていて楽しい!

夏休みということもあってか、客席には親子連れもちらほら。私の横にも4人家族がいて、小学生くらいの女の子が「ふふっ」ていう笑い声をしょっちゅうあげながら(しかもオトナと違うタイミングで)観ていたのが何とも微笑ましかったな。

「子どもにはちょっと難しかったわね〜」と言いながら帰って行くお母さんもいたけど、全然そんなことないと思うな。隣の隣に座ってた彼女は何を感じていたんだろう。きっと未来にまで残る素敵な演劇体験になるんだと思います。


2017年8月12日 (土)

映画「隣人のゆくえ」

とても素敵な映画を拝見させていただきました。

「隣人のゆくえ」、下関の梅光学院の学生さんと、42歳から映画制作を始めたというサラリーマンの監督さんが作ったというミュージカル映画です。

キャストはもちろん、楽曲や振付も全部学生さんたちの手作り。これがまた素晴らしく、ミュージカルの原点に立ち返らせてもらったようでした。

下関の空襲をテーマにしているお話なのですが、私はこの映画の持つ清らかで幻想的な世界に引き込まれてしまいました。素人の女子学生たちの取り組みだからこそ生み出せるものが、あの独特の美しい世界観を作りだしているような気がします。

初日だったので監督&メインキャストの皆さんの舞台挨拶もありました。それぞれ違う個性が面白くて、でもみんな可愛い!

皆さんそれそれがこれからどんな道を歩まれるのかが楽しみです。演劇関係に進む人もいるのかな? いずれにせよ、この経験は未来への糧になるのでしょうね。



2017年7月19日 (水)

ビリーエリオット!

プレビュー公演初日観てきました。
以前、映画館でミュージカルライブを観た時の感動を長らく忘れていましたが思い出したよー! しかも、生の舞台はもっと良かった。
そうだ!これはきれいごとじゃない世の中のリアルと向き合ったミュージカルだった、芸術の価値、ビリーの煌めく才能が現実にまみれたオトナたちの心を動かす物語だったのでした。

セリフが九州弁?(正確に何処の方言なのか観た人教えてください)なのは、炭鉱町の話だからでしょうか。これは賛否ありそうですが、遠くイギリスの話ではなく身近な話に感じられ、ビリーの閉塞感も真に迫ってくる効果はあるような気がします。

ビリー役の前田晴翔くん、足長い! 小顔!!そしてイケメン!!! おまけにダンスも抜群!!!!
これはヤバイです、ブレイクしそうです。
今日はフィナーレ(っていうのか)がタップ中心の振付だったけど、各ビリーのバックグラウンドで少し変わったりするのかな。

その前田くんをスパルタ柚希礼音(ウィルキンソン)先生が教え導くくだりは痺れます。適役です。
しかも最後の最後にすべてをぶっ飛ばしてちえさんが持ってく一瞬あり。乞うご期待!
これも、島田歌穂さんバージョンだとどうなるんだろう。気になります…。

ラスト、ビリーは羽ばたくけれど、それは過去との決別でもあります。 オトナたちは今日も厳しい現実を生きて行かねばなりません。だからこそ才能というのは特別で眩しいものなのかな。不覚にも3回ぐらい涙してしまいました。

日本上演は子どもが主役なので難しいのかなと思っていたけど、実現して嬉しい!
他のビリーも観たくなってしまって、すぐさまチケット確保に走ってしまったのでした(^^;;



2017年7月14日 (金)

魔都夜曲

川島芳子役の壮一帆さんが最後にすべて持ってく話だったよ(笑)!!!
男装姿もチャイナドレスもどちらもかっこいい〜(*^^*)

その他のキャストの皆さまもそれぞれハマり役。小西遼生さんには最後の最後まで翻弄されまくり。服部良一をモデルにした役を演じる松下洸平君のピアノ演奏お見事! 歌うまな方にはちゃんと聴かせどころもあり。
1939年の魔都上海、ジャズの流れるフランス租界の酒場で繰り広げられる物語。その店のマスターが橋本さとしさん。
史実とは異なる結末には考えさせられるものがありますが、それでもじわっとシアワセな気分に。エキゾチックな楽曲にもときめきます。

海外ミュージカルもいいけど、こういう素敵な世界観のオリジナル音楽劇が上演されるのは嬉しいなぁと思います。


2017年7月 1日 (土)

子午線の祀り

プレビュー初日、観てきました。
まるで修行のような3時間50分。正直、最初の3分の1ぐらいは何が昭和の名作なんだかよくわからなかったんです。でも、成河義経が出てくるあたりから次第に覚醒し(笑)、終わってみればズシンと見応えある一作でした。

平家物語を元に壇ノ浦の戦いにいたる過程と人物の心情を細かく読み解いた話なのですが、考えてみれば、源平合戦って知っているようでよく知らない。この作品の目線でみると、むしろ兵力でも勝り人格者たる知盛(野村萬斎)率いる平家方の方がよほど有利だったように見えます。義経なんてホント偏った戦オタク、あれでは兄に疎まれても当然だわ(笑)。でも、極限状態の中では逆にバランス感覚がある知盛より、周りも見えず突き抜けた義経のような人物の方が強いのかもしれません。

戦の勝敗は時の運なんていうけれど、ほんとその通り、天の定める大きな流れの前にあっては人間の力ではなすすべもない・・・そんなことを考えさせられました。そんな中、終始先を見通し知盛に諫言をしながらも最終的には不本意なる末路をたどることになる阿波民部(村田雄浩)の生き様は何とも言えず切ないものがあります。

楽近くにもう一度観るので、今度こそ最初から覚醒して臨みたいと思います。


※ポスターに撮影している私が写り込んでますなw

2017年6月27日 (火)

アジアン・エイリアン

演劇って普通タイトル買いはあまりしないものだと思うけど、この作品は何故かツイッターか何かで見た瞬間にすごーく気になってしまい、引き寄せられるようにチケットを買ってしまいました。
ワンツーワークス「アジアン・エイリアン」
そして引き寄せられただけのことはあった!

差別とか個人情報保護とか重いテーマを扱っているし、演出的にも生理的に不快感を感じる瞬間も多いのに、でも観終わったときは「見て良かった!」とむしろ爽快な気分になれてしまった、不思議な作品。それが演劇の力なのかもしれません。

本水を使った演出が何ともすごいです。衣装も靴も毎回ズブ濡れで大変だ…。でも単なるケレンだけじゃない、作品のテーマにもきっと絡んでるんですよね。とことん役割に徹した役者さんのお芝居も気持ち良かったです。

「みんな同じ、ではない。まずは違いから目を背けないこと、きちんと向き合うこと」
果たして私の「人を見る目」ってどうなんだろ?
…そんなことも改めて考えさせられる作品でしたね。


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