発売中!

  • 深く楽しく面白く!
  • 100年の伝統と挑戦!
  • 歌舞伎・歌劇・レビュー・バレエ・日本舞踊・ミュージカル・2.5次元……が「タカラヅカ」になるまで
  • 「タカラヅカ流・愛の方程式」を読み解きます
  • 「日本物」への偉大なる愛!
  • 100周年を祝してこの1冊!
  • 割とマジで勉強になります!
  • 清く正しく美しいヅカファンライフのすすめ
  • タカラヅカ100年の伝統と変化をたどる!
無料ブログはココログ

近況などなど

★『タカラヅカの解剖図鑑』好評発売中

深く、楽しく、面白く・・・タカラヅカガイドの決定版!
イラストは「タカラヅカ本業界のゴールデンコンビ」の相方、牧彩子さん。オールカラー!
みなさまご贔屓のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

★「Yahoo!ニュース個人」に寄稿しています

オーサートップページ「カンゲキのある人生」はこちら
日々の生活の中でのカンゲキ(観劇・感激)を、愛を込めてつづって参ります。


★朝日新聞論座「スターファイル」にて執筆しています。

毎月連載「ヅカナビ」など、書いています。
「スターファイル」トップページはこちら


 

2020年3月 1日 (日)

カンパニーデラシネラ『どこまでも世界』

小野寺修二さん主宰のカンパニーデラシネラ『どこまでも世界』@神奈川芸術劇場大スタジオ。
以前日経MJでも取り上げたこともあるカンパニーですが、公演中止の嵐が吹き荒れる中粛々と続けておられるのを見つけて急遽観に行くことに。

いやはや脳のストレッチ〜ストレッチでリフレッシュ、めっちゃ良い気分転換になりました!!

日常生活のいろいろなシーンをマイム的な動きだけで表現するのですが、想像もつかない変なことが次々と起こる!何でもない動きに思わず笑ってしまったりドキリとさせられたり、気がつけば「さぁ次はどんなことが起こる?」とワクワクしちゃってる私がいました。

正直、最初は「理解しなきゃ」脳が勝っちゃって、そうすると脳内?マークだらけで苦しくなっちゃう。途中から「えーい!何でもいいやー」とスイッチを切り替えたら、とたんに色々楽しくなってきて、ふと気がつけばデラシネラワールドにどっぷり。「わかろうとすること」って逆に視野を狭くするんですよね。面白い。

4人の出演者の皆さんの芝居心あふれる動きに目が釘付け。とくに主宰の小野寺修二さんご自身、そして藤田桃子さんが舞台上で拝見できたのは感激です(記事書いたときにお二人のワークショップを受けさせていただきました)。小野寺さんはとってもチャーミング、藤田さんの存在感の独特さに圧倒されました。

「デラシネラのスーパークリエイター&アドバイザーが結集した」という音楽、美術、照明もとっても素敵です。

「現在、新型コロナウイルス感染拡大が危惧される状況ですが、上演にあたって慎重に注意を払いながら、公演を実施致します」との判断。
無言劇であることや規模、期間からしてこの判断はありだと私も思います。
お客さんは100名くらいは来てたかな。
両端2列ほどだけシートがかけてあったけど、後はほぼ埋まっていました。

88194222_3565845733488970_30486307552163

2020年2月14日 (金)

紅-ing!!!

ねじまき鳥より一転……めっちゃ楽しかったです‼️‼️

受け身じゃダメとのご指導もあったので(笑)ペンライトも買って思いっきり盛り上がりにいっちゃいました。

紅5も再結集(ただし一人だけパネル)、紅子さんはますますパワーアップ‼️
何より、迷いや模索も含めた「紅ゆずるの今」が等身大に表現されているのがとても良かったな。まさに紅-ingなコンサートでした。客席の皆さんの心の中でも「紅ゆずると共に」の第2章が始まってしまったのではないかと思います。

トークコーナーの本日のお相手は如月蓮くん。
いつも突っ込まれキャラのれんたくんですが今日は思いがけず真面目なトークになってびっくり。

「今日の最高!は明日からの第一歩」

みたいな話がとくに響きました。
舞台でもスターさんの卒業でも、何かとても素敵なことが終わるときって淋しいけれど、それも明日からのリスタートだと思えばまた心持ちも違うよね。
この考え方、私の心の中でも採用です。

※バレンタインなのでチョコもいただきました!

86193290_3510581315682079_76320168089286

2020年2月13日 (木)

舞台『ねじまき鳥クロニクル』

村上春樹の小説の中で『ノルウェイの森』が大好きと言うと、ハルキストの皆さまには鼻で笑われますが、私はまさにそういうヌルい読者です。
しかも、『ねじまき鳥クロニクル』は昔読んだものの気色悪い拷問シーンしか記憶になく、再読を始めたものの3分の1ぐらいのところまでしか行き着けませんでした。
ですから、こんなこと言う資格があるのかわからないのですが・・・それでも原作の世界観が見事に体現されていたように思います。

インバル・ピントさんの舞台美術、振付の斬新さが村上ワールドの摩訶不思議な感じをよく表し、いっぽうで大友良英さんの音楽からは村上春樹の小説っぽいナチュラルな心地良さが感じられました。
キャストの皆さんもそれぞれ登場人物のイメージにぴったり。とくに笠原メイ役の門脇麦ちゃんの天真爛漫さには救われました! 綿谷ノボル役の大貫勇輔くんもヒール役の格好良さがたまらない、かなーりヤバいダンスシーンの見せ場もあります。吹越満さん演じる間宮中尉の壮大なる回想シーンもお見事でした。

もしかすると原作の世界が舞台でこうして立体化されることで、そこからまた何か小説読んだだけじゃわからなかった深いものが受け取れてるかも知れないですね。そうだといいな。


(そして以下は『ノルウェイの森』好きの個人的な妄想)

結局、『ねじまき鳥クロニクル』も『ノルウェイの森』も物語の基本構造はすごく似てるんじゃないかなあと思うんですけど、どうでしょう?
「やれやれ」が口癖でコーヒー淹れたりパスタ茹でちゃったりする癒し系男性(岡田トオル=ワタナベ君)が、心を病んだ女性(岡田クミコ=直子)を愛し、闇の淵から救い出そうとする。いっぽうで弱さを抱えつつも自力でそれを克服できる生命力溢れる女性(笠原メイ=緑)が男性の心の拠り所になる・・・どちらもそんな話ですよね。

そこで妄想なんですけど、今回風味の演出(舞台美術や音楽も)とキャストで『ノルウェイの森』もやってくれたらいいのに。とくに緑は門脇麦ちゃんにぴったりじゃないですか!(直子と緑なら絶対に緑派の私が言うんだから間違いない) 直子の病んだ感じも今日の成田亜佑美さんのイメージ。ワタナベ君はまさに渡辺大知くんでワタナベつながり。
昔、映画化されたものが酷くて消化不良感があるので、つい妄想に走ってしまいました。

以上いろいろ書きましたが、ヌルい村上作品読者としては思った以上に楽しめました。
これから原作の続き読もうっと。

※おまけ
大河ファンの方はロビーのお花にも注目を!

86277490_3508185239255020_90025270089277

2020年2月12日 (水)

中本達也・臼井都 絵画展

国立駅近くの画廊で開催中ということで、今日訪ねてきました。

達也さんは私の伯父です。安井賞(絵画の世界ではすごい賞らしい)を取った画家で、ずいぶん熱く尖った天才肌の人だったみたいですが、51歳の若さで亡くなってしまいました。
私は伯父には会ったことがありません。
血の繋がった親戚にこんな人がいるなんて、未だに不思議。一度会ってみたかったな。


彼を支えたパートナーであり、自身も画家であった臼井都さんは達也さんの死後も絵を描き続け、絵画教室を続け、親子二代にわたって通った人もいるみたいです。現在は体調を崩され養護施設で暮らしておられます。
都さんには何度かお会いしましたが、歳をとっても少女のように可愛らしい、でもその実とても芯の強い方だなあという印象でした。

国立にある二人の住まい兼アトリエが、これがまた達也さんのこだわりの詰まった個性的な建物なんです。達也さんの死後も都さんがアトリエをずっとそのまま残しておられるのを見て、その想いの深さに圧倒されました。

今回の絵画展はそんな二人の教え子やゆかりの方々の協力で実現したものです。
特に伯父なんて亡くなってからもう40数年経つのに・・・これほどまでにたくさんの方に慕われているのだということに感激しました。

残された作品は、芸術的観点からはとても価値あるものだそうです。
(実際私が今見てもカッコいいなと思う)
ですが、この先どうなるかわかりません。
アトリエのある建物とともに残そうという動きもあったものの、色々問題もあり簡単にはいかないようです(最悪の場合あっさり処分されてしまう可能性も)。貴重な作品が今後も良い形で保管されていくために、できるだけ多くの方の理解と協力が必要とのことでした。
芸術の力を信じる一人として、私もそれを切に望みます。

絵が好きな人、国立近辺にお住いの方、是非是非お立ち寄りくださいませ。
たくさんの人の温かい思いのこもった、素敵な絵画展です。

★中本達也・臼井都絵画展★
〜国立のアトリエから〜

・会期
前期2020年2月11日(火)~17日(月)
後期19日(水)~25日(火)
閉廊18日(火) 作品入替え

・時間
11:00~18:00 最終日16:00

・会場
画廊岳、ギャラリーコロン
〒186-0002
国立市東1-14-17
Tel 042-576-9909
(地図は添付のチラシ画像参照)

※15日(土)18時より、主催者の一人でもある日本画家・近藤幸夫さんのギャラリートークも開催予定です。

86633267_3504902179583326_11776380449629

86268897_3504902329583311_47684399681104

達也さんが実際に使ったパレットだそうです。片手じゃ持てない・・・

86340002_3504955152911362_71579679368906

チラシ表面

86261973_3504955139578030_50912263411607

チラシ裏面

2020年2月 6日 (木)

NTLive『リーマン・トリロジー』

ナショナル・シアター・ライブ『リーマン・トリロジー』試写会見せていただきました。
かのリーマンブラザーズの創業から破綻に至るまでの三世代の物語。移民してきたユダヤ系の三兄弟が始めたからリーマンブラザーズなんですね。知らなかった💦

2008年のリーマンショックばかりが有名ですが(私もそれしか知らなかった)、破綻の前には栄光があり、そこに至るまでにはそれなりの道のりがあるわけで…。南北戦争、世界恐慌…それはアメリカの歴史の物語でもありました。三代の経営者がそれぞれ魅力的で時代に即応した優秀さを持っていて、でも最後には老いに敗れ時代から置いていかれる様が切ない…。

もちろんお芝居としても見どころ満載。3名の男優が子どもから女性まであらゆる役を入れ替わり演じる趣向がまず面白い。脚本も詩的で耳に心地良く、それでいて一言一言が深い! ピアノの音色も重要な役割。何といっても斬新な舞台美術がこの作品ならではです。

3部構成221分の長丁場ですが、3代150年を描くのだから仕方ないか。体調整えて臨んでください。2/14から20までと上演期間が短いのでお見逃しなく。これはおススメです!!

2019年12月27日 (金)

周南市で『タカラヅカの解剖図鑑』が入手可能な書店

我が故郷・山口県周南市近辺の皆さま向けスペシャル情報です。

新刊『タカラヅカの解剖図鑑』ですが、以下の各書店さんに入荷があるとのこと。
12月後半からと聞いているので、もう売ってるかな?

・宮脇書店徳山店

・宮脇書店イオンタウン周南久米店
→レジ前に置いてくださっていました!(お正月時点)

 

タカラヅカ関連本が周南市の書店に置かれることはなかなかないので、レアケースお見逃しなく〜
(出版社の営業の皆さまに感謝!!)
こんなPOP(↓)もつくっていただいているので、恥ずかしいけど探してみてください〜(笑)

Pop

«レインボー餃子作成の記