中本達也・臼井都 絵画展
国立駅近くの画廊で開催中ということで、今日訪ねてきました。
達也さんは私の伯父です。安井賞(絵画の世界ではすごい賞らしい)を取った画家で、ずいぶん熱く尖った天才肌の人だったみたいですが、51歳の若さで亡くなってしまいました。
私は伯父には会ったことがありません。
血の繋がった親戚にこんな人がいるなんて、未だに不思議。一度会ってみたかったな。
彼を支えたパートナーであり、自身も画家であった臼井都さんは達也さんの死後も絵を描き続け、絵画教室を続け、親子二代にわたって通った人もいるみたいです。現在は体調を崩され養護施設で暮らしておられます。
都さんには何度かお会いしましたが、歳をとっても少女のように可愛らしい、でもその実とても芯の強い方だなあという印象でした。
国立にある二人の住まい兼アトリエが、これがまた達也さんのこだわりの詰まった個性的な建物なんです。達也さんの死後も都さんがアトリエをずっとそのまま残しておられるのを見て、その想いの深さに圧倒されました。
今回の絵画展はそんな二人の教え子やゆかりの方々の協力で実現したものです。
特に伯父なんて亡くなってからもう40数年経つのに・・・これほどまでにたくさんの方に慕われているのだということに感激しました。
残された作品は、芸術的観点からはとても価値あるものだそうです。
(実際私が今見てもカッコいいなと思う)
ですが、この先どうなるかわかりません。
アトリエのある建物とともに残そうという動きもあったものの、色々問題もあり簡単にはいかないようです(最悪の場合あっさり処分されてしまう可能性も)。貴重な作品が今後も良い形で保管されていくために、できるだけ多くの方の理解と協力が必要とのことでした。
芸術の力を信じる一人として、私もそれを切に望みます。
絵が好きな人、国立近辺にお住いの方、是非是非お立ち寄りくださいませ。
たくさんの人の温かい思いのこもった、素敵な絵画展です。
★中本達也・臼井都絵画展★
〜国立のアトリエから〜
・会期
前期2020年2月11日(火)~17日(月)
後期19日(水)~25日(火)
閉廊18日(火) 作品入替え
・時間
11:00~18:00 最終日16:00
・会場
画廊岳、ギャラリーコロン
〒186-0002
国立市東1-14-17
Tel 042-576-9909
(地図は添付のチラシ画像参照)
※15日(土)18時より、主催者の一人でもある日本画家・近藤幸夫さんのギャラリートークも開催予定です。
達也さんが実際に使ったパレットだそうです。片手じゃ持てない・・・
チラシ表面
チラシ裏面
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