タージマハルの衛兵
観てきました@新国立劇場小劇場
「本作品の一部に、流血表現がございます」(公式サイトより)との事前告知のとおり、かなーり衝撃的な場面があり・・・・・終演後まっすぐ帰る気にはとてもなれず、友人たちとひとしきりお喋りしてやっと「いいお芝居だった。観て良かった」と思えるようになりました。
物語の舞台はインド・ムガール王朝時代、タージマハルの警備をするフマーユーン(成河)とバーブル(亀田佳明)。権力に従い規律を守ることで幸せが得られると考える真面目人間フマーユーンと、若干はた迷惑な自由人バーブル。幼馴染の二人の価値観の違いが、やがて悲劇をもたらします。
世の中の人はざっくりとフマーユーンタイプとバーブルタイプに分けられると思うし、どんな人にもフマーユーン的な部分とバーブル的な部分はあるから「さて自分はどうだろう」と考えさせられてしまいます。その意味で現代にも通じる普遍的な物語です。
(組織人不適格な時点で明らかにバーブルタイプのような気がする私に待っているのはああいう結末なのか〜〜〜と思うと絶望的な気持ちになる)
対照的な役どころだけに、フマーユーン亀田さんとバーブル成河さんの役替わりもちょっと見てみたかったかも。
でも「流血表現」をもう一度見るのはちょっとしんどいかな(笑)
※追記
流血地獄から脱したら「これタカラヅカでやるならどのコンビで観たいか」妄想が広がりまくって困っています(笑)
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