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2019年9月の記事

2019年9月28日 (土)

ファクトリーガールズ

なぜ今、労働組合の話を?と思いそうですが、妙に今の時代にマッチする感じを受けるのは現在が再び分断と搾取の時代を迎えているからではないでしょうか。今回初演の日米合作ミュージカルだそうです。この作品が観る人に勇気と希望をもたらせることを願ってます。

体制側と折り合いながら戦わす現状を変えようとするハリエットの苦悩、見てて苦しいけど世の中そういうもの。パワフルソニンちゃんの抑えたお芝居がとっても良かった。彼女の存在がこの作品にとてもリアリティを与えていると感じます。

剣幸さん、実咲凜音さん、そして柚希礼音さんと元タカラジェンヌ大活躍。皆さんやっぱり強い女が似合う!  とくにちえさん群舞のセンター似合い過ぎ〜〜!! あれなら付いていきたくなりますわ。しかし、カテコのちえさんはちえさんのままで一気に和みました〜〜

※紅ゆずるさんからもお花が!

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2019年9月27日 (金)

はたらく細胞2

ちょっと異色な舞台を観てきました。体内の細胞君たちの物語。健気に頑張る方向音痴な赤血球ちゃんと、彼女を密かに見守る白血球くん(恋なのか?)。そこに襲いかかるインフルエンザウイルスやピロリ菌、そしてラスボスはガン細胞…原作があるのでこれもまた2.5次元舞台なんですね。

色んな役割の細胞が個性的なキャラで登場するのが楽しく、全員でムンブスウイルス(おたふく風邪のウイルス)のお面を被ったり(笑)、巨大な乳酸菌ボールを運んだりなど客席参加の仕掛けもたくさんあり。予防接種が効く理由や乳酸菌の役割、ガン細胞とはどういうものかなどもよくわかりました。なかなか勉強にもなる舞台です。

今回続編みたいですが、パート1で普通の細胞役だった人がガン細胞役。恐ろしいけど何だか切ない…やはりヨーグルト食べて腸内環境整えて、ストレスは解消した方がいいなって思ってしまったよ。

殺し屋なのに優しさを捨てきれない白血球役の北村諒さんがとっても魅力的。客席は100%若い女性でしたが、なんだか空気がほのぼのと温かかったです。原作面白そうなので読んでみたくなりました〜〜

※客席全員がこのお面をつけるという一幕も! 

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2019年9月26日 (木)

THE CIRCUS!

スターファイルで演出・振付のTETSUHARUさんを取材させてもらってたので楽しみにしてた舞台。主人公の親友が悪魔の石的なものを手にして強大なパワーを持ってしまい、彼と地球を救うべく仲間と共に戦うという、ありがちといえばありがちな設定のお話なのに、TETSUHARUさんの独特な世界観が感じられて不思議に面白く観ることができました。エピソード0から進化してきたお話なので、シリーズの最初から観てる人はもっと楽しいんだろうな。

なんといっても見どころはダンスパフォーマンス。戦いの場面も全部ダンスで表現されるのがカッコよくて、ひたすら食い入るように見てました。

とくに主演の屋良朝幸さんのダンスがとても私の好きなタイプでした。タカラヅカ的に言うなら和希そらさん系? それにキャストの皆さん、設定的にもそれぞれ特殊能力を持っているんですけど、リアルに身体能力がすごい。そして壮一帆さん期待どおりのオトコマエで素敵でした。

この作品も「オリジナルミュージカル」と銘打っていて、従来イメージのミュージカルとは違うという話をインタビューの時もされてました。やっぱり「ミュージカルであってそうじゃない」ところを狙う作品、増えてるなぁ。

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2019年9月20日 (金)

怪人と探偵

の観てきました。

以下、箇条書きな感想メモですみませんなのですが…


・加藤和樹くんめっちゃかっこ良かった歌も良かった!! マイベスト加藤和樹なくらい。

・中川くんはやはり神から与えられし声の人と再認識。

・大原櫻子ちゃんは魔性の女。難しい役だけどなかなかいいセンいってた。

・お芝居の部分と音楽の部分がややブツ切りな感じが。でも、主役じゃない人にもすごく面白いソロがあったりしたのは良かった。

・ダンスに関してはもう少し見応えあるシーンが欲しいところ。

・お話は原作があるのでしっかりしてて面白い。セリフの言葉も香り高い。そして結末に唖然…。


全体的に所々であと一歩感はあったのだけど、それでも試み自体はすごく面白いと思ってる。正直、これタカラヅカにぴったりだし思わず配役妄想したくなるし、実際タカラヅカでやったらもっと洗練された舞台になるかなぁとも思う。でもそれは、タカラヅカがこれまで何十年もオリジナルミュージカルの経験値を積んでるからであって、外の世界だって経験値積めば追い付く話だ。実際、最近はオリジナルの新作ミュージカルをやっていこうという気運が昔より高まっている気がする。日本のミュージカルの潮目もこれから変わるかな。

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