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2019年8月の記事

2019年8月30日 (金)

【お知らせ】タカラヅカ流世界史特別講義&2019年前半総まとめ!

昨年末に好評を博した「タカラヅカ流世界史・日本史」特別講義の第2弾!
『壬生義士伝』『チェ・ゲバラ』『追憶のバルセロナ』など、最近の上演作のうち世界史・日本史からみて気になるものを取り上げて作品背景を探ります。あわせて2019年のこれまでの作品の振り返りと、これから気になる作品の予習も。

講義の後は恒例の懇親会も開催。
宝塚をより深く学んで楽しみたい方はもちろん、友だちの輪を広げたい方にもおすすめの講座です。

NHK文化センター町田教室
9/14(土) 14:00~15:30
★講義後、ひきつづき会場にて懇親会(お茶付き)を1時間程度行う予定です。

お申し込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1165033.html

2019年8月29日 (木)

MITAKA "Next" Selection 20th第1弾、第27班「潜狂」

MITAKA "Next" Selection 20th第1弾、第27班「潜狂」、これは物凄くおススメ。お近くの方もそうでない方も是非観て欲しい❣️

サックス、トロンボーン、ベース、ピアノ、ドラム…5つの楽器にかかわる人の5つの物語が並行して進んでいく群像劇。ラストには各楽器のソロで思いを爆発させ、ひとつの音楽へと融合、昇華していくという作りがめちゃくちゃカッコいい!!!
これはひとつの新しいスタイルではないかと思います。ミュージカル好きの方もきっと楽しめるのではないかと。

それにしてもこの作品、5つの楽器を弾きこなせて、かつお芝居もできる人材が揃わないと実現不可能なわけですが、主宰の深谷晃成さん曰く、「演劇も音楽もないところから始めて、構想から6年かかった」とのこと。

いやはや「お芝居」と「音楽」との新たな関係の可能性を見せてくれた、その意味でもすごく面白かったです!
こういうチャレンジな作品からは観る側もとってもパワーをもらえる気がします。

9月1日まで三鷹芸術文化センターにて上演中。


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2019年8月24日 (土)

【お知らせ】もっと楽しむ!タカラヅカ―タカラヅカ・ミュージカルのこれまでとこれから

最近は一本立ての大作ミュージカルの上演が増えたタカラヅカ。オーストリアの大ヒットミュージカルの日本初演となる月組公演『I AM FROM AUSTRIA』もまたその一つで、タカラヅカ流にどのようなアレンジが加えられるのかが注目されます。その見どころを紹介しつつ、タカラヅカが海外ミュージカルに「タカラヅカらしさ」を取り込みながら独自の様式を確立してきた過程を振り返り、改めて「タカラヅカ・ミュージカル」の魅力とは何かを探ります。
料理研究家田内しょうこさん特製の、公演にちなんだ講座デザートもお楽しみに!

 

NHK文化センター青山教室 12/15(日)11:00~13:00

【12/15講義12/18観劇】
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1182892.html

【12/15講義12/19観劇】
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1182894.html

【12/15講義12/21観劇】
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1182893.html

【講義のみ】
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1182891.html

2019年8月22日 (木)

進化するエリザベート

6月の初日開けてすぐの頃に観て以来の観劇でした。以下、印象に残ったことの覚え書きです。

井上芳雄トート、ようやく巡り合えましたがワタシ的にはこれまでと全然違って見えた!
絶対的存在としての死の神、強いトート。変な言い方ですが、タカラヅカ版の呪縛から解き放たれた、井上芳雄さんらしいトートをようやく見ることができたように感じました。

愛希シシィ。
前半の生命力に満ちた瑞々しいシシィから後半のかたくなな皇后陛下へという、これまた初日の頃に比べたら「愛希れいかのシシィ」がはっきり確立してきたように感じました。井上トートとのバトルの迫力も凄まじい。これも強いトートに反発するからこそ出てくる強さなのだと思いました。

成河ルキーニ、今日は虐げられた人々に寄り添う社会派だったような。でもどこかでとても醒めていて、無力感に絶望している若者。いつもそうなのですが、見てるとなぜかとても哀しくなってしまうルキーニなんですよね。

古川トートのときは「ルキーニ妄想劇場」が繰り広げられている感じでしたが、井上トートだとルキーニは完全にしもべです。自分もまた「死」に憧れ陶酔しているのに、閣下のシシィへの愛に勝てないから嫉妬して最後は首くくって死んじゃいました、みたいにも見える。そんな違いも組み合わせの妙ですね。

木村達成さんのルドルフ、端整で素敵でした(→2.5次元系に詳しい人に「中本さんはきっと気に入ると思う」と言われていましたが予想通りの反応(笑)歌もさることながら、最後に死に誘われる場面の身のこなしがとても美しかった!やはりこの役はダンスの心得もある人にやっていただきたいです。

今年のエリザ観劇は今日でおしまい。
さて次はいつ、どんなキャストで巡り会えるのでしょうか・・・

 

★追記
井上トート&成河ルキの組み合わせは昨日がラストだったのですね! 狙ってた訳ではないのですがラッキーでした。成河さん、カテコで魂の抜け殻のようになってたのは閣下に魂抜かれたからだったのか(笑)

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2019年8月21日 (水)

「人形の家 part2」

イプセン「人形の家」の続編的物語。

じつは離婚届が出されていなかったことに気づいたノラが15年ぶりに夫の家に戻ってきたところから、結婚というシステム、そして人としての自立、心の自由にまつわるドロドロの本質が更に浮き彫りになるという展開。なかなかキツい105分でした。

おそらく 八割方の人がノラの方を身勝手でイヤな女だと思うのでは?…私もそう。それでも心の何処かで私は確実にノラに共感せずにはいられない、それが発見。

「ひとりでいること」「誰かと一緒に暮らすこと」の功罪について、ぼんやりと考えたりしていた時だけに、何ともタイムリーな巡り合い。やっぱり舞台ってご縁です。

ひとりでいる人は強いと思われがちですが、じつは違うんじゃないか、弱すぎて誰かといると自分を守りきれないからなんじゃないか…ずっとそんな風に思ってきましたが、そんな思いを再確認できた観劇でした。

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2019年8月18日 (日)

「転校生」

平田オリザさんの脚本。
まるでどこかの女子校を覗き見てるかのような舞台。

微笑ましい気持ちと、でも現実の学校のクラスってイジメなんかも必ずあってもっとドロドロして居心地悪いもんじゃないだろうかという冷ややかな気持ちと、でも自分にもこんな無邪気な時があったのかなという信じられない気持ちと、こういう時はもう二度とやって来ないんだなという胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちと、いろんな気持ちが入り混じってどうしようもなく切なくなる舞台でした。

出演者は全員オーディションで選ばれたのだそうです。この中から未来の大女優が生まれるのかも?

男子校版もあり。
こちらも観てみたかったな。ホントに未知の世界だから…。

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