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2019年7月の記事

2019年7月31日 (水)

リベンジ!梅芸「ON THE TOWN」

あれれれ〜〜?  東京で観たときより断然面白かったのです!
客席も笑いさざめいていて良い雰囲気。

それは何故?と考えてみるに、一つは私自身が関連の講座などをやったため、それなりに作品背景のことなど勉強したのが大きいのかも(役得か)。
しかし、それを差し引いても良かったと思うので、その要因を探ってみます。

まずなんといっても水兵3人組のキャラが東京公演時に比べてしっかり立っていたこと。これはやはり、おかえりなさいちなつさんの存在が大きくて、鳳月オジーが3人を仕切れる大人の男キャラになったことで、珠城ゲイビーは素朴キャラ、暁チップは可愛いキャラと、それぞれ本来の持ち味を安心して発揮できるようになったからだと思います。

新たに加わったメンバーもみんな良い仕事してます。知的でパワフルキュートな夢奈瑠音ちゃんクレア、オジーとの並びは二人ともスタイル抜群で華やか。海乃美月ちゃんルーシーのインパクト。こんな役もできるのね。そして英真なおきさんピットキン裁判官のラスボス感はさすが!! 

3組のカップルの恋模様もよりくっきり描かれ、その顛末はちょっぴり哀しい。映画版を見たときは、映画の方がわかりやすいなと思ったのですが、今は映画より切なくてしょっぱい結末の舞台版の方が好きになりました。

※平日公演でもらえるメッセージカードはオジーからでした!

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2019年7月14日 (日)

「フローズン・ビーチ」

KERA CROSS『フローズン・ビーチ』プレビュー公演@橋本、観て参りました!
初演時に岸田國士戯曲賞を取ったKERAさんの出世作ということで一度観たいと思っていた作品。今回は鈴木裕美さんが演出です。

とあるリゾートアイランドの別荘に一堂に会した5人の女たち。オーナーの双子の娘、愛と萌(花乃まりあ・2役)、若き後妻の咲恵(シルビア・グラブ)、愛の友だちの千津(鈴木杏)、彼女の連れの市子(ブルゾンちえみ)。一癖も二癖もある女たちの愛憎が渦巻き、次から次へと事件が…。

バブル真っ盛りの1987年、様々な事件で日本が揺れた1995年、そして2003年と、場面が転換するごとにそれぞれの時代の空気感が今となっては懐かしい。ストーリーはまるで推理小説を読んでいるみたいで最後まで予断許さず。誰が誰の味方で誰を憎んでいるのか??思わず相関図描きたくなりました。

とにかく女性たちの愛憎の振れ幅の大きさに圧倒される!でも、誰しもこんな風に人を憎むし、うっかりやらかしちゃうし、でもそれを忘れたフリして生きちゃうもんだよねぇと妙に納得。そして「女って逞しい生き物だわ〜」と再確認したのでした(笑)おどろおどろしい話なのに、何故か不思議と元気をもらえてしまうところはやっぱりKERA作品ならでは、です。

タカラヅカファン的には花乃ちゃんのパワフルなお芝居と二役演じ分けが必見ですよー!

7/31よりシアタークリエにて上演です。

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