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2019年5月23日 (木)

「ヨシコは強い殿方が好き」

星組「鎌足」観劇。今週2度目の鎌足さんとの遭遇でした。(1度目は文楽の「妹背山婦女庭訓」)

大海人皇子、中大兄皇子、そして蘇我入鹿に続き、ついに中臣鎌足を主人公とした作品がタカラヅカに登場!「あかねさす紫の花」にはじまる柴田先生の万葉三部作、そして「飛鳥夕映え」からの豊かな蓄積を感じさせる素敵な作品。やはり日本物ミュージカルはタカラヅカが誇る財産だ!

これまでは冷徹な策士、フィクサーの印象ばかり強かった人物だけに、紅さん演じるちょっぴりヘタレで人情味溢れる鎌足さんは新鮮。でも、鎌足さんだってこういう一面もお持ちだったかも知れないですよね。最初ちょっと違和感でしたが、そんな私が先入観に支配されているということ。狂言回し役をつとめる旻先生(一樹さん)と船史恵尺(天寿さん)の台詞の一言一言をかみしめつつ、歴史というものについて改めて考えさせられます。

これまでのタカラヅカ万葉時代シリーズのなかでは一番ほのぼのした温かい気持ちになれたかも。鎌足と車持与志古娘(くるまもちよしこのいらつめ…呼称ヨシコ)さんの良い夫婦っぷりも、円熟のパッサァコンビ(紅さんと綺咲さんのことこう言うらしい)ならではのだなぁとしみじみ。晩年の夫婦の図があそこまでしっくり来るコンビもなかなかないと思います。

対する入鹿と皇極帝の狂おしい愛の形…こちらはほんとうに切ない。華形さんと有沙瞳さんも良い仕事してます。

今日はヨシコさんという友人と観劇だったため、最初は「ヨシコは強い殿方が好き💕」とかいう台詞のたびに必死で笑いを噛み殺してましたが、あまりに鎌足さんのヨシコ連呼がすごいので最後は笑う気力も失せちゃった(笑)。いいなぁヨシコ、愛されてて羨ましい。

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