発売中!

  • 深く楽しく面白く!
  • 100年の伝統と挑戦!
  • 歌舞伎・歌劇・レビュー・バレエ・日本舞踊・ミュージカル・2.5次元……が「タカラヅカ」になるまで
  • 「タカラヅカ流・愛の方程式」を読み解きます
  • 「日本物」への偉大なる愛!
  • 100周年を祝してこの1冊!
  • 割とマジで勉強になります!
  • 清く正しく美しいヅカファンライフのすすめ
  • タカラヅカ100年の伝統と変化をたどる!
無料ブログはココログ

« 演劇実験「根本宗子」 第一実験室『コンビニ』 | トップページ | 豊橋生まれの奇跡のお米! »

2018年10月17日 (水)

まさに世界の終わり

死の宣告を受けた主人公が、18年ぶりに実家に帰ってくるというお話。
映画にもなっている作品で、映画を見たときは、どんな家族にもどこか通じる部分がある、どちらかというと「あるある」で観客を引っ張る作品だと思ってたんです。
でも、そんな私は甘かった…。舞台で印象がガラッと変わりました。

死の恐怖に向き合う孤独と、18年ぶりの家族との再会でのどうしようもないすれ違い。
二層にドロ沼な作品…。そして、人の心の深淵を覗き見るような作品。

内博貴くんの研ぎ澄まされたお芝居による、主人公ルイの独白シーンが壮絶。
作者のラガルスはHIV感染を知った年にこれを書いたそうなので、ルイの独白はそのままラガルスの心の叫びだったのだと思います。

18年ぶりの家族がいい顔を見せても本音をぶちまけても、どんなに揉めても分かり合えなくても、ルイにとってはすべてが茶番。彼が直面している恐怖はこの人たちにはわからないんだなぁ、と。

でも、映画だけじゃなくて舞台も観て本当に良かった!
舞台で改めて、ラガルスの原作が描く世界の底なし沼な深さが良くわかった気がします。

今日はアフタートークもあったのですが、皆さん饒舌で、それぞれにお話がとても面白かった。とくに石丸さんの言葉の選び方がシャープでわかりやすく、それでいてなるほどと目を開かされ、このお芝居を紐解いてきた繊細な積み重ねの過程が垣間見えるようでした。


« 演劇実験「根本宗子」 第一実験室『コンビニ』 | トップページ | 豊橋生まれの奇跡のお米! »

カンゲキの記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 演劇実験「根本宗子」 第一実験室『コンビニ』 | トップページ | 豊橋生まれの奇跡のお米! »