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2017年12月の記事

2017年12月20日 (水)

新刊『世界のミュージカル・日本のミュージカル』

ついにできました‼️
早稲田大学「舞台芸術入門」そして、横浜市立大学のエクステンション講座も担当している先生方の共著。
その名も 『世界のミュージカル・日本のミュージカル』 と大きく出た一冊であります。
不肖私めもタカラヅカパートを担当させていただきました。
(さらに言うと、このパートのイラストはおなじみ牧 彩子 さんです)

前半は定番の英米ミュージカルのルーツに始まり、みんな大好きエリーザベト(本書ではこう言う)、そしてフレンチミュージカルまで網羅。
そして後半では何と!小林一三の国民劇構想に始まり、私めのタカラヅカパート、現代日本のミュージカル、果ては2.5次元までばっちり扱っております。
ミュージカル好きにはたまらない充実の内容です。

それよりも何よりも、この本、執筆過程がとても楽しかった!
通常この手の共著本はみんな締切を守らずスケジュールは遅れに遅れ、そのうちメンバー同士が仲間割れ…なーんてことも往々にしてありますが、驚くほど締切は遵守され、何度かの打ち合わせ後の飲み会?がいつも楽しみでした。
これも編著の渡辺先生、岩崎先生はじめ各先生方のお人柄、そして、編集Kさんの熱意の賜物で、私も執筆者の末席に加わらせてもらったことを本当に幸せに感じています。

学術書だけに、ちとお高めなのですが、中身も濃いです。是非ご覧になってみてください〜



2017年12月18日 (月)

志の輔落語

チケットが取れないとの噂の高い「志の輔落語」、ご縁あって聴かせていただくことができました。
聞きしに勝る面白さ! そして感動!!

「ディアファミリー」「歓喜の歌」
どちらも志の輔さんご本人が気に入っておられるという新作落語だそうです。

大笑いしながら、どうしてこんなに面白いんだろ〜と考えてみたのですが、理由のひとつはその精緻なシナリオ構築力にあるのではないかという気がしました。
それはマクラからしてそうで、「歓喜の歌」に至っては完璧な一人芝居。
そういえば以前パルコ劇場で、志の輔さんの落語を舞台化した「メルシーおもてなし」という作品を観ましたが、ああいった試みが成り立つのも納得です。

そしてもう一つは、今の世の中で毎日頑張ったり頑張らなかったりしながら生きている普通の人たち……たとえば公民館でヤル気なく働いている主任のおじさんだったり、ママさんコーラスに熱中している奥さんだったり(どちらも「歓喜の歌」の登場人物です)……に対する温かな目線なのではないかと思います。
もしかすると江戸時代の落語を江戸時代の人が聴いていたときは、こういう感覚だったのではないかと、ふと考えたのでした。

大げさかもしれませんが落語に対する見方が少し変わったような気がしています。


2017年12月17日 (日)

劇団チョコレートケーキ「熱狂」「あの記憶の記録」

この劇団は面白いとのウワサを聞いて観に行ってきました。
ヒトラーが権力の座にのし上がるまでを描いた「熱狂」と、アウシュビッツ収容所での大量虐殺を生き抜いたユダヤ人男性を描いた「あの記憶の記録」、対になる2作品同時上演を、「あの記憶の記録」「熱狂」の順で観ました。
以下、それぞれカンゲキの記憶の記録です。

【あの記憶の記録】
本当は「熱狂」と同日ダブル観劇のつもりだったのだけど、そうしなくてホント良かった……。
可愛い劇団名のイメージは微塵も感じられないハードビターなお芝居でダブルは気力的に無理でした。

誰もが持つ善と悪、光と闇。闇の部分が引き起こす憎しみの連鎖……それでも人はその善なる部分を信じて生きていかなくてはいけないのです。

と、コトバにすると安直ですが、私自身のどストライクゾーンに来る作品で、生涯のテーマを呼び起こされた気分でした。

いやでも、ここまでヘビーな題材を扱っているわりには不思議と後味が悪くない。それは悪い意味での社会派っぽさがあまり感じられず、もっと人間の普遍的なところに肉薄しようとしているからなのかもしれません。実は「プクル」(日本青年館)とダブルしたのだけど、プクルの夢々しい舞台見ながらもあれこれ思い出して「人間ってなあ」と反芻し続けたのでした。

【熱狂】
こちらはヒトラーの側、だが、じつはあまりよく知らなかった「ヒトラーが政権を取り権力を掌握するまでの話」です。

それは意外にも山あり谷ありで、思わず「ガンバレ!」と手に汗握って応援してしまいそうにさえなる自分にびっくり。はからずも「いやぁ〜ヒトラーも大変だったのねえ」などとも思ってしまう。権力者の周辺にはやはり様々な思惑を持った人がうごめき、彼らを服従させていく手綱さばきは天才的なのだけど、時おりちらりと見せる弱さや疲れた表情が人間ヒトラーを感じさせます。

先の「あの記憶の記録」もそうだったけれど、ものごとを決して一面的に見ようとしないフェアな姿勢がこの劇団の気持ち良さに繋がっている気がします。あくまでエンタメを目指すというのがこの劇団の方針らしいけれど、たしかにイデオロギーを超えたところで、エンターテイメントとしての普遍的な人間ドラマが成立しているということでしょうか。

もっとも、私自身が常日頃から何事も多面的にフェアに捉えていきたいという志向がとても強い人間だから、そんな私の好みにピッタリはまっているというのもあるかもしれないのですが…。

順番としては「熱狂」→「あの記憶の記録」の順に観るのが正解だったかな。この順なら同日ダブルもいけるかも。

2017年の締めくくりに相応しい見応えある作品でした。いやホント、劇団名詐欺だと思うわ〜(笑)

★その後
「熱狂」を観て帰宅した後になって、両作品に共通して登場する人物がひとりだけいることに気付き、彼の辿った人生に愕然としたのでした。田舎育ちの純朴な青年がヒトラーに心酔し、親衛隊に入り、そして……ふ、深い!!!
これは逆の順に観たからこその衝撃かもしれません。


2017年12月16日 (土)

中日文化センター「タカラヅカ流世界史」各回の内容

年明け1〜3月(第2土曜)に中日文化センターにて開催予定の「タカラヅカ流世界史」、各回でお話したい内容は以下のとおりです。ご参照ください。
名古屋方面のみなさまにお会いできるのを楽しみにしています!

☆講座内容の詳細・お申し込みはこちらのページからどうぞ。

【1月13日】雪組「ひかりふる路」と、フランス革命の時代
・絶賛上演中の雪組「ひかりふる路」から、フランス革命に続く恐怖政治の時代をひもときます。ロベスピエールはじめ多数登場する実在の人物はそれぞれどんな人だったのか? 「恐怖政治」に至る流れとは? また、この時代に国内外では何が起こっていたか? など、知っているようで知らないフランス革命を深堀りしてみます。
・「宝塚歌劇とは?」のガイドコーナーも設けますので、初心者の方もお気軽にお越しください。

【2月10日】星組「うたかたの恋」と世紀末ウィーン
・星組中日劇場公演「うたかたの恋」にちなんで、ハプスブルク帝国の歴史を改めて振り返ります。おなじみのミュージカル「エリザベート」とも比較しつつ、世紀末ウィーンの世界も展望してみたいと思います。
・何度も再演されてきた「うたかたの恋」の魅力、そして今回の星組バージョンの見どころもお話します。

【3月10日】花組「ポーの一族」を世界史から読み解く
・萩尾望都の名作漫画「ポーの一族」は、永遠の14歳エドガーが様々な時代に登場するという斬新な構成。これを世界史から読み解いてみようという新たな試みです。今回舞台化される部分を中心に、作品の時代背景を探りつつ、タカラヅカ版ならではの見どころや今回の演出の注目点などをお話したいと思います。

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2017年12月 9日 (土)

水戸デビュー&印籠弁当事件

NHK文化センター水戸教室初のタカラヅカ講座開催!
水戸方面でタカラヅカを愛する皆さま、興味をお持ちの皆さまが集い、終了後の「お茶会」も和気藹々と盛り上がってとても楽しかったです〜〜。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。これをきっかけに水戸でもタカラヅカファンの輪が広がるといいなぁと思います。

……で。
せっかく水戸に来たのだから何か水戸名物を食べて帰りたい!
というわけで、名物「印籠弁当」を買うのに夢中になってたら予定の「ひたち」に乗り遅れた(T-T)

が、いざ食べ始めてからは「乗り遅れたことは後悔しませんキリッ!」という気分に。何しろ器のインパクト良し味良しなのだ。
これは次回水戸に来る時も(来れるといいなぁ)是非食したい。ちなみに、大洗駅の名物駅弁だけど水戸駅構内のニューデイズでも買える。

と、こ、ろ、が〜
ご満悦で食べていると、斜め後ろから、
「おお、あのお弁当いいなぁ。葵の御紋だよー」
「開けるとどうなってるんだ? …なるほと!」
「おお、鶏肉だ鶏肉。次は何? 人参だよ人参!」
と、まるで実況中継するかのようなオジサンの声が!!!
思わずクルッと振り返って、
「名物駅弁なんです〜」(ニッコリ)
と言っておいた。

そうするとさらに、
「いいなぁいいなぁ〜。峠の釜飯よりよっぽどいいよ」
「東京駅でも売ってないかなぁ〜」
とずーっと言ってる。

もう可笑しいやら恥ずかしいやら。
水戸デビューに相応しい?おもしろフィナーレでした(笑)




2017年12月 3日 (日)

夫婦漫才

NHK文化センター青山教室……からの北千住。
大地真央さん、中村梅雀さんの「夫婦漫才」で、元気をもらってきました〜〜‼️

真央さん演じるのは、いつも明るく前向きで、健気でしっかり者で締まり屋の伸子さん。
下町の長屋育ちで夫を支え、子どもを育て、漫才師としても活躍するというお役なのに、やっぱり「下町の長屋に咲く一輪の白薔薇」みたいだなぁ〜と。
庶民的な役なのに、強烈にキラキラしてる。

並行して描かれる戦後の風俗史とともに、少しずつ変わり洗練されていく伸子さんのファッションからも目が離せず、あのプリンセスパワーはちっとも変わってない気がしたのでした。


2017年12月 2日 (土)

NHK文化センター青山・タカラヅカ講座でした

今日は恒例のNHK文化センター青山教室のタカラヅカ講座でした。講座終了後の懇親会にもたくさんの方が残ってくださり、自分としても楽しむことができました。「継続は力なり」ということを感じています。

受講者の方は初めてタカラヅカご覧になる方から、戦後ずーっと観ておられるという方(「虞美人」のリアル馬もご覧になったと!)まで幅広く、皆さんのお話から学ばせていただくこともいろいろでした。
ご参加くださった皆さまに感謝です。

「今日は主人の命日なんですよ。
……つまらないことを言ってしまってごめんなさい」

そんなお話をしてくださった方がいました。
でも、お話してくださって、なんだか嬉しかったな。

皆さん、いろいろなことがあって一生懸命生きていて、そのなかでひとときの夢や楽しみを求めて劇場に足を運んでおられるのだなぁ…と、基本的なことを改めて思ったのでした。

※田内 しょうこさんによる、お楽しみの「講義デザート」はモーンクーヘン。ケシの実がたっぷり入ったケーキです。

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