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2016年4月の記事

2016年4月21日 (木)

落語は引き算

立川志ら乃さんの「昭和元禄落語心中 おかわり」に行ってきました。
「昭和元禄落語心中」にちなんだ新作落語をひとつ、同じく「昭和元禄…」がらみで前回のこの会で披露した「雲八」という創作落語、あとは関連の古典落語が二つ。

新作落語のネタ下ろしってのを初めて聴いたけど、いやーやっぱり大変なものなんだな〜。落語家さんが緊張するってのもすごく分かるし、聴く方も大船に乗ったみたいな気持ちじゃいられない(^_^;)
今日は途中で切ったりしていたので色々思うところもあったのでしょう。

創作落語の「雲八」は良く出来てて面白かった!
昭和元禄落語心中ファンなら思わずププッと笑ってしまう小ネタをさりげなく盛り込みつつ、師弟関係というものの壮絶なドラマをきっちり描いてしみじみさせる。さすが再演されるだけある!

こんなふうにしてこれまで数多の新作落語が生まれては消え、その中から生き残ってきたのが古典落語ってことなんだな…。そう考えると古典というものの重みをいっそう感じてしまう。

「落語は引き算」っておっしゃってたのが印象に残った。
確かに、古典落語って余計なものが一切ない。洗練されるってことは引き算していくことなのだろう。

舞台も同じだな。
引き算の演技ができる役者さんは魅力的だなと思います♡

あ、文章もたぶん同じ…(汗)

2016年4月15日 (金)

才能とは

早稲田大学「舞台芸術入門」に、ゲスト講師で振付家の桜木涼介さんがいらっしゃった。
(後期の宝塚パートを担当させてもらってる授業ですが、今日もちょこっとお手伝い)

いつにない大盛況で、立ち見が出る授業というものを私は初めて見ました(笑)
お話はめっちゃ面白くて、今日出席できた学生さんはほんとラッキーだったと思う。
人生変わっちゃった人もいるかも……。

で、今日のお話を聞いて改めて思った。
「才能とは、『他人には決して見えない景色が自分だけには見える』ってことなんだな」と。
これは前々から薄々感じていたことなんだけど、今日の話で確信した。

私はかねてから、ダンサーの中の振付家になれる人とそうでない人の違いは何なんだろう?とういうことが気になって仕方なかった。
だが、今日のお話を聞いて、少なくともこの方は振付家になるべくしてなったんだなあと得心した。
他の人には見えていない、いや見ようともしていない景色が桜木さんには見えてる。

たとえば今日、新学期でごった返す早稲田のキャンパスを見て桜木さん、「この人たちが全員止まったらどうなるだろう」とか思ったそうだ。
普通の人はそんなこと考えないよ、絶対。

あるいはまた「貧しい人っていうのはスッと立ってはいない、必ず前かがみなんですよね」という話もされていた。確かにそうだよね。
姿勢の違いや手の上げ下げ、そういうちょっとした体の動きがお芝居の中で何を発していくかということを常に考えておられる。

あと何より基本的に「動きのある風景」がお好きなんだなと思った。

桜木さんの振付場面って、一見一人ひとりがバラバラな動きをしてるんだけど、場面としては不思議と絵になっててメッセージを発している。
何故こうした場面を創り出せるのかが、こうした一連のお話を聞いてすごく納得できた。
おそらく「桜木さんにだけ見えている景色」を体現したものなのだろう。

…でもって、こんなことをウダウダ考えて、文書にまとめておかずにはいられないのは、きっと私自身のささやかな才能というか性分なんだろうな。

大学生ぐらいのときって(いやその先もずっとかもしれないけど)「私って何に向いているのかしら」とか悩んでしまうお年頃だと思う。
そんなときはこの「自分にだけ見える景色」を探してみたらどうだろう。あるいは「自分にだけはいとも簡単にできてしまうこと」でもいい。それは必ず誰にでもあるものだ。そこに「才能」への鍵が眠っている気がする。

2016年4月 1日 (金)

【カンゲキ部】活動報告&今後の予定(2016年4月)

先月より始動しました「カンゲキ部」、ぼちぼちと活動報告&今後の活動予定をお知らせします。

「カンゲキ部」案内ページ

仮入部マニュアル

<3月の活動報告>

◆カンゲキ部ゼミ「ラ・タカラヅカダンス語り」 3月27日(日)
ゲスト講師阿部さや子さん。2015年雪組の「ラ・エスメラルダ」を題材に、作品の特色や雪組ダンスを徹底深堀りしました。早霧さんを筆頭としたダンサーズの知られざる魅力を再発見、「るろ剣」を見る目も変わりそうです。
この企画は他の組、他の作品でも引き続きやっていきたいと思いますので、どうぞご期待くださいませ〜。

<4月以降の活動予定>

◆カンゲキ部ゼミ「2.5次元ミュージカルを学ぼう」 5月28日(土)
今、話題の「2.5次元ミュージカル」について改めて学んでみたいと思います。
「2.5次元ミュージカル」の定義は? どんな作品があるの? オススメの作品は? 楽しむコツは?
ゲスト講師には、早稲田大学「舞台芸術入門」の2.5次元ミュージカルパートで学生にも大人気の、我がテニミュの師匠をお招きいたします。
もちろん師匠には宝塚「るろうに剣心」についてもがっつりコメントしていただく予定です。

◆観劇して感激する「Wカンゲキ会」
・突発的に文楽鑑賞教室「曾根崎心中」(いちおう満席)
・東宝エリザベートでも開催予定。

その他、オンラインでは中本ホンネの「極私的カンゲキ日記」も綴っておりまする。
深くて柔らかな好奇心でもって、舞台をもっと楽しんでいきましょう!
「カンゲキ部」、どうぞご贔屓のほどを〜。

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