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2015年12月 7日 (月)

早稲田「舞台芸術入門2」を振り返る

早稲田大学教育学部の「舞台芸術入門2」で、今年も4コマほどタカラヅカパートの講義を担当させていただきました。
「日本のミュージカル」をテーマにした授業で、歌舞伎に始まり、宝塚歌劇、そして四季からテニミュまで色々な舞台を取り上げる授業です。

今年はズバリ「宝塚歌劇とは何か?」と銘打って、100年の歴史の中で他ジャンルの演劇とタカラヅカがどのような関わりを持ってきたかをお話しました。

毎年、学生さんたちの反応が楽しみで勉強にもなるのですが、今年は例年になく「タカラヅカは観たことがない」という人が多かった印象。びっくりしたのは「羽根と大階段のイメージが強くて、こんなにちゃんとしたお芝居をやっているとは思わなかった」「ベルばらみたいな作品ばかりやっていると思っていた」といった先入観にとらわれていた人がとても多かったこと。果ては「マダムの観る敷居の高い劇団だと思っていた。こんなに気軽に観に行っていいとは知らなかった」「女好きのおじさんが作った劇団だと思っていた」といったものまであり…。

こうした学生さんたちは、授業を受けた後は「宝塚歌劇に対する見方が変わりました」と言い、中には「今度観に行ってみます」とまで言ってくれる人もいます。講師冥利に尽きるともいえるのですが、いやーそれにしても宝塚歌劇のイメージが歪んで伝わっているのにはちょっと哀しくなっちゃいますね(>_<)

別に「布教」とか意気込んでいるつもりは全然なくて、私なりに理解していることを話したらこうなったわけです。ちゃんと伝えれば、その魅力や価値が理解されるのだと思うのですが。

でも、かくいう私自身ももしかしたら今までそこに加担してきたところもあるかもしれないと、ちょっと反省。「タカラヅカ」を語るときに衆人の興味をそそるのはスターシステムであったり、ファンの生態であったりするわけです。テレビや雑誌が限られた時間やスペースの中で取り上げるときは必ずといっていいほどここを狙ってきます。私自身もこれまでの本でそこを「読んでわかりやすく、面白く」語ってきましたしね。

でも、最近書いた本では「100年」という枠組みでタカラヅカを捉えるようになり、さらに今年の授業も経て、スターシステムまたもタカラヅカが100年かけて培ってきたものの中ではほんの一部に過ぎないし、もしかすると一番重要な本質ではないのかもしれないと思うようになりました。現に今年の授業ではスターシステムの話は殆どしませんでしたが、それでもタカラヅカとは何ぞやはちゃんと伝わったと思うのです。

まぁ、そんなこと言いつつも、先日来ミーマイの役替わり発表で盛り上がる私でもあるのですが(笑)
さて、今年受け取ったこの感じを、次にどう活かそうかなと考えをめぐらしています。

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