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2015年5月の記事

2015年5月30日 (土)

「すみれの花咲くガールズ2」

今回も「サブタイトル解説」を書かせていただきました。
タカラジェンヌを目指す女の子たちの清く正しく美しい奮闘記。この2巻で完結です。

そして、タカラヅカに入りたかった男の子、梶本君の驚きのその後は??
……ぜひお手にとってご確認ください(^-^)/


2015年5月27日 (水)

「アル・カポネ」雑感

現在、赤坂ACTシアターにて絶賛上演中の雪組公演「アル・カポネ ースカーフェイスに秘められた真実ー」
裏社会の頂点に君臨する狂気と才覚、家族や部下たち、弱き市民たちに向けられる優しいまなざしの「両極端」を持ち合わせたアルという役は、望海さんにはぴったりの役ですね。彼女はこういう「両極端」な役を演じられる稀有な役者さんだと思います。それにこのところ、もともとの優等生イメージにチャーミングな「抜け感」が加わって、一皮向けた感じがイイですね。これぞ組替えの効果かな?

我らが周南の星☆香綾しずるさんは、アルに立ちはだかる敵役バグズ。とても多面的な役で、登場時にボスとのコンビで見せるコミカルさ、アルとの銃撃戦で見せるスーツ物男役ならではの立ち回りの格好良さ(これタカラヅカでは必須!)、そして小物ギャングの悲哀を見せる芝居心と、3つの要素をがっつり堪能させてもらえました!

この他、まなはるの少年力とせしるさんのオトナの女力は鉄板!
久城あす君が1部と2部でそれぞれ個性的な役を演じ分けています。とくに2部のエドワードは物語の鍵を握る役どころ。最後にエリオットに殴られた後の表情が印象的でした。

少人数で群衆芝居を展開しないといけないため、主役カップル以外の人すべてが、あちこちの場面にエキストラ的に出演しています。この、通称「バイト」を探すのもこの作品の楽しみ。とくに月城かなとくんは、どれほど無名の一市民になってもキラキラとした輝きが目に飛び込んで来てしまうので、バイトとしてはどうなんでしょ?って思っちゃいました(笑)←これ思い切り誉めてます。

さて。
ストーリーに関してなんですが、個人的にはすごく好きな世界観が描かれているんだけどなあ〜。アルのような「両極端」キャラは大好きだし、まっすぐに堅実にエリートの道を歩むエリオットの中に、イタリア移民のアルが「ほんとうはなりたかった自分」を見てしまうのも切ない。アメリカを熱愛(偏愛?)し、その頂点に立ちたいと切望したアルが、結局は国家権力の前に敗北してしまう、そんなアルの「第二の祖国」への片思いも、何とも哀しい…。

グッと来る要素はたくさんあるのに、いまひとつ、まとまった形でズトーンと落ちて来ないのは、やはり「裏社会における善なるもの」を描く難しさゆえでしょうか。ま、もちろんこれが解決できれば私も演出家になれちゃいます(笑)。

それに、タカラヅカの舞台に求められるものってそれだけじゃないですからね。多くの出演者に見せ場をつくること。生徒の新しい一面を引き出すこと。未来のスターを育てること…etc.etc いろいろありますから。

集客が最も厳しそうな平日15時公演でさえ立ち見の方もたくさんいらっしゃるほどの盛況ですから、興行的には大成功ということです。あーだこーだ言うのもタカラヅカの楽しみのひとつですし。何より私自身は満喫させてもらいました!

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終演後に食べた「デリーモ」のパンケーキ。
作品の内容とはまったく関係がありませんwwwww


2015年5月25日 (月)

こまつ座「戯作者銘々伝」

仕事でのご縁がきっかけで、今さらながら井上ひさしワールドにハマリ気味の今日このごろです。
こまつ座「戯作者銘々伝」も拝見させていただきました。

江戸時代後期、いわゆる「黄表紙」で一世を風靡した戯作者たちの生き様を描いた物語。
主人公ともいえる山東京伝演じる北村有起哉さんがとにかく上手い!!!

ミュージカルでおなじみの新妻聖子さんもがんばってらっしゃいました。
新境地開拓かな?

幕が降りた後、しみじみ噛み締めたのが「自由に表現し、それを発信していける幸せ」。「小さなことでぶつぶつ文句いってる場合じゃないぜ!」と自分を戒めたくなりました(笑)

井上ひさしさんは若かりしころ「黄表紙」にハマってしまったことがあったらしいです。
でも「黄表紙」というと、日本史の試験対策として言葉だけ覚えたという人のほうが多いのでは?
今でも出版社のことを「版元」と言ったりしますが、それもこの時代から来ているのですよね。この時代にきっと豊かに花開いていたであろう出版文化のこと、もっと知りたいです。

2015年5月22日 (金)

TSミュージカル「ガランチード」(D-BOYS版)

Dステ16th×TSミュージカルファンデーション「ガランチード」観て来ました。
2010年の初演版がとても良かった作品です。
→そのときの感想はこちら

今回観ても、やっぱりいい話でした(涙)
この作品の中での極私的名セリフ、
「自立した人間は、組織のなかでは自らすすんで歯車になるものだ」
「人間というものは、2人以上でいるには強すぎるけど、1人になると弱すぎる」
 …も、健在でした。

ただ、前回はブラジルでの話が主軸に展開していき、合間に(じつはこの話を演じている)劇団員たちのエピソードが挿入されている印象だったのが、今回はD-BOYS版ということで、比重が逆に感じられたのが興味深かったです。

つまり、崩壊寸前?の劇団員たちが一つの舞台を完成させていく物語が主軸で、合間に彼らが演じるブラジルのお話が挟み込まれているという印象でした。結果、劇団員一人ひとりが一皮向けて、幕開き当初と表情が全然違って見えた気がしました。

同じ作品でも演じるメンバーによってこんなに印象が変わるのも面白いですね。

2015年5月17日 (日)

廣瀬淡窓ゆかりの地を訪ねる@大分

NHK文化センター大分教室でのタカラヅカ講座では、おかげさまで楽しくお話させていただくことができました。
「また来てくださいね」のお声嬉しかったです! 絶対また来ますね!!

さて、講座の翌日は大分観光を満喫するのがこのところのお約束。今回は、熊本や福岡にもほど近い日田を訪ねました。

日田といえば、廣瀬淡窓…なのだそうです。幕末に日田で私塾「咸宜園」を開き教育に力を尽くした人です。
咸宜園を訪ねると受付のおじさんが半ば押し売り的に詳しい説明をしてくれます(^^;;
廣瀬淡窓資料館でもご好意で館長みずから説明をしてくれました。そこからわかったのは…

・淡窓は漢詩が得意だっが、漢詩では食べでいけないので教育にも手を広げた。
・教え方はすごく上手くはなかったから、教育システムの整備で勝負した。
・金融業で成功していた弟、久兵衛の支援があったから成功した(やっぱりお金は大事!)。
・教え子は大分全土にいた(松下村塾より多いことをドヤ顔で自慢されたw)

…といったところ。
へえ、個人事業主の苦労は今も昔も変わらなかったんですね〜。何だか等身大な淡窓先生が伝わってきて面白かったです(*^^*)

恥ずかしながら私、日田を訪ねるまで、この淡窓先生のことをほとんど何も知りませんでした。でもきっと日本のあちこちで、淡窓先生のような偉大な人物が活躍し、多様な文化が花開いていたんですね。それが実は日本の底力になってきたんじゃないか、とも思います。まだまだ知らないことだらけ。もっと知りたい、もっとあちこち訪ね歩きたいものです。

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咸宜園の受付。長体のかかった大きな文字に、世界遺産を目指す気合いが感じられます。

2015年5月13日 (水)

ダ・ヴィンチ「なんでもランキング」に…

ダ・ヴィンチ6月号の「なんでもランキング」にて、宝塚入門本を10冊ご紹介させていただいています。あくまで私の好みということでご笑覧ください。

ちなみに、自分の本を9、10位に入れていますが、これはもともと2冊まで、しかも必ず9位と10位に決められていたので別に奥ゆかしいわけでなく、むしろMAXずうずうしい私でした…。

絶版本不可という条件もキツかったです。本当は、すでに絶版になってしまった昔の本に面白い本がたくさんあるのにね〜。それに、劇団が出している公式本の中にも入門書が1冊もなかったので、これだけは「宝塚検定ガイド」を無理矢理入れてもらいました。

こうして世の中のタカラヅカ本のラインナップを振り返る機会をいただけたことに感謝です。「もっともっと良い本が出て欲しい。いや出て然るべき!」と思ってしまいました。

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2015年5月11日 (月)

柚希礼音さん千秋楽ご挨拶

タカラジェンヌの卒業時の挨拶の言葉には、その人のタカラヅカ時代が凝縮されるなぁと聞く度に思います。
その意味で、柚希さんは最後まで王道でした。
これほどまっとうな言葉がこれほどしっくり来る人もなかなかいないと思うな。
あまりに感動したから思わずテープ起こししちゃった(職業病)。

☆☆☆

夢のようなタカラヅカ。
その中は、皆の想い、情熱、志が詰まっていた。
だからこんなにもタカラヅカを愛したのかもしれない。
子どもの頃は人前に出るのが苦手だった私を
タカラヅカがここまで何とか育ててくださいました。
努力した先の喜びを知ったから、精進し続けることができました。
やり遂げる心さえあれば、どんなことにも挑戦できることを知りました。
感謝の気持ちがあれば、何もかもありがたいことを知りました。
自分を認め、信じなければ、誰も信じてくれないことを知りました。
芸を磨き、精神を磨きながら、歩き続けられましたのも
私と出会ってくださいましたすべての皆様が、私にそれを教え続けてくださったからです。
柚希礼音は、すべての皆様の愛によって育てていただきました…。


※追記
産経ニュースのこちらのページのほうがさらに詳しく「テープ起こし」されてた!
もしかして記者さんもファンなのか?(笑)

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