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2015年4月26日 (日)

ひとつの時代が終わる ーちえねねフォーエバー!ー

星組東京宝塚劇場公演を観て来ました。
100周年を支えたスーパースター柚希礼音、そしてゴールデンコンビとして相手役を務め切った夢咲ねねのサヨナラ公演。
お芝居「黒豹の如く」は、作品に込められた柴田先生の思いを感じて切なかった。

1920年のスペインって…。
大航海時代の栄光にすがって生きている国の、しかも第二次世界大戦前のまさに「嵐の前の静けさ」のような時代だ。
そんな国のそんな時代を舞台にした作品にあえて挑戦させるとは、何という心意気だろう。
柚希さんだからできた、いや柚希さんにしかできなかったとしか思えない。

舞台セットも、新人公演を観たときはシンプルで地味な印象だったけど、このトップコンビのドラマを描くキャンパスとしては相応しい感じがした。
でもその淡々とした空気からは言い知れぬ不安や絶望感もかきたてられて少し怖かった。それは作者自身が今の時代の空気から感じ取っているものかもしれない。

こんな風に「男の力」で時代を切り開いて行く主人公と、愛ひとすじに生きるヒロインが織り成すドラマが描かれることは、たぶんもう2度とないだろう。
もしかするとこの作品は昭和の良き時代へのオマージュ。
そして時代は変わり、作り手も演じ手も変わっていく。

ショーはシックでゴージャスで、まさに「今の星組」を感じさせる一作。
リベルタンゴで始まるプロローグ。
「ノバボサ…」を彷彿とさせるドアボーイ君の場面。
「今の星組」ならではの3組入り乱れての豪華デュエット。
2階客席まで行っちゃうちえちゃんパワー。
キラキラなし黒燕尾で見せる気迫。
今、思い出してみても、どの場面も印象深い。

芝居・ショーとも、作品としては色々な評価があることは耳にしてきた。
でも、どちらも作・演出の先生方を初めとした作り手側の柚希さんへの想いがいっぱい詰まった作品だなあと思った。

ああこれで、ひとつの時代が終わる。色々な意味で…。
パレードの幕が降りるとき、そんな思いを噛み締めたのでした。

※写真はお約束のダジャレデザート
「Dear ダイアーモンド!! -101カラットの永遠のデザート-」
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