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2015年4月の記事

2015年4月27日 (月)

「レ・ミゼラブル」2015

初演の頃から何度となく観ているのに、また観るとやっぱり感動して、新たな発見もあって、感想書き残したくなっちゃったので、書きます。

今日まず特筆したいのは、ヤン・ジュンモバルジャン!
囚人24653だったバルジャンが自らの罪と向き合い続け、苦悩し、やがて宿敵ジャベールをも逃してやる境地に達していく。
美しい歌声に聴き入るとともに、変わりゆくひとりの男の姿に目が釘付けでした。
ラスト、ファンティーヌ、エポニーヌとともに神に召されていくシーンでこんなに泣いたのは初めてかも。
「ああ、この人は神様に許されたんだな…」と確かに感じました。

後で調べるとこの方は自身も敬虔なクリスチャンなのだそうですね。
何となく、そんなバックボーンも感じさせるバルジャンだったように思います。
こちらのインタビューも興味深いです。

対するのは吉原ジャベール!
わたくし、ジャベールに関してはビジュアルにこだわりがありまして、あのロングコートが似合う長身イケメンじゃないとイヤなんです。
吉原ジャベールはその点ストライクゾーン!
ジャベールとバルジャン、両者の雰囲気も「冷徹さvs温かみ」あるいは「寒色vs暖色」とくっきりと対照的なので対決シーンは迫力十分。
「バルジャンの正義」と「ジャベールの正義」果たして正しいのはどっちなんだあああ??と考えずにはいられませんでした。

そしてそして、上原理生さんのアンジョルラス!!!!!
この役こそ「選ばれし人」しかできない役だと思ってますが、彼はまさに神様から選ばれし一人なんだなと改めて確信。
もともと備わった抜群のカリスマ性の上に、ご本人自身が役を余裕をもって楽しんでらっしゃるようにも感じられて、私がパリの学生だったら間違いなく彼に付いて行きますよ(笑)

ところが。
登場シーンからオペラでガン見。さぁいよいよ名曲「民衆の歌」が始まるぞぉ〜という瞬間に私ときたら…。
突如として私の脳内を「魅惑のエグラモーさん」(「ヴェローナの二紳士」)が通り過ぎて行きました。
そして心の中で吹き出してしまったのでしたwww
→「魅惑のエグラモーさん」についてはこちらのサイトの中ほど参照のこと。
まぁそれだけ芸域を広げた理生くんだけに、アンジョルラスもまた一段と味わい深いってことでw


「誰かを愛することは、神様のおそばにいること」
最後のシーンのこの言葉は聖書からの引用のようですが、ほんとうにいい言葉だなぁと今回もしみじみ思ったのでした。

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2015年4月26日 (日)

ひとつの時代が終わる ーちえねねフォーエバー!ー

星組東京宝塚劇場公演を観て来ました。
100周年を支えたスーパースター柚希礼音、そしてゴールデンコンビとして相手役を務め切った夢咲ねねのサヨナラ公演。
お芝居「黒豹の如く」は、作品に込められた柴田先生の思いを感じて切なかった。

1920年のスペインって…。
大航海時代の栄光にすがって生きている国の、しかも第二次世界大戦前のまさに「嵐の前の静けさ」のような時代だ。
そんな国のそんな時代を舞台にした作品にあえて挑戦させるとは、何という心意気だろう。
柚希さんだからできた、いや柚希さんにしかできなかったとしか思えない。

舞台セットも、新人公演を観たときはシンプルで地味な印象だったけど、このトップコンビのドラマを描くキャンパスとしては相応しい感じがした。
でもその淡々とした空気からは言い知れぬ不安や絶望感もかきたてられて少し怖かった。それは作者自身が今の時代の空気から感じ取っているものかもしれない。

こんな風に「男の力」で時代を切り開いて行く主人公と、愛ひとすじに生きるヒロインが織り成すドラマが描かれることは、たぶんもう2度とないだろう。
もしかするとこの作品は昭和の良き時代へのオマージュ。
そして時代は変わり、作り手も演じ手も変わっていく。

ショーはシックでゴージャスで、まさに「今の星組」を感じさせる一作。
リベルタンゴで始まるプロローグ。
「ノバボサ…」を彷彿とさせるドアボーイ君の場面。
「今の星組」ならではの3組入り乱れての豪華デュエット。
2階客席まで行っちゃうちえちゃんパワー。
キラキラなし黒燕尾で見せる気迫。
今、思い出してみても、どの場面も印象深い。

芝居・ショーとも、作品としては色々な評価があることは耳にしてきた。
でも、どちらも作・演出の先生方を初めとした作り手側の柚希さんへの想いがいっぱい詰まった作品だなあと思った。

ああこれで、ひとつの時代が終わる。色々な意味で…。
パレードの幕が降りるとき、そんな思いを噛み締めたのでした。

※写真はお約束のダジャレデザート
「Dear ダイアーモンド!! -101カラットの永遠のデザート-」
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2015年4月21日 (火)

伝説の「彼を帰して」を聴いた!

「コルム・ウィルキンソン 日本スペシャルコンサート」行って来ました。
当初「このお方どなた?」という不勉強っぷりだったのですが、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の初代バルジャン役の方です。

ミュージカルファンにはおなじみ、珠玉の名曲の数々が聴けるという至福のひとときだったのですが(来日キャストの中でひとり、宝塚出身の則松亜海さんががんばってらっしゃった!)、それもこれもラストの一曲「彼を帰して」ですべて持って行かれちゃった感じです(*´ω`*)

「彼を帰して」(Bring Him Home)はレミゼでバルジャンが歌う曲。
戦いを控えた夜、目の前で眠る青年が、コゼットの恋人マリウスだと知ったときに歌う曲です。
正直、レミゼを見始めた頃には、私にとってはあまり印象に残る曲ではありませんでした。
初めて「もしかしてこの曲ってすごいのかも」と思って好きになったのは、山口祐一郎さんで聴いたときでした。
山口さん独特の囁くような高音がとても美しい…でも、難しい曲なんだなと思ったんです。

今回、この一曲が生まれたいきさつを知って納得しました。
この曲、1985年のレミゼ初演時にコルム・ウィルキンソンさんがキャスティングされたから、彼の歌声に合わせて作られた一曲なんですって。
しかも、コルムはリハーサル時に後半の高音を更に高くしていったらしい。
で、その後この一曲はバルジャン役者泣かせの一曲になったらしいです(>_<)
やっぱり…特別な一曲だったんですねえ。

コンサートのラスト、戦場のバルジャン風の上着を着たコルムさんが登場したら会場はそれまでにない大拍手!
それは、テクニックとかそういうことはもはや超越してました。
初演から20年の時を経た、崇高な重みを感じさせる歌声でありました。

歌い終わった後も会場総立ちでスタオベ。
これぞ一期一会、舞台の醍醐味。
伝説の一曲を生で聴くことができて、ほんとうに幸せでした。
レミゼファンの方は必見です。

2015年4月19日 (日)

体験!フラワーアレンジメント

高校の同級生の波間智子さんが講師を務める、AOYAMAフラワーサロンの作品展におじゃましたところ、ラッキーなことに体験レッスンさせてもらえることに〜!
で、作った作品がこれ。

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片側から見たときはピンクと黄色、もう片側から見たときは黄色中心と、イメージが少し変わるようにしてみました。
当面は毎日向きを変えて2つのイメージを楽しむことにします。

大胆にアバウトにざっくざっくと花を刺していってしまう私に対して、先生の感性はとっても繊細。ちょっとした高さや向き、色の組み合わせへのこだわりがとっても細やかで、それでいて的確なんです。
それに言葉の端々から、花を心から愛してらっしゃって、大事に扱いたいという気持ちも伝わってくるんですよね。これまた粗雑な私とは大違い。
うーん、プロとアマの差ってこういうところなんだなあと感じ入っちゃいました。

ひととおり体験してから、改めて展示作品を鑑賞すると、その素晴らしさがが改めてよーくわかりました。
これは、ダンスや歌を習ってから舞台を観ると、舞台で歌ったり踊ったりしている人のすごさが身にしみるのと同じですね。

日ごろは文字ばっかの理屈っぽい世界に生きてるから…。
良い刺激にもなり、癒しにもなる体験でした(*´ω`*)

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※制作過程その1

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※制作過程その2

2015年4月18日 (土)

湖月わたるさんトークイベント!

昨日はNHK文化センター梅田教室で行われた、湖月わたるさんのトークイベント「人生は舞台と共に」のナビゲーターを務めて参りました(^-^)/

わたるさんとは朝日新聞デジタルのインタビューで何度かご縁があり、私自身「卒業後にますます惚れ直したお方」のひとりです(*´ω`*)
いつも優しくてオトコマエなわたるさん、周囲の方々へにも細やかな気遣いも素敵で、フリーランスで仕事をやっていく者として見習わなくっちゃ〜〜といつも思うんですよね。
タカラヅカ卒業後、舞台女優として自分らしく輝き続けていけるのも、きっとそんなところに秘訣があるに違いない、と私は確信しております。

今回は受講者の皆さんがいらっしゃるということで、わたるさんもまたいちだんとアツく語ってくださいました。
さっすがエンターテイナーであります!
会場を笑いの渦に巻き込みつつも、役者としての深いお話まで。
私自身、これまでのインタビューでもうかがい知れなかった新たな一面を垣間みられた気がして、ますます役者さんとして興味しんしんになってしまいました。

70分間はいつもとは全然違う集中力を一気に使うので、終わった後は紅茶にいつも入れない砂糖を大量に入れて飲み干してました(笑)
でも、「限られたこの時間内にこの方の魅力を最大限引き出せるか!」の勝負に賭けるスリリングな緊張感がじつはたまらなかったりします。
やっぱり好きなのかもしれないこの仕事!?


★おまけのお知らせ
この夏、NHK文化センター梅田教室「ヅカ漫談」久々に開催します!
8月1日(土)午後漫談(講座)、9日(日)観劇会の予定。
詳細はチラシやNHK文化センターwebサイトにて告知されると思いますが、取り急ぎ日程だけお知らせです(^-^)/

2015年4月 1日 (水)

「企画のたまご屋さん」10年間で学んだこと

昨年度末(つまり昨日)をもってNPO法人「企画のたまご屋さん」の代表理事を卒業いたしました。
手続き上は6月の総会をもって退任となるようですが、組織体制としては年度が変わる昨日で一区切り。今日からは新体制が動き始めます。6月まではきっちり引き継ぎをやろうと思います。

立ち上げのときから関わり、2011年6月からは代表理事。
昨年には10周年を迎えました。

「ひたすら走り続けた10年間、悔いはございません!」
と、タカラジェンヌの卒業挨拶のようなことはとてもとても言えません。
それでも、ここでなければ学べなかったことがいくつかあるので、この場を借りて書き残しておきます。

◆10年やってみないとわからない
「すぐに結果が出ないから」といってあきらめないこと。2〜3年で投げ出さない方がいいことって、きっとたくさんあるのだと思います。

◆続けることは価値だ
平日毎朝1本「企画のたまご」を休まず流し続けた結果、ふと気がつけば400冊の本が出せていました。今となっては「10年継続」とか「400冊」といった数字自体が立派な価値になっています。

◆潮目は必ず変わる
ヘタレな私は、愚痴ったこと泣きわめいたことも数知れずでしたが、それでも、本当に困ったときは不思議と必ず手を差し伸べてくれる人がありました。
そうやって土壇場で支えてくださった方々への感謝の気持ちは言い尽くせないものがあります。
そして、何年か前には絶対不可能だと思っていたことも、いつのまにか実現できる組織になっていました。

◆新たなステージには新たな課題がある
新たなステージに到達するということは、新たな課題にぶつかるということなんですね。
それはきっと個人の人生でも同じです。
これまで想像もしなかったような課題にブチ当たるのは、それだけ成長したってことで、ある意味喜ばしいことなんでしょう。

と、いうわけで、これからの「たまご屋さん」にもどうぞご期待ください。
10年間、支えてくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

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