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2015年2月15日 (日)

今さらながらボンベイドリームス

マサラミュージカル「ボンベイドリームズ」が梅芸で千秋楽を迎えた(はずだ)。
以下は2月6日に東京国際フォーラム(ホールC)で観たときの感想である。

おそらくこの作品、興行的にはあまり成功とはいえないんじゃないだろうか。
私が行った日の3階席も3割ぐらいしか埋まっていなかったと思う。
マサラカーテンコールのダンスもちゃんと練習して行ったのだけど(REON武道館の振りに比べたらはるかに簡単だった!)、そういう客席だと踊る気になれなかった。やっぱりこの手の試みは満席で盛り上がった客席でないと実現が難しいのだと思い知った。

ひとことでいうと、作品が持っているテーマとアピールの方向性にズレがありすぎた。「しゃからかべいべー♪」みたいな軽い世界じゃ全然ない、もっとシリアスで深い話だ。正直、1幕の前半は眠気が襲って来て、「これはもしや、昨年春の某舞台以来の激おこぷんぷん作品の再来か」と危惧した。でも2幕に加藤和樹がスウィーティの首を締めたあたりからようやくこの作品の本質がわかってきて引き込まれた。

ブロードウェイでこの作品を観たという人が「たぶん日本人にはウケないんじゃないか」と言っていたが、それもわかる気がした。だからあのようにポップでノリノリな打ち出し方にしたんだろうとも思う。だけど、そういう雰囲気を期待して行ったお客さんの頭にはきっと「?」が飛び交ってしまうだろう。

ネガティブな話ばっかりしても何なので良かったことも。まず、加藤和樹ヴィクラムの最低のクズ男っぷりに、人間の本性を見た。歌も良かったし、これはタイタニック期待できるなと思った。

あと、「アルジャーノンに花束を」に続いて今回の舞台を観て思ったのは、浦井君ってこういう触れ幅の大きい役をやらせると本当に上手いんだなということ。

コムちゃん(朝海ひかる)演じたラニは、本来的にはオーシャンズ11のダイアナみたいなキャラなんだと思う。でも、ダンスシーンのコムちゃんはとにかくキュートでタカラヅカ時代の荻田ショーさえも彷彿とさせてくれたから十分満足ですって感じかな。

できることならタカラヅカなみの人数の出演者と、レミゼ並のセットの中で見せて欲しかったなーと愚にもつかないことを思う。ラストシーン、すべてを呑み込んでしまうようなボンベイの喧噪のなかで一人たたずむアカーシュの姿っていうのを見てみたかった。

もし、望むままの製作予算があってキャスティングも舞台装置も衣装も思うままにできるのなら、荻田先生は果たしてどんな舞台を作られたのかなあ。

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