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2014年9月の記事

2014年9月30日 (火)

「勝ち」の基準をみつける

芸ごとの世界における「勝ち」って何だろう?という問題について考えさせられたので、朝っぱらからブログ書いている(>_<)

以前、40代も後半になってからダンス(それもヒップホップ系)を始めた人から、
「ダンスの世界は勝ち負けがなくていいよな」
的なことを言われて「甘いっ!(`・ω・´)プンスカ」とゲキオコしたことがあった。
ところが、やがてその彼もアマチュアの発表会なんぞに出るようになり、もともと自分に厳しい人だったので、今は本番での出来を反省して「負けだ…」と落ち込んでいるようだ。

…極端過ぎるだろwwwww

芸ごとの世界はスポーツのように明確に勝負がつかないし、試験のようにデジタルにも採点されない。曖昧模糊とした世界。だからややこしい。

その中で「スターシステム」という超明確な勝ち負けの基準を持ち込んでいるのがタカラヅカだ。
トップスターの座に登り詰めること。それが最大の「勝利」であることは誰もが認めるところだろう。
それで、突然だが以下のようなポジショニングマップを思いついた。

横軸は「トップスターにどのくらいなりたいか」の本人の意思だ。
縦軸は「この人はトップスターになれるのかどうか」の才能軸だ。

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第1象限にいる人たちが、トップスターの座を争う人たち。
ここのポジションの一番右上が、まあ今でいうなら星組の柚希礼音さんみたいな人だろう。
ファンの誰もが「彼女はトップになるだろうな」と信じて疑わず、本人もその期待に応えて大トップスターになっていく。
だけど、悲喜こもごものドラマが生まれるのは、むしろこの象限の真ん中ぐらにいる人たちの周りだ。
外野の勝手な言い分で恐縮だが、ファンとして見守るときの醍醐味はそのあたりにあったりする。

第2象限に属する人たちも、ごくたまにだがいる。
いわゆる将来を嘱望されながら、さっさと辞めていってしまうような人たちだ。
こういう人たちをみていると「ああ、熱意(というか執念?)もまた、才能のうちなんだなあ」といったことを考えさせられる。

第3象限、そもそもここの人たちが厳しい試験を突破できるのかとも思うが、運よく入れたならば「タカラヅカの舞台を踏めただけで満足♪」ということになるのだろう。
ある意味、最も幸せな人たちといえるのかもしれない。

そして第4象限。
残酷な話だが、多くの人はここに属することになる。

タカラジェンヌだけではない。
芸ごとの世界で、あるいは表現者として生きていこうとする人たちの大半は、残念ながらここに所属する。
「この世界で成功したい!」「食べていけるようになりたい!」そう切望するが、自分に与えられているのは平凡な才能だけ…。

いや、もしかするとこの軸を「出世できる・できない」「出世したい・したくない」と置き換えたら、会社勤めの人にも当てはまる話かもしれない。

と、ここまで書いてきて朝からブルーな気分になってきましたが(´・ω・`)
だが、先日のブログでも書いたけど、もしかすると本当の勝負は「私って第4象限なのね」と自覚したときから始まるのかもしれない。
そこから、いかにして自分なりの「勝ち」の基準を見つけるか、そして、どうやって自分をそこまで引き上げるか?

それこそが真に創造的な人生ということなのかもしれないな。
自分なりのブレない「勝ち」の基準を見つけて、きちんと達成している人は美しいと思う。

2014年9月29日 (月)

キム・ダヒョンさんのファンミーティング

韓国ミュージカルの舞台で活躍中のキム・ダヒョンさん
先日のソウル遠征時に観た「ヘドウィグ」では、素顔の涼しげなイケメンぶりと舞台上の女装のインパクトとのギャップにやられてしまっておりました。
そしたらタイミングのいいことに、そのダヒョンさんの日本初ファンミーティングが開催されるというんで、さっそく行ってみたのであります!!
(というわけで昨日はダンス発表会とファンミという不思議な組み合わせのダブルでした)

当初2時間の予定が、最後のツーショット撮影会の前までですでに3時間超え(>_<)
でも、歌ありトークあり客席参加ありの充実したプログラムでしたから、参加された方はきっと大満足、むしろ伸びてラッキーぐらいな気持ちだったに違いないです。

とくに面白かったのが、ダヒョンさんの出演した舞台やドラマの名シーンを、ファンの代表とダヒョンさんが共演して、優勝者を決めるというコーナーでした。
あらかじめ行われたらしい一次、二次審査を通過したファン代表3名はいずれも強者ぞろい。
3名中2名は、ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」「太陽を抱く月」の曲を何と韓国語でデュエット!
「太陽を抱く月」の方はそれらしき衣装もちゃんと着て来られていて、まるでホントのミュージカルの一場面を観ているかのよう。
残りのお一人は年配の女性でしたが、何とウサギのぬいぐるみを持ち、頭には可愛いリボンをつけてきて「金よ出てこいコンコン」というドラマの子役を大熱演されていました!!

ファンもガチならダヒョンさんもガチで、3名ともに1度通してやってみた後に「もう1度!」
そこで細かいダメ出しをしてからもう一度トライしてみてさらに完成度を上げるというこだわりっぷり。
見事優勝したのは「ジャック・ザ・リッパー」のグロリアとダニエルの出会いの場面を演じた19歳の女子学生の方でした(*´ω`*)

ダヒョンさん、品があってウィットに富んだ話し方をされる人で、韓国語がわかって微妙なところまで理解できたらいいのにーと思っちゃいました(だからといってなかなか勉強しないんですけど(>_<)。
トークで面白かったのが、次の出演作「ヴォイツェク」の役作りのためひたすら豆だけを食べ続けた挙げ句、体調を崩したという話。やりすぎです(笑)
ファンとの共演時のダメ出しといい、もうこの人ホントに役者だわーと感じ入りましたわ。

これからの活躍に注目していきたいです(*´ω`*)

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※ソウルで観た「ヘドウィグ」、開演前の様子。


2014年9月28日 (日)

おじさんダンサーの味わい!?

知人が出るダンスの発表会を観に行って来ました。
会場は南大塚ホール。客席数270人のこぢんまりしたホールだ。

ヒップホップ系のダンスが中心なのに、私と同じくらいか、もっと年上だろうと思われる男性もたくさん出ているのにビックリした。
そもそも、私ぐらいの年代でヒップホップを踊りこなすのはなかなか難しい。あのリズムについていけないし、あんな風に身体を使うのにも慣れていない。それなのに、中にはそこそこいい感じで踊ってる人がいるのにまたビックリ。
むろん「必死で練習しました (`・ω・´)キリッ.」感だけが滲み出ているカクカクした踊りっぷりの人も多いのだが、それはそれで心打たれるものがある。
やっぱりダンスだって、年を重ねることで出せる味わいってあるんだなあーと改めて思ったりした。

そのいっぽうで、子どものステージを観ていると、みんながんばって踊っているのに、持って生まれた才能の差はやっぱり歴然とするから、神様って残酷よねーと思ってしまう。
でも、一緒に観に行った友人にそんな話をしたら、
「その歴然とした差を自分で認識してからが本当の勝負ですから (`・ω・´)キリッ.」
といわれて、なるほどねえと思った。
これ、ダンスに限らず表現の世界は何でもそうかもしれない。

もちろん個々の場面に対しては「あー上手い人多いのに構成が単純すぎる」とか「衣装だけガンバリすぎじゃね?」とか、職業病でいちいち突っ込みたくなるんだけど、そのアンバランス感がまた面白いなーと思う。
それに何といってもあの全力投球感や、一度の舞台に賭ける瞬発力は、商業演劇では得られない感動だ。
興行側の都合だけがミエミエの下手(へた)な商業演劇なんかに比べても、はるかに楽しめたな。面白かったよ〜。

2014年9月26日 (金)

「私だけに」を「私なりに」訳して歌う

早稲田大学教育学部「舞台芸術入門2」本日開講でした!
リレー形式の講義で、私はガチ宝塚部分の担当。11月後半に登場予定ですが、初回ということで顔出して来ました。

コーディネイターの渡辺先生のテンションも高く、例年にも増してアツい授業になりそうです。
教育学部の授業ですがオープン科目だし教室のキャパもあるようなので、ヅカヲタの皆さんはもちろんのこと、ミュージカルや舞台に興味ある学生さんはぜひいらしてくださいね(^-^)/

…と、なぜかここで宣伝。
少しでもたくさんの人に舞台の面白さを知って欲しいという趣旨の授業なんで、まぁいいんじゃないでしょうか(笑)

さてこの授業、前期もあったのですが、そこで出されたレポート課題ですごく面白いものがあったようです。それは…

【ミュージカル「エリザベート」の中の代表的な曲「私だけに」原曲の歌詞(もちろんドイツ語)を自分なりに訳して歌ったものを録音して提出する。】

…というもの!!
レポートというよりは、もはや実技ですなこれは(笑)

で、さらに面白いことには、一見面倒くさそうな課題にも関わらず、提出者が意外と多かったのだそうです。
(レポート課題は複数出され、その中から好きなものを選ぶ方式なのです)

あまりにもユニークな訳詞&ハイレベルな歌唱力のものが多かったため、「採点する先生だけがひとりで楽しむのはもったいない」ということで、今日の授業の最後に、特に優れていたもののいくつかが披露されていました。
うん、確かに素晴らしかった!

こういうのは面白いし、知的好奇心もそそるよね。
近視眼的なキャリア教育もよろしいけれど、やっぱり大学の学びってこうでなくちゃあと改めて思った次第です。

2014年9月23日 (火)

心地よいカフェの条件

秋分の日。気持ちの良い秋晴れの午後\(^o^)/
こりゃ家の中にはこもっていられないでしょうということで、ふらふらと散歩へ。
どこぞのカフェで一休みしたくなった。

歩き回っていたのはカフェの林立地域だったんだけど、「よし!ここ」というところがなかなかない。
思わず入り口で躊躇しちゃうのだ。

考えてみれば私、アバウトなようでいて、この手の好みは細かいのかも。
まずだいたい「カフェでございます!」と自己主張してる感じのところは、ことごとくダメなのだ。だから、雑誌なんかに出ている今どき風のオサレカフェはことごとくアウト。
ほどほどにレトロなのは良いけど、かといってあまりに昭和すぎるのも落ち着かない。
あまり自己主張しすぎるシンプルでナチュラルで、そこにあるのが当たり前であるかのように存在している店がいいんだけど…ドストライクゾーンに入ってくれる店にはなかなか出会えない。

ならばいっそのことチェーン店のほうがいいやというわけで、ドトールコーヒーは案外好きだ。
(スタバよりドトールが好き。なんか落ち着けるし、安いし)
ミラノサンドの新作もだいたいチェックするようにしているし。

まあ、こういうことって服なんかの好みにも通じるものがあるのかもしれないな。
そうやって自分にとって心地よいモノを地道に探し続けるってことが「より良く生きる」ってことなんでしょうね。面倒だけど(>_<)

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