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2014年3月20日 (木)

「評価の軸」再び

昨日は麹町アカデミア「タカラヅカ学」の第2回。
早稲田大学の「舞台芸術入門2」でもお世話になった安冨先生にゲストスピーカーとしておこしいただき、歌舞伎についてアツく語っていただいた。
こうした話とタカラヅカとの比較対象は、とっても興味深い。

早稲田の講義でも盛り上がった「評価の軸」の話も再度していただいた。
歌舞伎のような伝統芸能は、「未来とともに、常に過去を見据えているのだ」と。
また、歌舞伎という芸能は、「思い出の再生産である」といった話もあった。

一連の話を聞いて私は、結局、歌舞伎のような伝統芸能といわれる世界の人たちは、
「芸が継承されていくこと」そのものに価値を置いているのかもしれないと思い至った。
それは、端的にいうと「永遠」への憧れなのかもしれない。

だが、そうやって「継承されてきたもの」が「今」とマッチしないとき、それは芸能として、どうなんだろう?
その疑問は、相変わらず残る。

それで、私自身のタカラヅカ観を改めて考え直してみるに、もしかすると私は「芸が継承されていくこと」それ自体にはあまり興味がないのかもしれない。
すべては時の流れのなかで、移ろい変わるもの。
とても冷たい言い方で申し訳ないのだけど、もし仮に将来、宝塚歌劇が傾き衰退するようなことがあるならば、それもまた仕方のないことだと腹をくくっているところがある。
そのときは、そのさまを見守り記録していくことが、自分の役割になるのだろうと思っている。

もちろん、それは今までだってずっとそうだったのだ。
そんな危うさの中で、なお100年間続いて来た逞しさと、100年の積み重ねの上にある「今」の輝きを、私は愛しているんだな。

ま、このテーマはとっても深いので、引き続き自分の中でも考え続けてみたいと思っている。


※麹町アカデミア「タカラヅカ学」第3回(最終回)は4月9日です。

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