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2014年3月17日 (月)

タカラヅカ・ピンク

「タカラヅカ100年100問100答」、本日(たぶん)無事に印刷所への入稿も終わり、あとはできあがりを待つばかりとなった。

中身はさておき、今日は、さんざんこだわった表紙のピンクのことについて書きたいと思う。

今回の表紙は「男役の制服」黒燕尾でどどーんと行こうということが決まり、背景色ブルーという案もあったのだが、やはり暖色系で行こうというところまで決まり…。
あがってきた案に対し、イラストの牧さんから「待った!」がかかった。

「背景のピンクの色合いがもう少し抑えた綺麗なピンクの方が宝塚っぽいとも思います」

で、「こんな感じ」の例として添付されてきたのが、「ベルばら」のロザリーの衣装の写真だった(爆)

さっそく色合いを調整してもらったのだが、牧さんのこだわりは留まるところを知らず、

「すみません、ピンクの色がもう一歩宝塚ピンクに近づけばと思います」

で、具体的なイメージとして挙がって来たのが、次回月組公演ポスターの、
「【◯月◯日前売開始】を囲んでいる四角の色です」
だと…。

この間、私はといえば、「すごい…さすがのこだわり(((( ;°Д°))))」というポカーン状態。だが、改めて衣装などに使われているピンク色をしげしげと眺めてみると、確かにそこには、品があるけど決して甘過ぎない「タカラヅカ・ピンク」ともいうべき厳格な基準があるような気がしてきた。
はーー、これまでさんざん観て来たのに、そこには気付かなかったなあ〜。
自分の感性の鈍さを恥じるばかりの私。

世間によくある「ヅカっぽいデザイン」が何故か安っぽく見えちゃうのは、そこを考えずテキトーに「ヅカといえばピンク〜」ぐらいで色味を決めてしまうからなのだろう。

そうこうしているうちに、無事にしかるべきDICナンバーにまでたどり着き、いい感じのピンク色に仕上がった。
グラデーションにしましょうというのは、デザイナーさんが考えてくださった案で、これもとっても綺麗。

すっかりご満悦気分に浸っていた私だったが、そこでふと、あるアイデアがむくむくと…。
「ここまでタカラヅカ・ピンクにこだわったのだから、帯の色もこだわるべきなのでは?」
カバーがピンク、タイトルが白と来れば、そう! あとはブルーですよブルー。

ピンクにブルーのトリコロールカラーは、戦前の白井レビューの基本色といわれていた色の組み合わせだ。
これを使うと、いかにも100周年記念に相応しいのでは??

この期に及んで、急にそんなことを思いついた私は、恐る恐るメールで提案。
「イメージとしては、『風共』のメラニーとか、『うたかたの恋』のマリーとか、そういう清純派のヒロインがよく着ているドレスのブルーです」

そこでも牧さんがフォローしてくれて、みりおんちゃんのメラニーやらマリーやらの写真がすかさず送られて来た。さすがの連携プレーだった(>_<)

こうして、帯の色も土壇場で変更してくださることになり、出来上がった表紙がこれ。
いかがなもんだろうか?
パソコン画面だとちょっと違った風に見えるらしいので、実物をみるのが本当に楽しみだ。

Cover_obi

それにしても今回の一連の件から、ピンクのドレスひとつ作るにも、きっとその色はこだわり抜いて決められているに違いないということを、改めて思った。
そこにもまた、100年の歴史の中で培われた暗黙知がたくさん存在しているに違いない。
まだまだ知らないことばかりのタカラヅカワールド恐るべし!


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コメント

今頃のコメントで失礼します。

今日、ドラマシティの昼公演と夜公演の間、カフェにいたのですが、隣の若い男性二人の宝塚談義が面白くて、文庫本を読んでいるふりをして、ずっと聞き耳を立てていました。

ひとりは、月組の初日を観てきたそうで、フランス人がデザインした衣装がお気に召さなかったようです。フィナーレのピンク色の桜がついた衣装については、「上から下まで一式揃えて10万円の振袖みたいな感じ」と形容していました。私はスカステのニュースで見ただけですが、彼の表現は的確だと思いました。豪華ですけど、「いつもの宝塚じゃない」という感覚も手伝って、何だか歓迎しにくいんです。

その昔、高田賢三さんデザインの衣装で星組(紫苑ゆうサン主演)のショー作品がありましたが、あの時も、何だか違ってました。色の温度とか、シルエットとか。

牧さんのこだわりも、とっても納得できます!ご本を手にする日を楽しみにしています。

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