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2014年3月18日 (火)

歌舞伎座「封印切」を幕見した

梅田芸術劇場シアタードラマシティで上演中の雪組公演「心中・恋の大和路」が大評判なようで、日本物ラブな私としては嬉しい限り。
4月の東京公演が今から待ち遠くてたまらないが、今月は歌舞伎座で同じ近松の原作の舞台化である「封印切」が上演されているということで、予習を兼ねて幕見に行って来た。
 
幕見なんて超久しぶり。当然、新劇場になってからは初めてだ。
この幕のチケット販売開始は12時半ということだったが、平日だし、まぁ座れるでしょと高をくくって、それでも12時半過ぎには行ったのだが、すでに立ち見だと(>_<)
 
「ええっ!!もう立ち見なんですか〜」と驚く私。
そしたら、歌舞伎座のお兄さんに「だから、わかってないシロートは困るなあ」といった顔で応対されたのがちょっとムカついた。さらに、「ええっ!立ち見も同じ料金なんですか?」と驚く私に対しても「当たり前だろ」ってな表情をされた…。
「立ち見席は安い」と思うのは別におかしなことじゃないと思うんだか(宝塚歌劇だってそうだし)。シロートの敷居を下げるためにも、歌舞伎の未来のためにも、もっと心のこもった対応をして欲しいものだと思う。
 
歌舞伎座の幕見のやり方は、松竹のホームページの「一幕見席について」を参照すると良い。幕見チケットは整理番号付きだから、早めに行って整理番号の若いチケットを購入しておくのが賢いやり方だということが今日わかった。チケット購入後、入場時間までの間は土産物屋をのぞくなり昼ご飯をかき込むなりして過ごせばよい。
 
所定の時間(今日だと開演約30分前の1時5分だった)までに4階に集合すると、そこで整理番号順に並ばされて、入場させられる。幕見席は90席なので、90番までをゲットすれば座れるというわけ。今日の私は112番だった。
 
「封印切」はけっこう長くて、1時間20分もあるから、果たして立ち見で耐えられるのか…?? ヘタレな私は不安いっぱい。
案の定、開幕してしばらくは体の疲れと時間の経過ばかりが気になったのだけど、クライマックスの「封印切」にいよいよ差し掛かろうというときには、そんなことは忘れてしまった。
  
私が今回すごくいいなーと思ったのは、中村翫雀(かんじゃく)さんの八右衛門。滑舌が良いので早口台詞も聞き取りやすかったし、八右衛門がただの薄っぺらいイヤな奴に終わってないところが好きだった。悪口雑言を浴びせかけども、この二人はもともとはきっと仲良しだったんだろうな〜みたいな、どこか人間味を感じさせる八右衛門だった。
(→なおこの感想には後日談あり
 
この八右衛門のキャラが、歌舞伎と文楽ではまったく違っている。文楽の八右衛門は友だち思いのイイ男でタカラヅカ版もそうだが、歌舞伎の八右衛門はイヤな奴だ。
私は文楽、タカラヅカバージョンの八右衛門のほうが好きなのだが、今日の八右衛門さんは文楽バージョンの味わいも少し感じられる気がした。
 
で、今ネットで調べて初めて知ったのだが、翫雀さんって、坂田藤十郎&扇千景夫妻の息子なのね。つまり、今日は藤十郎が忠兵衛だったから親子共演だったのか〜。
 
あとはやっぱり、作品そのものの力がすごいなと改めて思った。さすがの近松! 
立ち見のつらさも忘れさせるのが名作の力だな。

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こんな眺めでした。


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