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2013年2月22日 (金)

オスカルのように仕事したい

今日は「ベルばら」マイ東京初日でした♪

何度も言いますが、タカラヅカは「ベルばら」以外にも(以上に)面白い作品がいくらもあります。
今日も、冒頭の砂糖菓子のように甘ったるいセットをみながら、「あーあ、皆さん、これぞタカラヅカと思われてるんだろうか。不覚じゃ」と思いながら観てました。

が、今日の不覚は私自身のほうだったという。
思いがけず、オスカル様にめちゃめちゃ共感し、感情移入してしまったっっっ(>_<)

元来私は、タカラヅカ版のオスカルという存在があまり好きではありませんでした。
もともと女なんだけど、常日頃は男役やってる人が、女でありながら男として育てられたオスカルを演じる??? つまり、「女→男役→女→男装の麗人」という複雑怪奇な経過をたどった産物であったため、どこぞの悶絶夫人じゃないけど「女なんだか男なんだかよくわかんない存在」にみえたからです。

だけど、これはムラで観たときから感じてたことなんだけど、今回のベルばらは役者と役との関係がシンプルになってる気がします。
ちょっとカッコいい女性が演じる、ちょっとカッコいい女性。
だから、オスカルのことが、自分たち女性の延長線上にちゃんと見えるし、自然に共感できるんです。

その背景のひとつには、いまどきの女子が男子化してる=オスカル化してるってのもあると思うし、またひとつには、スカステなどで「カッコいい女子」としてのスターの露出が増えてるから、その延長線上にオスカルが見えるってのもあると思うんです。
とにかく、今回のオスカルは普通に「女子」なのです。

今日観たのは明日海オスカルだったのですが、彼女の深みのある押さえた芝居のおかげで、荒くれ衛兵隊や、ブイエ将軍との丁々発止のやりとりをみるたびに、「ああ、あんなにがんばってるオスカルに比べて、すぐに感情をむき出しにしちゃう私ってば」と反省。
そんながんばってるオスカルも、フェルゼンの前では女らしさを隠せないのをみては、「ああ、もうフェルゼンのバカバカっ!」と心で叫んじゃう。
フランスの未来を想い、歴史の渦に身を投じていくオスカルの純粋さに心をうたれ、「やっぱり、仕事への取り組み姿勢もああでなくっちゃ」とか思ってしまいます。

そして二幕、「私はこのような人生を与えてもらって親に感謝している」と述べるあたりから涙が…。
さらに、有名な「今宵一夜」の場面では、いよいよ死地に赴こうとする前の最期の夜に女性であろうとするオスカルに何やら神聖なものさえ感じてしまって、涙が止まらなくて困りました。恥ずかしや。

今日の観劇のおかげで、「ベルばら」という作品の奥底を、ほんの少しだけ垣間みられた気がします。
やっぱり作品としての「ベルばら」は奥が深い!

ところで、私は「ベルばら」のキャラの中では、オスカルよりもむしろアントワネットのほうが、すっとオトコマエで強い女性だと思ってきました。
オスカルは最期までアンドレに頼りきって死んでいったけど、アントワネットは、たったひとりで断頭台に向かっていくわけですからー。
最期の台詞も「さようなら、パリ。さようなら、ベルサイユ。さようなら、フランス!」で、フェルゼンはひとことも出てきませんからね。

そんなアントワネット様が雪組版のベルばらではどのように描かれるのか、そして報われないフェルゼンはどんな風に描かれるのか? 楽しみです。

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コメント

記事を読んでベルばら、ちょっと観たくなりました。
ヅカファンのお友だちからは軒並『も~ベルばらは…』みたいに評判がイマイチにつぐイマイチだったので。オスカルも色々経由せずに考えたら変に迷わず見れますね、さすがです!

私もどっちかというとアンチベルばらだったんですけど(マニアなファンにはそういう人多いですよね)、今回はベルばら比の中ではなかなか良かったと思います!
公演も残り少ないですが、機会がありましたら是非ご覧ください〜♪

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