書き続けることの難しさ
拙著「宝塚読本」の電子書籍化のお話をいただきましたので、年末はそのための原稿の加筆修正作業をやっております。
ギョーカイの方はご存知かと思いますが、この「電子書籍」ってヤツ、話題になってるわりには基本的には儲からない(涙)。
コスパ的には必要最低限の直しだけささっとやるのが正解なんだろうけど、ついついホンキであれこれ直してしまう自分が怖い…。
で、改めてこの本を読み直して、思ったんですけど、
「面白いじゃん、これ…((( ;゚Д゚)))…」
自画自賛してるわけじゃーないんですよ。焦りです、焦り。
情報が古くなってる部分は全部直したけど、それ以外の部分はほぼそのまま使える。今の私でもこう書くだろうなーと思える、いやむしろ、今の私よりある意味伸び伸び好き放題書いてるかも!?
おまけに、現在の私が強く主張しているいくつかのことも、エッセンスはみんなこの本に書いてあるじゃーないの!!
確かに当時は思い込みだけでテキトーに書いてしまっていて、その頃に比べれば、裏を取る緻密さだけは進歩したかなと思う。でも、逆にいうとそれしか進歩してなかったらどうしよう…と、焦る私なのであります(笑)
といいつつも、相変わらずタカラヅカ・ワールドは掘れば掘るほど奥が深く、次から次へと色んなこともあるし、飽きる気配は当面なし。
おまけに、来年は99周年、再来年は100周年という節目を迎えるわけで、この局面をこの目で見守ることができるのは、ファンとしても書き手としてもすごい恵まれているという他はない。
この幸運に感謝しつつ、「書き続ける」ことで見えてくるものも何かあるでしょうと信じつつ、来年もボチボチとがんばっていきたいと思う次第であります、ハイ。