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2012年9月28日 (金)

バレエの「オネーギン」

タイトルに惹かれて、東京バレエ団の「オネーギン」を観て参りました。
以下は、「タカラヅカ版オネーギンが脳内デフォルトな人の感想」なので、とくにバレエファンの方には悪しからず、です。

バレエバージョンは全3幕。
1幕:タチヤーナ、オネーギンと出会って一目惚れ。お手紙出しちゃうまで
2幕:オネーギン、タチヤーナを振ってオリガにちょっかい、決闘してレンスキーを殺してしまうまで
3幕:オネーギン、タチヤーナと再会するも拒絶されてしまう
…という構成。

当然、ロシア革命話も出て来ないし、傷心のオネーギンが革命に身を投じちゃったりもしない…。
ていうか、プーシキンらしき人も出て来ない。
きわめてシンプルなお話です。

で、脳内が轟オネーギン様デフォルトになっている私は、2幕まで観たところで非常にショックを受けてしまったのでした。
なぜなら…オネーギンがひたすらイヤなヤツだから。
タチヤーナの振り方にしても、轟オネーギン様の場合「こんな私に貴方は相応しくない」という言い方で、ただの方便かもしれないけれど、でも納得感がありました。ところがバレエでは完全に「ふん。こんな田舎娘。ウザっ!」みたいなヒドい感じなんだもの〜;;

ところが、これが3幕まで行くと、そんなオネーギンが急に可哀想になってしまい…
これは、愚かで哀れなるひとりの男の物語なんだなーと思ったのでした。
逆にいうと、タカラヅカ版のオネーギンがいかにカッコ良く見えるように脚色されていたかという! 恐るべきヅカマジックに今更ながら感服です。

対するタチヤーナのほうが、とっても魅力的な女性に描かれています。
1〜2幕の純真で知的な少女時代から、3幕の大人の女性への変貌ぶりも見事で、これは演者としてもやりがいのある役なんだろうと思いました。

カップルで踊るパ・ド・ドゥがどの場面もスゴイです。
私が驚いたのは、1幕でタチヤーナがオネーギンのことを想って踊る場面が、オネーギン役の人が登場するにも関わらず完璧に「妄想」にみえたこと。
最後の、人妻となったタチヤーナが、少々よろめきつつも(?)最終的にきっぱりとオネーギンを拒絶するくだりも、息をのむ迫力でした。
逆に、冒頭のオリガとレンスキーはまったく対照的な雰囲気。ここがリア充であればあるほど、その後の悲劇も際立つのではないでしょうか。
バレエをみるといつも、パ・ド・ドゥによる表現の幅の広さにつくづく驚かされてしまいます。普段はリフトで男役が娘役をくるくる回しただけで、お見事〜となっちゃいますから(笑) やっぱり、女性同士って大変だし、限界があるんですねと改めて思っちゃいます。

お話がシンプルな分、登場人物それぞれの心の動きが、「踊りのみ」で深く細やかに表現されているのがすごく面白かったです。
また、いろいろな踊り手で観てみたいなーと思ってしまう作品でした。


そして、唐突ですが結論。
結婚するならやっぱりグレーミン公爵ですね(´・ω・`)

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