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2012年5月 6日 (日)

「神戸 はばたきの坂」観てきました

連休最後の一日、新宿文化センターにて、TSミュージカル「神戸はばたきの坂」観てきました♪
たった一日、「初日にして千秋楽」の東京公演とあって、幕開きからコロスの皆さんの気迫がびんびんと伝わって来て…いきなりじ〜ん;;

物語の舞台は神戸の移民収容所。ときは昭和のはじめ、世界恐慌で世の中全体が落ち込んでいたようなころ、それでも新天地を求めて移民を決断した、沖縄と津軽の2家族の、旅立ちまでの1週間の話です。結末はいかに??というわけではなく、最後は「出航」とわかっているので、いつもの舞台とはちょっと勝手が違う感じ。むしろ、この7日間に2家族の間で起こるドラマが見どころです。

収容所で移民の準備をする家族たちを温かく見守り、支援する所員が、坂元健児さん演じる丹波耕介さん。じつは最愛の兄をブラジルで亡くすという過去があり、それゆえに「移民する皆さんの力になりたい」という強い使命感に燃えています。物語の進行役も兼ねているので、終始美声に聞き惚れました♪

でも、じつは彼、津軽から来たミチヨちゃん(彩乃かなみ)に淡い恋心が芽生えちゃったらしく…で、私が一番ツボだったのが、出航間際になって人徳者の丹波さんがいきなり公私混同、職権濫用して、
「ミチヨさんっ、ほんとに行ってしまっていいんですか? 『私にできること』ならなんでもしますっ」
と「告白」するものの、かなみんにあっさりフラれちゃうところでした。
この絶妙のタイミング、そしてさじ加減! ここがなかったら「あーいい人だったね」で終わっちゃうところだけど、この一瞬のシーンで、一気に親近感がわきました。こーいうお芝居ができる役者さんって、いいなあ。

そして坂元さんといえば幕が降りた後の舞台挨拶も超面白かった!!
「兵庫県立文化センター」をなぜか「神戸県立(???)」と言ってしまい、周り中からフォローされるも、結局、兵庫公演の会場名を正式に言えず「まあ、そんな感じです」とお茶を濁してました。いつも聞いてるタカラヅカの新人公演の挨拶以下(?)のグタグタ、カミカミっぷりで会場爆笑の渦。

しかも挨拶の内容もなんだか可笑しくて、
「ミュージカルといえば、フランスだのイタリアだのばかりですが、今回は演じていて日本人としてのリアルさを感じることができました。フランス革命もいい、ベトナム戦争もいいけど、やっぱり日本のミュージカルは移民でしょう! 日本が舞台のミュージカルがもっとできるよう、私たちがもっともっと頑張っていかなければ!!」
みたいなことでしたね。

そんなわけでますます惚れ直してしまい、サカケンさんネタばかりになってしまいましたが、その他のキャストの皆さんも歌良し、芝居良しで見応え十分。沖縄のアツい男に宮川浩さん。そのお姉さんが萬あきらさん。萬さんには朝日新聞デジタルでロングインタビューをさせていただきましたが、独特の存在感を発揮してがんばってらっしゃいました!! 津軽から出て来た夫婦に戸井勝海さん&土居裕子さん。二人の養女が、彩乃かなみさん。

そしてただ一人、すでにブラジルに移民しているのが、剣幸さん演じるサキ。彼女は現地で日本人の夫を亡くし、ブラジル人と結婚しています。そして、元夫の実家の「跡取り」とするために息子を連れて一時帰国してるんですね。なんだかひとりだけ洋装も板に付きあか抜けてて、哀しみも背負ってるんだけど、そりゃブラジル人も惚れるよねという納得の美しさでした。最後の客席を使った親子別れの演出、ありゃ反則だよ〜!(←号泣した人)

両家族にそれぞれピンチが訪れるものの、皆の力で最後は全員無事に旅立って行きます。そりゃブラジルに行ったら想像を絶するつらいこともあるだろうけれど…それでも「希望」を感じさせる結末でした。あー、私も何かに向かってはばたきたい!!なーんて。

この移民収容所は現在、「海外以上と文化の交流センター」になっています。今度関西に行ったときにでも、ぜひ足を運んでみたいものです。

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コメント

私も観ました。

もうすごく良い公演でしかも素人の皆さんのアンサンブルも素晴らしくて感動しました。

移民収容所は次回7月に雪組バウ、梅芸に行ったときに立ち寄りたいと思います。

サカケンも可愛くていい人で素敵でしたが、ウタコさんで最後号泣でした。

今回はバンケイさんの同期の皆様も沢山観劇されてましたね。客席を眺めてニコニコしてしまいました。

謝先生もお元気そうだったし、こういう良心的な作品
日本のあれこれに目を向けた作品は稀少価値があるので
再演してほしいと思ってます。

出演者が揃って歌唱力があってよかったから
難しいですかね?

泣いたり笑ったりしながらも確かにフランス革命やら
ベトナム戦争じゃなくてもこんなに心が大きく動く作品が作れるんだなぁ~と思いました。

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