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2012年5月 9日 (水)

謝珠栄先生の講演会

えっ?? こんなところにこんな興味深い講演会が??
…というわけで見つけてしまったので行ってきました。演出家・謝珠栄先生の講演会。

多くの人の力を借りて何かを創ろうとするとき、
「思いやりのない人」「お金のことばっかり言う人」はダメなのだとおっしゃってました。

「お金のことは、工夫すれば必ず何とかなるもの。何とかしようと知恵を絞る過程で思いがけないアイデアが出て来て、それが作品を面白くする」
とも。

今ではすっごく順調にみえるTSミュージカルも、未だに節約には余念がないらしく、たとえば昨年の「眠れぬ雪獅子」の舞台を彩った旗も、ぜーんぶ手作りだそうな。みんなで作業をするのもまた楽し、なのだそうです。

…でも、これらの話を聞いて私はすっごく共感してしまったのでした。
「そーかー、出版の世界も同じだなー」と(笑)
私たちがやってる出版関係のNPOも常にお金がなくて困っていますが、見方を変えれば「すごい面白いことができやすい環境」ってことですね!

ご自身は「演出家になるぞ」とか「舞台制作するぞ」といった野心は毛頭なく、目の前の扉を必死で開けていったら次々と新しい世界が開けてきたというパターンだそうです。
「負けず嫌いな私には、かえってそのほうがよかったのかも。最初から目標として掲げていたら、とてもできなかったかも」
と、おっしゃっていたのが印象的でした。
私も、長期的な目標とか夢とかが掲げられないタイプなもんで…謝先生方式でとりあえず目先の扉に全力でぶつかっていくしかないですな。

繰り返しおっしゃってた「もっと日本のオリジナルミュージカルを!」という問題については、改めて考えさせられましたね。
台湾人を父親に持つ謝先生も「日本という国を客観的に見てしまうところがある」そうだし、私が習っている沢井箏曲院でも、「箏の素晴らしさをもっと広めるべき!」とアツく語るのは、外国人のお弟子さんが多いのです。
当の日本人のほうが、日本の文化の価値を理解していないのかもしれないですね。

これまで何回か、TSミュージカル関連の取材をさせていただく機会がありましたが、「謝先生の舞台、すごーい!」ぐらいな気持ちで行っていたのを恥ずかしくなってしまった…。
もし次の機会があったときには、謝先生の舞台に賭ける想いを、もう少し踏まえたうえでお話が聞ければと思います。

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カンゲキの記録」カテゴリの記事

コメント

謝先生の講演、私も聞きたかったので、レポートを上げてくださり嬉しいです。「目の前の扉を必死で開けていく」に私も共感しました。次の舞台「客家」もとくにそのテーマが興味深いです。中本さん、謝先生にインタビューできたらいいですね。

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