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2012年5月の記事

2012年5月19日 (土)

五月祭模擬裁判を観てきた

拙著「東大卒でスミマセン」の中でも紹介させてもらい、取材では並々ならぬお世話になった東京大学法律相談所の皆さんによる五月祭模擬裁判を観てきました。
「9時半開廷に、異議あり!!」と思ってたけど、がんばって早起きして良かったデス。

今年は刑事裁判で、
「バイク事故で半身不随となった兄の介護に疲れ、おまけに介護のせいで会社をクビになり婚約者からもフラれた女性が、兄を刺し殺そうとした。兄妹ともども「二人で死ぬつもりだった」と言っているが、真相は果たして???」
という、いかにもありそうな事件が題材。

事件がシンプルな分、さまざまな論点から突っ込んだ議論がなされ、まさに裁判劇の王道って感じ。今どきの学生さんは映像&スライド使いも、サイトー君も真っ青なくらいハイレベルだから、尋問中も「今はどんな論点について話しているのか」がすごくわかりやすい。思わず「これってどう判断すべきなんだ?」と客席でも考え込んでしまう。

面白かったのは、「実録!裁判員の評議」の場面。鼻持ちならないエリート会社員風から、大阪弁のおじさん、介護に苦労した経験のある女の人、ヤンキー兄ちゃん風、そしてオタクまでそれぞれ「いかにも」なキャラ付けがなされた裁判員たちが白熱の議論を展開する。私は、台詞がひとこともない法廷場面でも役作りに余念のなかったオタク青年役の彼に釘付けだったのだが、あとで聞けば実際の彼は真逆の、体育会系好青年だとかで、びっくり。

判決は、私の予想よりはるかに厳しいもので最初は愕然としたのだけど、理由を聞くと「なるほど、確かにそうかも」と納得できるもの。ていうか、被害者と被告人の兄妹役の二人とも爽やかで好感度高いので、つい判断が甘くなってしまってたみたい(笑)

そして最後の、模擬裁判監督の挨拶には感動した!
「事実と真実は違う。真実はひとつだが、証拠や証言から『事実』を認定しなければいけないのが裁判の難しさ。本件でも被告人の女性が何故殺人に至ったのかは、本人でさえわからないことなのかもしれない。刑に服した後の、被告人の女性の幸せな未来を祈りたい」
といった内容だったと思います。
「人を裁く」ということの重みについて改めて考えさせられた2時間でした。

ちなみに、私も大学時代この模擬裁判に熱中してたんだけど、当時、先輩から配布された「キャスト・演出用レジュメ」なる資料が先日我が家で発見された。そこにも、
「目指すなら(一回限りの舞台でも)本当の『役者』であることを目指してほしい」
等と書かれ、さらに発声や視線、体の動き、役作りなどの注意点が書かれていたwww

そんなわけで、この催し、歴史と伝統ある大真面目な催しのわりには、裁判劇としてもかなりクオリティ高いので、もっとたくさんの人がご覧になったらいいのに、と思ってます。とくに法曹関係に興味ある人や法学部目指している高校生の皆さんにはオススメ。終演後には、相談所メンバーとの交流会もあるみたいですよ。

来年の5月には是非!!

2012年5月18日 (金)

オサレな青山でタカラヅカ講座のご案内

このところすっかりステマブログと化しております…。
いや「ステマ(ステルスマーケティング)=消費者に宣伝と気づかれない形で広報を行う事」だから、あからさまに宣伝ばっかしてるのはステマ以下ってことか(´・ω・`)

それはともかく。
こんどは7月29日にオサレな青山にて、こんな講座をやるざます。

◆タカラヅカ入門   ~知れば人生はもっと楽しくなる!~

「タカラヅカに興味はあるけど、劇場への一歩が踏み出せない・・・」という方に向けて、映像やパンフレットを用いながら、宝塚歌劇の歴史や仕組み、語り継がれる名シーンや名エピソード、観劇をする上でおさえておきたい基礎知識、星組公演の見どころなどをお話し、その魅力あふれる世界へと誘います。講義の後、希望者で実際に星組公演「ダンサ セレナータ」「Celebrity」を観劇し、その世界を体感します。

*タカラヅカにちなんだお茶とお菓子をお出しします。

日時:7月29日(日) 講義10:30~12:30/観劇15:30~18:30(予定)
*「講義のみ」コースと「講義+観劇」コースの2コースを設けます。

場所:NHK文化センター青山教室(銀座線・半蔵門線・大江戸線「青山一丁目」駅の真上)

受講料:会員3,000円 非会員3,600円(税別)
*お菓子代・チケット代は別途

「タカラヅカ、一度観劇してみたくってよ」っていう青山マダムが対象ですが、該当しない方も大歓迎ざます。
講座の担当者ともども、愛を込めて企画をしておりますので、ぜひぜひご参加ください。
観劇まで参加の方は、劇場までの移動かたがたランチもご一緒いたしましょう〜♪

★お申し込みはこちらのページからどうぞ。心より、お待ちしています!

2012年5月17日 (木)

西荻区民センター宝塚講座のご案内

最近なぜか人前でお話する機会が多いんですが、6月に、西荻窪区民センターにてこんな講座をやっちゃいますよ!

◆宝塚の楽しみ方  ~奥深き世界へようこそ~

大正3年に誕生した少女歌劇(現宝塚歌劇)は、まもなく100周年を迎えます。その魅力を、宝塚OGと宝塚関連書籍の著者が、それぞれの視点からたっぷりとご紹介します。全2回。講座の案内はこちら。

1回め:6月7日(木)19時〜20時45分
2回目:6月14日(木)19時〜20時45分

参加費:1000円
場所:西荻区民センター(桃井4丁目3番2号)
講座の案内はこちら

1回目は主に私めがタカラヅカワールドにいざない、2回目はタカラヅカOGの奈加靖子さんがご自身の体験などを踏まえてさらに奥深き世界にご案内しちゃおうという趣向です(しかしながら両方の回とも2人はいるので、私は奈加さんにもツッコミ入れながら進行する予定)。

参加希望の方は、ナウでヤングな「往復はがき」にてお申し込みください(こちらのページも参照のこと)。
ちなみに、杉並区民および杉並区で働く人とありますが、そうでなくても大丈夫だそうです。

と、これ書きながら気付いたのですが、締切が来週の火曜日(22日)じゃないですか。
さあ、明日にでも往復はがきを投函しましょう!

ユルい告知でスミマセン(´・ω・`)

2012年5月14日 (月)

特別賞をいただいちゃった!

「日本Webユーザーズ協会」さんから、当ブログが特別賞なるものを頂いてしまいました。
小学校以来ン十年ぶり?の、表彰状まで送られてきちゃいました。

201205141215000

いやー、このブログも気まぐれで、更新したりしなかったり。
なので正直、こんな賞をいただくなんて、おこがましい限りなのですが。
でも、何にせよ面白がっていただけるのはうれしいものです。

気がつけば、このブログもスタートしてから4年近くが経つんですね。
何事も「継続こそが力」だなあと感じることも多い、今日このごろ。
また、ツイッターやFBが流行りだからこそ、逆にシンプルに自分の考えをまとめて公表できるブログの価値を再認識する、今日このごろでもあります。

これからも、ぼちぼちと続けていきたいと思います(・∀・)

※こんなロゴもいただいてしまったので、とりあえず貼っときます。

Web


2012年5月10日 (木)

雪新公、彩凪くんの舞台挨拶にぐっと来た

雪組新人公演「ドン・カルロス」観てきました。
いやーほたてちゃんは苦悩する父親を演じさせたら最強ですねっ!
ていうか、この学年からこんなだと末恐ろしいですよ(誉めてます)。

さて、主演でカルリート君を演じた彩凪翔くんの舞台挨拶にぐっと来てしまったので、その件を。

「ドン・カルロス自身が持つ懐の深さや人望の厚さははかりしれないほど大きいもので、今の自分にはとても足りず、ひとりではほんとうの意味で、ドン・カルロスという役を演じ切ることはできませんでした。しかし、皆と一緒にひとつの作品を作り上げていく過程の中で、みんながこんなにも支えてくれているのだと実感したときに、私の役作りの中で欠けていたものが、自分自身の中でひとつに繋がったような気がしました」

…といった内容だったと思います。

あまりに率直なこの言葉にちょっとビックリしたけど、でも、じーんと来てしまったよ…。
「役を演じ切れなかった」なんていう発言は、本来的にはプロとしては絶対言っちゃいけないことだとも思うんだけど、でもそこは新人公演。

これからの若手がそういうことを率直に語れて、それを温かく見守るお客様がいる場って、やっぱりいいよね。タカラヅカの財産だと思います。

翔くんのこれからの舞台に期待!!!

2012年5月 9日 (水)

謝珠栄先生の講演会

えっ?? こんなところにこんな興味深い講演会が??
…というわけで見つけてしまったので行ってきました。演出家・謝珠栄先生の講演会。

多くの人の力を借りて何かを創ろうとするとき、
「思いやりのない人」「お金のことばっかり言う人」はダメなのだとおっしゃってました。

「お金のことは、工夫すれば必ず何とかなるもの。何とかしようと知恵を絞る過程で思いがけないアイデアが出て来て、それが作品を面白くする」
とも。

今ではすっごく順調にみえるTSミュージカルも、未だに節約には余念がないらしく、たとえば昨年の「眠れぬ雪獅子」の舞台を彩った旗も、ぜーんぶ手作りだそうな。みんなで作業をするのもまた楽し、なのだそうです。

…でも、これらの話を聞いて私はすっごく共感してしまったのでした。
「そーかー、出版の世界も同じだなー」と(笑)
私たちがやってる出版関係のNPOも常にお金がなくて困っていますが、見方を変えれば「すごい面白いことができやすい環境」ってことですね!

ご自身は「演出家になるぞ」とか「舞台制作するぞ」といった野心は毛頭なく、目の前の扉を必死で開けていったら次々と新しい世界が開けてきたというパターンだそうです。
「負けず嫌いな私には、かえってそのほうがよかったのかも。最初から目標として掲げていたら、とてもできなかったかも」
と、おっしゃっていたのが印象的でした。
私も、長期的な目標とか夢とかが掲げられないタイプなもんで…謝先生方式でとりあえず目先の扉に全力でぶつかっていくしかないですな。

繰り返しおっしゃってた「もっと日本のオリジナルミュージカルを!」という問題については、改めて考えさせられましたね。
台湾人を父親に持つ謝先生も「日本という国を客観的に見てしまうところがある」そうだし、私が習っている沢井箏曲院でも、「箏の素晴らしさをもっと広めるべき!」とアツく語るのは、外国人のお弟子さんが多いのです。
当の日本人のほうが、日本の文化の価値を理解していないのかもしれないですね。

これまで何回か、TSミュージカル関連の取材をさせていただく機会がありましたが、「謝先生の舞台、すごーい!」ぐらいな気持ちで行っていたのを恥ずかしくなってしまった…。
もし次の機会があったときには、謝先生の舞台に賭ける想いを、もう少し踏まえたうえでお話が聞ければと思います。

2012年5月 8日 (火)

「柏組」5月活動報告&今後の予定

今日は、NHK文化センター柏教室タカラヅカ講座(通称「柏組」)の開催日でした。午後に講座で、その後日比谷に移動、夜の雪組公演「ドン・カルロス」観劇会というフルコース。

観劇前に時間があったのでスパークリングワイン飲みながら語り合っちゃいましたよ(笑)
いつも思うのですが、長年ヅカファンやってる方というのはディープでパワフルな方が多いので、お話がとにかく面白いです!!

「柏組」は、そんなアツくて前向きなファンの皆様が集う秘密基地です。
キャッチフレーズは「タカラヅカをもっと楽しむ」、さらにOGの舞台やタカラヅカ以外の注目の舞台についても取り上げます。
毎月1回、第一火曜の13時からひっそり開催してますので、よろしければ遊びにいらしてください。→詳細・申し込みはこちらから

今後の予定は以下のとおり(講師の気分によって変更あり)。

◆6月5日
花組「近松・恋の道行」徹底語り(講師は文楽も好きなので語っちゃいますよ〜)/雪組公演を振り返る/宙組公演みどころ?…など。

◆7月3日
宙組トップコンビを振り返る/速報!月組「ロミオとジュリエット」/雪組「フットルース」予習/雪バウ/気になる舞台「エリザベート」「サンセット大通り」「コードギアス」…など。

◆8月7日
星組の魅力を語ろう/気になる舞台「ルドルフ」「スリルミー」「銀河英雄伝説ポブラン篇」…など。

◆9月4日
「ロミオとジュリエット」を語ろう!/星組全ツ・バウ/宙組「銀河英雄伝説」予習…など。

※7月29日(日)15時半星組公演で観劇会を開催予定です。

※7月29日の午前中に、NHK文化センター青山教室でもタカラヅカ講座開催します。こちらは入門編予定。詳細は別途お知らせします!

2012年5月 6日 (日)

「神戸 はばたきの坂」観てきました

連休最後の一日、新宿文化センターにて、TSミュージカル「神戸はばたきの坂」観てきました♪
たった一日、「初日にして千秋楽」の東京公演とあって、幕開きからコロスの皆さんの気迫がびんびんと伝わって来て…いきなりじ〜ん;;

物語の舞台は神戸の移民収容所。ときは昭和のはじめ、世界恐慌で世の中全体が落ち込んでいたようなころ、それでも新天地を求めて移民を決断した、沖縄と津軽の2家族の、旅立ちまでの1週間の話です。結末はいかに??というわけではなく、最後は「出航」とわかっているので、いつもの舞台とはちょっと勝手が違う感じ。むしろ、この7日間に2家族の間で起こるドラマが見どころです。

収容所で移民の準備をする家族たちを温かく見守り、支援する所員が、坂元健児さん演じる丹波耕介さん。じつは最愛の兄をブラジルで亡くすという過去があり、それゆえに「移民する皆さんの力になりたい」という強い使命感に燃えています。物語の進行役も兼ねているので、終始美声に聞き惚れました♪

でも、じつは彼、津軽から来たミチヨちゃん(彩乃かなみ)に淡い恋心が芽生えちゃったらしく…で、私が一番ツボだったのが、出航間際になって人徳者の丹波さんがいきなり公私混同、職権濫用して、
「ミチヨさんっ、ほんとに行ってしまっていいんですか? 『私にできること』ならなんでもしますっ」
と「告白」するものの、かなみんにあっさりフラれちゃうところでした。
この絶妙のタイミング、そしてさじ加減! ここがなかったら「あーいい人だったね」で終わっちゃうところだけど、この一瞬のシーンで、一気に親近感がわきました。こーいうお芝居ができる役者さんって、いいなあ。

そして坂元さんといえば幕が降りた後の舞台挨拶も超面白かった!!
「兵庫県立文化センター」をなぜか「神戸県立(???)」と言ってしまい、周り中からフォローされるも、結局、兵庫公演の会場名を正式に言えず「まあ、そんな感じです」とお茶を濁してました。いつも聞いてるタカラヅカの新人公演の挨拶以下(?)のグタグタ、カミカミっぷりで会場爆笑の渦。

しかも挨拶の内容もなんだか可笑しくて、
「ミュージカルといえば、フランスだのイタリアだのばかりですが、今回は演じていて日本人としてのリアルさを感じることができました。フランス革命もいい、ベトナム戦争もいいけど、やっぱり日本のミュージカルは移民でしょう! 日本が舞台のミュージカルがもっとできるよう、私たちがもっともっと頑張っていかなければ!!」
みたいなことでしたね。

そんなわけでますます惚れ直してしまい、サカケンさんネタばかりになってしまいましたが、その他のキャストの皆さんも歌良し、芝居良しで見応え十分。沖縄のアツい男に宮川浩さん。そのお姉さんが萬あきらさん。萬さんには朝日新聞デジタルでロングインタビューをさせていただきましたが、独特の存在感を発揮してがんばってらっしゃいました!! 津軽から出て来た夫婦に戸井勝海さん&土居裕子さん。二人の養女が、彩乃かなみさん。

そしてただ一人、すでにブラジルに移民しているのが、剣幸さん演じるサキ。彼女は現地で日本人の夫を亡くし、ブラジル人と結婚しています。そして、元夫の実家の「跡取り」とするために息子を連れて一時帰国してるんですね。なんだかひとりだけ洋装も板に付きあか抜けてて、哀しみも背負ってるんだけど、そりゃブラジル人も惚れるよねという納得の美しさでした。最後の客席を使った親子別れの演出、ありゃ反則だよ〜!(←号泣した人)

両家族にそれぞれピンチが訪れるものの、皆の力で最後は全員無事に旅立って行きます。そりゃブラジルに行ったら想像を絶するつらいこともあるだろうけれど…それでも「希望」を感じさせる結末でした。あー、私も何かに向かってはばたきたい!!なーんて。

この移民収容所は現在、「海外以上と文化の交流センター」になっています。今度関西に行ったときにでも、ぜひ足を運んでみたいものです。

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