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2011年12月18日 (日)

早稲田「舞台芸術入門」マイ千秋楽

早稲田ヅカ講義の私のパート、先週の金曜日に無事に千秋楽の幕を下ろすことができた。

最終回ではまず、第2回にまるごとやり残した「娘役さん」の話を最初に。
その後は、当初の予定を少し変更して「男役なう」と銘打ち、最近の新しい試みと、「男役のこれから」について考えてみることにした。

今回の映像ラインナップはこんな感じ。

◆月組「スカーレット ピンパーネル」フィナーレ、剣を持っての男役総踊りからデュエットまで

(ねらい)
トップコンビのデュエットの事例として。
「男前なトップ娘役」まりもちゃんは、「今の時代ならではですよね!」と好評だった!

◆「逆転裁判2」プロローグ

(ねらい)
他ジャンルのコラボ成功例として。「二次元の三次元化」の瞬間をみせる。

◆「ニジンスキー」ヴァーツラフとセルゲイのラブシーン(?)

(ねらい)
タカラヅカ史上初、男同士の愛を本気で扱った事例として。

◆雪組「ロミオとジュリエット」バルコニーの場面。

(ねらい)
締めくくりとして、伝統と現代性がうまくマッチした「今のタカラヅカ」らしい場面を。


当初は歴史的な話を中心にする予定だったけど、そこはほぼカット。
でも、これが却って良かった!
やっぱり面白いのは「過去」じゃない、変わりゆく「今」なんだよね!!

受講する学生さん自身が日々感じ、考えていることとも重なっていたからだろう。
とくに「逆転裁判」と「ニジンスキー」に関しては感想カードのコメントが多彩で、「二次元の三次元化」が成功する条件、とか、タカラヅカで男同士の愛を扱うべきか否か、などについて独自の意見が多数寄せられた。
とくにニジンスキーはやっぱり衝撃だったみたいで、「なんというか直視できませんでした」とか、「ドキドキしてしまう自分にびっくり」とか!!(笑)

そして、伝統を継承しつつも、常に新しいことに挑戦し続けている姿勢に対して、「タカラヅカのイメージが変わった」「興味がわいた」といった声も多数あった。

感想カードのコメントも、過去2回より長くて、読み応えのあるものが増えた。
私自身もこれ読んで、多くを勉強させてもらってる。

中に、「宝塚は『現代を映す鏡』であると同時に『現代を広める役割』も果たしていると感じた」というものがあった。このコメントの主は、タカラヅカに異世代間コミュニケーションを促進する役割があることを指摘してくれていて、確かに私もその恩恵を受けてる一人だと思う。

だけど同時に、今のタカラヅカって異世代間のギャップが大きな問題、ということも、今回の講義を通じて改めて感じた。
今回の講義では、「今のタカラヅカ」が、学生の皆さんにストレートに受け入れられ、たくさんの驚きや感動を与えていたと思う(しかも映像だけで)。
それで改めてタカラヅカの底力を実感したし、未来への可能性も感じることができた。

若手の演出家はサブカル的なものも含めた今のカルチャーを織り込んだ作品づくりをしていて、生徒も案外、時代の空気を読んだ芝居をしている。
これが若い世代にはちゃんと受け入れられているのだ。
だけど、長年のファンのほうが受け入れられなくて、「最近のタカラヅカは…」とか言っちゃう。
なんというか、そんなギャップがある。
だから、万人ウケする作品づくりは、今は非常に難しくなっていると思う。
というか、小林一三がかつて理想とした、老若男女がすべて楽しめる「国民劇」は、もはや無理な時代なんだよね。

そういう時代にタカラヅカがどういう道を選択をしていくか? これは難しい問題だけど、私はやはり若い世代に支持されることは、未来に続くための必須条件だと思う。
幸い、この講座は来年の後期にももう1回あるようなので、次の機会にはこのあたりをさらに深めていけるといいなーなんて考えている。

貴重な経験ができたことに、心から感謝!!

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