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2011年12月の記事

2011年12月30日 (金)

ひと味違うタカラヅカ講座のご案内

タカラヅカファンの皆様、柏に集結して、明日の宝塚歌劇を語り合いませんか??

…なんつって(笑)
じつは3月17日に、NHK文化センター柏教室にて、こんな講座をやることになりましたんで、ご案内です。

◆もっと楽しむ!タカラヅカ 【スペシャルバージョン】 3月17日(土)13時〜14時半

東京宝塚劇場総支配人の久保孝満氏をお迎えし、華やかな舞台を裏で支える人々のエピソードや、エンターテインメントビジネスとして見た宝塚歌劇について、宝塚100周年に向けての展望など、さまざまなお話をうかがいます。

<久保孝満氏プロフィール>
阪急電鉄に入社後、宝塚歌劇団花組プロデューサー、梅田芸術劇場総支配人など歴任後、現在は東京宝塚劇場総支配人。

お申し込みはこちらから

花組公演「復活」との、お得な観劇セットプランもありますよ〜
2月12日(日)昼公演(4枚限定)
3月1日(木)昼公演/3月15日(木)夜公演

いつもとは少し違う角度からタカラヅカを眺めてみれば、観劇の楽しみもさらにアップするかも!?
質疑応答も交えつつの、フランクで楽しい、でも硬派な会にしたいなと思っています。
NHK文化センター会員でない方も、参加可能です(入会金不要)。

皆様のお越しをお待ちしています!!

★追加情報!(2012/2/29)
講座の後、同じ場所で軽く懇親会を行うことになりました!(お茶代程度の実費予定)
お時間許す方は、ぜひこちらのほうにもご参加ください(・∀・)

2011年12月22日 (木)

テニミュデビューしました!

ミュージカル「テニスの王子様」(略称テニミュ)は、若い女子に人気のミュージカル。
一度観たい観たいと思っていたのだけど、このたびナビゲートしてくれる師匠と巡り会うことができ、ついにデビューを果たすことができました。

場所は、勝手知ったる日本青年館…だけど、雰囲気はいつもとぜんぜん違う〜。
まず、入ったら物販がかなりのスペースを占めてた。
会場の女子率はタカラヅカなんぞ比べ物にならないくらい高く、しかも、若い。
みんなワイワイしゃべってて何だか賑やか。
…アウェイ感満載(´ω`)(当たり前ですが)

でも、始まったらすぐに、爽やかテニミュワールドの虜になってしまいましたよ。
まず、群舞がカッコ良い♪
これはタカラヅカの群舞にも通じるところがあるんだが、違うのは、一人ひとり個性が違うところかな。

それから、白熱の試合シーンも!
これは、憧れの先輩の試合を見守るようなドキドキ感がある。リアルの試合をよりスピーディーに、カッコよく、ときにあり得ない大技も繰り出しながら見せて行くって感じ。

ストーリー展開の大きな特徴は「ネガティブな感情いっさいなし」ってところだ。
醜いライバル争いとか、ジェラシーとか、復讐心とかが一切描かれない。
対戦相手とさえ、試合後は必ずアツい友情が生まれる。
とにかく爽やか、爽やかなのだ。

最後にはフィナーレがちゃんとあって、客席降りもある。ハイタッチもしてくれる。
なんと、2階席までちゃんと来てくれて感動した!!
さらに、終演後は日替わりキャストが「お見送り」までしてくれるサービスの良さ。

タカラヅカとも、共通するところが多いなあと感じた。
ネガティブな部分が一切ない、ある意味「夢の世界」を見せるところとか。
イケメンがよりどりみどりで、探す楽しみ、成長を見守る楽しみがあるところとか。
「卒業」というシステムがあるところとか。
ストーリーよりビジュアル重視(?)なところとか。
それなのに、タカラヅカファンとの重なりが少ないのが不思議なところだ。

私が気に入ったイケメンは、やっぱり手塚部長と、氷帝キャプテンの跡見部長。
とくに手塚部長はテニスもお勉強もできるメガネ男子で、まさにドストライクゾーン♪
リョーマ君を教え導く姿にも萌えますわ。

師匠に聞いたら、この2人はやっぱり、ともに人気あるんだそう。
…これって、初めてタカラヅカ観に行って「やっぱりトップスターの人がカッコイイと思いましたー」と言ってるのと同じことかしらん??
王道行き過ぎはつまらないので、次回はもっとマニアックなところでイケメン探求に励みたい。

2011年12月18日 (日)

早稲田「舞台芸術入門」マイ千秋楽

早稲田ヅカ講義の私のパート、先週の金曜日に無事に千秋楽の幕を下ろすことができた。

最終回ではまず、第2回にまるごとやり残した「娘役さん」の話を最初に。
その後は、当初の予定を少し変更して「男役なう」と銘打ち、最近の新しい試みと、「男役のこれから」について考えてみることにした。

今回の映像ラインナップはこんな感じ。

◆月組「スカーレット ピンパーネル」フィナーレ、剣を持っての男役総踊りからデュエットまで

(ねらい)
トップコンビのデュエットの事例として。
「男前なトップ娘役」まりもちゃんは、「今の時代ならではですよね!」と好評だった!

◆「逆転裁判2」プロローグ

(ねらい)
他ジャンルのコラボ成功例として。「二次元の三次元化」の瞬間をみせる。

◆「ニジンスキー」ヴァーツラフとセルゲイのラブシーン(?)

(ねらい)
タカラヅカ史上初、男同士の愛を本気で扱った事例として。

◆雪組「ロミオとジュリエット」バルコニーの場面。

(ねらい)
締めくくりとして、伝統と現代性がうまくマッチした「今のタカラヅカ」らしい場面を。


当初は歴史的な話を中心にする予定だったけど、そこはほぼカット。
でも、これが却って良かった!
やっぱり面白いのは「過去」じゃない、変わりゆく「今」なんだよね!!

受講する学生さん自身が日々感じ、考えていることとも重なっていたからだろう。
とくに「逆転裁判」と「ニジンスキー」に関しては感想カードのコメントが多彩で、「二次元の三次元化」が成功する条件、とか、タカラヅカで男同士の愛を扱うべきか否か、などについて独自の意見が多数寄せられた。
とくにニジンスキーはやっぱり衝撃だったみたいで、「なんというか直視できませんでした」とか、「ドキドキしてしまう自分にびっくり」とか!!(笑)

そして、伝統を継承しつつも、常に新しいことに挑戦し続けている姿勢に対して、「タカラヅカのイメージが変わった」「興味がわいた」といった声も多数あった。

感想カードのコメントも、過去2回より長くて、読み応えのあるものが増えた。
私自身もこれ読んで、多くを勉強させてもらってる。

中に、「宝塚は『現代を映す鏡』であると同時に『現代を広める役割』も果たしていると感じた」というものがあった。このコメントの主は、タカラヅカに異世代間コミュニケーションを促進する役割があることを指摘してくれていて、確かに私もその恩恵を受けてる一人だと思う。

だけど同時に、今のタカラヅカって異世代間のギャップが大きな問題、ということも、今回の講義を通じて改めて感じた。
今回の講義では、「今のタカラヅカ」が、学生の皆さんにストレートに受け入れられ、たくさんの驚きや感動を与えていたと思う(しかも映像だけで)。
それで改めてタカラヅカの底力を実感したし、未来への可能性も感じることができた。

若手の演出家はサブカル的なものも含めた今のカルチャーを織り込んだ作品づくりをしていて、生徒も案外、時代の空気を読んだ芝居をしている。
これが若い世代にはちゃんと受け入れられているのだ。
だけど、長年のファンのほうが受け入れられなくて、「最近のタカラヅカは…」とか言っちゃう。
なんというか、そんなギャップがある。
だから、万人ウケする作品づくりは、今は非常に難しくなっていると思う。
というか、小林一三がかつて理想とした、老若男女がすべて楽しめる「国民劇」は、もはや無理な時代なんだよね。

そういう時代にタカラヅカがどういう道を選択をしていくか? これは難しい問題だけど、私はやはり若い世代に支持されることは、未来に続くための必須条件だと思う。
幸い、この講座は来年の後期にももう1回あるようなので、次の機会にはこのあたりをさらに深めていけるといいなーなんて考えている。

貴重な経験ができたことに、心から感謝!!

2011年12月 9日 (金)

早稲田「舞台芸術入門」マイ中日(なかび)

今日は、早稲田の「舞台芸術入門」、マイパートの2回目でした。

前回、かなりがんばって準備したつもりだったのに時間が余ってしまった。そこで今回はもっと気合いを入れて準備したら・・・なななんと!大幅に時間が足りず、準備していったプログラムの3分の1以上がこなせなかったというショックな結果に終わりました(((( ;°Д°)))) 
今回は「気合い入れ過ぎ」か〜。まだまだ修行が足りん!

今日は「スターシステムの中の男役」がテーマでしたが、各組トップスターの魅力について、あるいは波瀾万丈の末にトップスターの座を勝ち得た大空祐飛さん物語について、アツく語り過ぎましたよ。ふと時計を見て、「あと15分しかない!」と気付いたときは、学生時代のテストの時間以来のような冷や汗をかいちゃいました(>_<)

例によって今日もいくつか映像を流したのだが、今日のラインナップはこんな感じ。

◆「めぐり会いは再び」ラストのユグドラシルの場面

(ねらい)
感想カードで「続きが見たい」という要望があまりに多かったため(笑)

◆「ル・パラディ」パレードの場面

(ねらい)
タカラヅカ名物「羽根」がだんだん大きくなるさまを見せるため。トラディショナルなショーのフィナーレを選んでみました。

◆「エリザベート」(雪組初演版)ミルク〜(途中早送り)→鏡の間

(ねらい)
「スターの小部屋」の新人公演映像(安蘭トート)を持っていたので、「新人公演」というシステムの説明のため、比較してみせました。
あとはやっぱり今やすっかりメジャーになったミュージカルの伝説の初演版ということで。

◆「ファンキーサンシャイン」プラズマダンサーズの場面

(ねらい)
スターシステムの話を延々したのだけど、それでもやっぱり舞台はスターだけでは成り立たない、ということで、ダンサーが活躍してものすごく評価されたこのシーンをどうしても見せたかった。「かっこよかった!」という感想多くてうれしかった!!

ほんとはもう1つ映像を準備してたけど流せなかったので、また次回に(>_<)
考えてみれば、90分って過ごし方によって短くも長くも感じられる時間だよね。奇しくも、タカラヅカの前半のお芝居の時間と同じ長さだし・・・内容によってあっという間にも、退屈にも感じられる時間なのだ。でも、うまくやれば多くのことが伝えられるはず。なるだけ濃い時間になるようにしたいなと思う。

次回はいよいよ千秋楽です!!
タカラヅカの「今」を伝えていきたいなと思ってます。

2011年12月 2日 (金)

早稲田「舞台芸術入門」マイ初日

早稲田大学(教育学部)の「舞台芸術入門」っていう授業で、人生初の大学の先生してきました〜。
リレー形式の講義で宝塚歌劇のことをいろんな角度から取り上げる授業になってます。

私の担当は全3回で、テーマは「男役論」。初回の今日は「男役10年」でどんな細かな工夫と努力を重ねているか、それが「型」で見せる歌舞伎などに通じるところがあることなどをお話しました。
映像も流せるので、初日の今日は、とにかく「男役」のカッコ良さを観てもらおうと、厳選に厳選を重ねたのが以下のラインナップであります(・∀・)

◆「カサブランカ」
リックとイルザが愛を再確認してしまうところからラズロの登場まで

(ねらい)
とりあえず男役のカッコイイ場面を、有名な映画をモチーフとした作品でみせる。
「男女の愛」と「男の友情」がタカラヅカの見せ場なので、まずはそこから。

◆「太王四神記ver.2」フィナーレ青龍の場面&「春櫻賦」桜のボレロ

(ねらい)
「和」も「洋」もこなすタカラヅカをみせる。

◆「ミロワール」フィナーレの黒燕尾

(ねらい)
「男役の制服」黒燕尾を見せる。先日ツイッターでぷちアンケートとった結果のセレクト。

◆「めぐり会いは再び」中庭のシーン

(ねらい)
2011年ナンバーワン胸キュン場面。ちえねねの新型キスシーン(!)も見せる。


いずれも、ファンの方に意見を聞いたりツイッターをウオッチしたりして考え抜いたラインナップ(「春櫻賦」だけは若干個人的な好みもありますがw)。
受講してくれた人の「感想カード」を読むと、ほぼ思惑通りの感想でニマニマ。
「ミロワール」の黒燕尾なんて、「終わった後思わず拍手したくなった」なんていう感想もあったしね。
映像だけでも、これほどのインパクトを与えることができるタカラヅカのパワーを思い知らされたって感じ。これをきっかけに、劇場にも足を運んでくれたらいいな。

「春櫻賦」だって…。「和物も意外とカッコいいんだと知ってびっくりした」「桜のボレロは斬新!」といった意見が思った以上にたくさんあってすごくうれしかったよ〜! やっぱり、質の高い日本物をやれば若い世代にも伝わるんだと思う。

そして、「めぐり会いは再び」が激ウケしてたのに改めてびっくり!
受講生の皆さんのなかにディープなタカラヅカファンはほとんどいなさそうなのだが、「キュンキュンした〜」「ひとときでいいからああいう恋がしてみたい」的な意見がいっぱいあった。やっぱりあの作品は若い子ウケするんだねー、そして、若者ニーズを熟知しているちえねねすごい!
「あの続きが見たい!」っていう声もたくさんあったから、とりあえず第2回は続きを流すしかないかな(笑)

今日はわりと落ち着いてクールに(?)話したつもりだったのに、「話してる中本先生がほんと楽しそうだった」というのもいくつかあった。これ、よく言われるんですけど、どうしてなんでしょーねー。

先日の「出版甲子園」のプレゼンに触発されて、パワポの資料(アニメーション付き)を50枚ぐらい作って、映像もいっぱい準備していったのに、それでも最後は5分ぐらい時間が残ってしまった。90分の講義の準備をするってほんと大変! 先生ってエラいなと思う。
でも、感想カード読んだら、寝てたっぽい人はほとんどいなかったし、「なるほど」と思わされる柔軟な感性のものが多くて、疲れも吹き飛びました。

来週もがんばります。

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