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2011年9月の記事

2011年9月26日 (月)

スリル・ミー

「衝撃過ぎて言葉も出ない」とかつぶやいちゃったけど、やっぱりちゃんと文字にして残しておこう。
「スリル・ミー」、これはすごい作品だ。

※まだ工事中っぽい公式ページはこちら

登場人物はたった2人、気弱でMでバードウォッチングが趣味の「僕」と、一見傲慢でドSでニーチェを崇拝している「彼」の2人だけ。
2人がかつて犯した残忍な誘拐殺人事件のことを、囚人として34年間獄につながれている「僕」が語り始める…。
なんと、実際にあった殺人事件を題材にとって創られたらしいです。

2人はともに金持ちの息子で、しかもエリート。一見、まばゆいばかりの未来が約束されている。
だけどその実は、「僕」は「彼」なしで生きて行けないくらい「彼」に依存していて、「彼」はそんな「僕」の心を弄び、意のままに操ることを生き甲斐としている歪んだ愛の関係だ。

病んでる、超病んでる。
だけど、ほんとうは誰もが心の奥底に持っているものなんだよね。「僕」の闇も、「彼」の闇も。それを突きつけられるから、ほんとせつない。

「彼」にとっては、自分の超人的能力だけがすべて。孤独な「彼」は自分を試すため常に「スリル」を求めずにはいられない。その「スリル」に付き合わされるのが「僕」だ。常識人である「僕」はイヤで仕方ないが、「彼」の愛欲しさゆえに留まることができない。

最初は放火、つぎに窃盗…「彼」の欲望は次第にエスカレートし、ついに凄惨な誘拐殺人事件が計画されることになる。それでも「彼」のいいなりになるしかない「僕」。

だが、この誘拐殺人は「僕」のとんでもないミスにより失敗に終わる。エリートだった2人は囚われの身となり、裁判を受け…そして、驚きの結末。「僕」と「彼」の関係性は思いもかけない方向に向かって行く。

いやー、2人の心がせつなくて、いたたまれなくて、100分間ずーっと苦しかったですわ(笑)
(なんてドMな舞台)
でも、普通は決して生きられない人生をこうして共に生きられるのが舞台の醍醐味なんだろうなーなんて、考えながらずっと観てました。

この公演はWキャストになっていて、私が観たのは松下×柿澤のヤングチーム。2人とも演技力、歌ともに申し分なくて大満足。いやー注目の若手が次々と出現してくるのには驚かされるやら、頼もしいやら。

こうなると新納×田代のアダルトチーム(?)も観たくなるのが観劇厨の性というもの。だけど、この作品に限っていえば、もっかいあの胸苦しい100分間を絶え抜く自信がちょっと。まぁそもそもチケットぜんぜん出回ってないから、そんな心配は無用ですが(笑)

作品の内容も衝撃だったけど、今、こうした作品が観客に評価され、話題を呼ぶ時代なんだなーということもまたちょっと衝撃だった。

残念ながら観逃してしまった方のために…来年の7月に再演が決まったみたいですよ!@銀河劇場
ああ、でも、ピアノの音色のなか、2人のアツいエネルギーがビンビンに伝わってくる小劇場空間を堪能できたのは幸せだったなー。

2011年9月21日 (水)

台風15号でプチ帰宅難民になりましたよの巻

台風を考慮して、予定より早く17時に仕事から解放された(ただ、このジャッジのタイミングに関してはあとで言いたいことがある)。すでに神奈川方面の主要な電車が続々と止まり始めていた。さぁさ帰ろうと、新橋の駅に向かったのだが、すごい雨風で10歩と歩けない。

慌てて仕事場のすぐ近くにあった内幸町の駅に潜り込む。内幸町から都営三田線で日比谷→千代田線で表参道→銀座線という回り道で渋谷へ向かう。ダイヤはかなり乱れ気味だったが、何とか渋谷までたどりつけたのは良かった。

さぁ井の頭線はどうかなーと乗り場に向かうと・・・だんだん人が増えてく・・・なんだかイヤな予感・・・やっぱり、止まってた(涙)
地下鉄のなかでツィッターチェックしてたときは、まだ動いてるという話だったのに、間一髪で乗り損ねたらしい。それにしても井の頭線まで止まるとは台風15号め、相当だ。

さて、どうしたもんかと知恵を巡らせた結果、渋谷の地味スポットである東急プラザへ。そのなかでもさらに地味スポットである地下2階の食堂街にあるベトナムフォー屋へ向かってみる。途中にある渋谷のバスターミナルもすごい人、人、人で、傘の間を塗って歩いて行くのが大変だった。

いつもはガラガラのこの店もほぼ満席状態。わずかに残っていた1テーブルを何とかゲットして、ここで夕食を取りながら、電車の復活を待つことにする。ここでの迅速な判断は我ながら良かったと思う。

この間、ツイッターやら、気象情報チェックやらしてたら、あっという間に携帯の電池がなくなり、震災以来持ち歩いていた携帯用充電器を出陣させるも、こいつの電池もなくなっちゃった。仕方ないから、ベトナムフォー屋の壁にあったコンセント差込口で充電させてもらっちゃうという暴挙に出てみる(なぜか充電用のコードも持っていた)。

で、充電しながらツイッターチェックしてたら、「富士見ヶ丘駅で運転再開のアナウンスがあったみたいだよーん」と教えてくれた人がいたので、そろそろ店を出て、駅の改札に向かってみることに。時間は20時前。

隣りに座ってた若くてか弱そうな女の子に「あのー、田園都市線って運転再開してるかわかりますか? 携帯の電池切れちゃったんです…」と聞かれたので、調べてあげる。小田急なども再開の兆しがあったけど、田園都市線はなかったので、そのことを教えてあげて、店を出た。そしたら、店の前に何人かの待ち行列ができていたのでびっくりした!

改札の前にはすごい人、人、人。どうやら運転は再開してるのだが、時速45キロの運転で、いつもより本数も少ないので、入場制限してるらしい。駅員さんの指示に従って整列して並び、待つこと20分。いやそれにしても、少しでも早く再開して、少しでも多くの人に安全に乗車してもらおうという鉄道会社の人の努力には頭が下がるなあ。改札での混乱を避けるためだろう、全員スルーで、結局電車賃もタダだったし・・・このご恩は忘れませんよ京王電鉄。

で、無事に電車に乗り込めてからは、わりとスムーズ。20時50分に無事帰還。よかった(・∀・)

それで、今日一番学んだのは、「危機管理のためのジャッジは即断即決、即行動が基本」ということ。
残念ながら、今日は最悪のタイミングで解放されてしまったと思わざるを得ない。「まだ大丈夫」「いけるかも」と迷い続けた時間がすごい無駄だった。今日のような状況下では、電車が止まり始めてからでは遅いのだ。

こういうとき、下々の者は「まだ仕事が残ってるし」「きっとたいしたことない」などと、日常的な視野のなかでウジウジしてしまうものだ。それを、より広い視野のなかでの英断で半ば強引にでも帰宅させるのが、トップに立つ者の仕事だろう。逆に、下々が危機感を覚えても、トップも迷っていると、動きづらいものだ。

私などはプチ帰宅難民時間を楽しめる余裕もあったけど、遠方の人は大変だったろう。さらにいうと、震災のときトップの判断次第で大きな損害を被った人もいたのではないだろうか…などと考えてしまった。

危機管理にまつわる判断を下す立場にある人は、そのことを肝に銘じてほしいと改めて思った。その判断の如何に、多くの人の命がかかってくる事態だってあるわけだから。

2011年9月16日 (金)

タカラヅカメイク体験してきました!

NHK文化センターの柏教室で「タカラヅカメイク体験講座」ってのをやってきました!

この講座、不肖私めが講師をやってるのだが、今回は特別に、元タカラジェンヌの奈加靖子さんにゲスト講師に来ていただいて、娘役メイクを直々に教えてもらっちゃおうというもの。
今日は私、自分の立場をすっかり忘れ、生徒の一員として必死で鏡とにらめっこでした(笑)

今日教わったのは主にアイメイクが中心で、ざっと以下の手順。

1)ファンデーションを厚めに塗る(この後、鼻立てとか、ライトが当たったときに顔を立体的に見せる技がいくつかあるらしいのだが、今日は省略)。

2)眉の下のくぼんだ部分あたり(アイホール)に、濃いめのピンクのシャドウをしっかり塗る。←シャドウは奈加さんのものを使わせてもらいました!

3)まつげの上あたりに、ブルーのシャドウをしっかり塗る。←ここのシャドウも奈加さんのものを拝借。

4)リキッドタイプのアイライナーでアイラインをめっちゃ濃いめ、大きめに描く。

5)目の下のあたりを茶系のペンシルで塗る。

6)眉も茶系のペンシルで長めにしっかり書いておく。

7)いよいよ付けまつげを乗っける。乗っけた後、肌色が見えて不自然な部分は、再びアイライナーで塗りつぶす。

8)濃いめの口紅を塗り、チークを額の生え際や顎のラインのあたりなどにブラシでしっかりつけて(こうすると小顔に見えたりするらしい)できあがり!


いや〜これが私には、じつに大変な作業でした(´ω`)
「はい、ここにピンクのシャドウをしっかり塗ってくださいね〜」と言われて、先生がやってる通りにやろうとするのだが、いざ自分の顔を鏡でまじまじと眺めると、「アイホール」といわれる部分が異常に狭い・・・。
「うわー、私、ピンクのシャドウ塗る部分がありませんっ」

ただでさえ普段は化粧をほとんどしないから慣れてないうえに、こんな調子だから、他の皆がスイスイとこなしていくなかで、ひとりでオタオタ。一番出来の悪い生徒は、間違いなく私でしたね。

その後、奈加さんがいくつか準備してくださった鬘やアクセサリーをつけて、それっぽい姿となり、みんなで記念撮影。
だけど、私の姿はあまりに怖すぎて、とてもとてもお見せできるものじゃーございませんよ、スミマセン(>_<)

やっぱり自分は男顔なんだなーと改めて悟りました。
ちなみに、男役さんのお化粧も基本は同じ手順なんだけど、アイラインを切れ長に入れたり、シャドウの色も紫や茶系を使ったりするんだそうな。
あとは、男役さんの場合、リーゼントの髪型をつくるのが圧倒的に大変なのだそうです。

「化粧は顔がキャンパス。形は人それぞれ違うから、自分の顔形に合った、美しく見えるやり方を研究して見つけていかなくてはいけない」
なんてよくいわれるけど、今日はそれを身をもって実感。

今、これまでの公演パンフレットの写真を見返しながら、「みんな、なんて美しくお化粧できているんだろうー」と改めて感動に浸っています。これからの観劇でも、舞台化粧をじっくり観察するという楽しみがひとつ増えました!


※といいつつ、やっぱり記念にちらっと・・・
Chiaki1


Chiaki2


2011年9月 1日 (木)

【アサヒコム】8月に書いたもの

今月の「アサヒコム舞台」で書いたステージレビュー・インタビュー・ヅカナビをお知らせします。

ご意見・ご感想、「こんなインタビューやって欲しい」などなど大歓迎でございます。どしどしお寄せください。
待ってます!!


【ステージレビュー】

◆カッコいいお姉さんと悪ガキ3人、水夏希ら初ライブ
http://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK201108170080.html


【ヅカナビ】  ※全文は有料記事となります。

■宝塚雪組「ファントム」
ハマる!? タカラヅカ版の魅力とは?
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/OSK201108160091.html


☆おまけのお知らせ
NHK文化センターの柏教室で、「もっと楽しむ!タカラヅカ」という講座をこぢんまりとやっております。
秋も開講予定ですので、お近くの方は是非お運びくださいませ!

http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_644911.html

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