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2011年5月17日 (火)

「ニジンスキー」!

噂の「ニジンスキー」本日やっと観て来ました。

この作品、2つの点において、チャレンジな作品と聞いていた。
で、それがタカラヅカという制約のある世界で、どんな風に描かれるのかにとてもとても興味があった。

チャレンジのその1が、タカラヅカ史上初、「男性と男性の愛」を本気で取り扱ったということ。
ヴァーツラフ・ニジンスキーと、ロシアバレエ団の主催者であったセルゲイ・ディアギレフと同性愛の関係であったことは有名。当然、今回もその事実ははずせない。

実際観たら、確かにこれはヴァーツラフとセルゲイの物語揺れるハートだった。そうかタカラヅカもついにここまで来たか・・・(笑)

でも、キワモノな世界に踏み込んでいったって感じは全然しなかった。
そして、ふつうに心打たれた。

これはひとえにもふたえにも、セルゲイ・ディアギレフ役をやった緒月遠麻君の役者力に負うところが大きかったんじゃないか。オヅキ君すごいわ。プログラムの写真もっと大きくしてあげて!
そして、こういう人を何人育てられるかで、100周年以降のタカラヅカの未来が決まると思う。

チャレンジその2は、ニジンスキーが初めて自ら振付して踊り、物議をかもしたという「牧神の午後」のあの場面を果たしてタカラヅカでやるのか? やるとしたらどこまで? ということ。
先に観た人の話によると、「まじでやってる」という話で、「えー??ほんと?」とびっくりしたのだが、確かに、まじでやってた…ちぎちゃんすごい(笑) 
でもそれは生理的嫌悪感を催すものでは全然なく、そこはさすがにタカラヅカだった。よかった(笑)

むしろ眼を引いたのは、牧神の衣装とメイクの斬新さ。内なる欲望を押し隠した牧神の妖しさをいかにも表現していて、なるほどトータルなビジュアルで勝負という作戦かと感心してしまったのだった。

そのニジンスキーだが、こりゃ確かに独占したくなるでしょう目がハートと、思わずセルゲイさんに共感してしまうような、危うい美少年っぷり。
ロモラとのつかの間の幸せな時代に比べて、不幸になればなるほど魅力的にみえてしまうのがニジンスキーらしくて良い。

途中ちょっと、「セルゲイの束縛が嫌だったからロモラとの結婚に逃げました」的な単純過ぎる展開にみえそうな感じがあった。でも、それを補って余りあったのが、ラスト、心を病んでいく過程を表現するダンスシーン。
さすがは小林十市さんの振付。ちぎちゃん(主演の早霧せいなの愛称)も、伝説のダンサーを演じるプレッシャーは相当なものだったに違いないけど、面目躍如といっていいんじゃないかな。

初日の評判を聞いて、迷いに迷った末にチケット追加したのは正解だった。
スケジュールの都合で、やむなく今日明日の連荘観劇になってしまったのだけど、ぜんぜん苦にならない。そんな舞台でよかった。
ちぎちゃん本当におめでとう。そして、常にこういうチャレンジをやり続けるタカラヅカであって欲しいな。

今日は財布の都合上2階だったけど、明日は1階の前のほうで観られるから、セルゲイとヴァーツラフの苦悩の表情を堪能するぞっと♪

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