ロンリーソルジャー、闘いの記録
2011年3月11日2時46分、おそらく後世に残るであろう「東日本大震災」が勃発しました。
以下、今のところ大きな被害には遭ってないくせに、情報の洪水のなかで右往左往している東京都在住のロンリーソルジャーの5日間です。
文章としての芸をみせる余裕がありませんが、今後の参考のために記録しておきます。
◆3月11日(金)・・・その日
16時からの箏のレッスンに出かけようとしていた、まさにその時、突然揺れが。
とっさに台所のテーブルの下に潜る。長く続く揺れのなかで、思わずアタマをよぎった言葉は「ここで負けてなるものかー!」だった。生に対する執着心ってやっぱりすごい。
この時点では、ことの重大性をまったくわかっていない私。揺れがおさまったところで、気を取り直して最寄の駅に向かった。ちょうど電車が止まったところで、大勢の人が途中下車して、右往左往。「16時ごろ復旧予定」との表示が出ている。
あきらめの悪い私は、ならばタクシーしかないっと思って環7方向へ。ていうか、3末におさらい会を控えてるから、レッスンを受けることのほうがそのときはよっぽど大事だったのだ。歩いてる途中で2回目の地震に遭った。街全体がガタガタ揺れるのが怖かった。
タクシー乗り場に並んでみるも、タクシーは全然来ない。こうなったら16時に電車が復旧してから行くしかない。「17時ぐらいに着けば、ちょっとぐらいレッスン受けられるかも」と考えたのだった。
で、帰宅して、テレビつけて、ツイッター読んで、ようやく何が起こりつつあるかを理解した。とりあえずレッスンにいけないことを伝えようと電話をかけるも、当然ながら全く繋がらず。
結局この日は、余震に怯えながらツイッターと睨めっこ。帰宅難民になっているであろう人たちのために、せっせと交通情報やお休みどころ情報をリツイートしまくって過ごした。誰かのためになることをしているときは、とりあえず淋しくない。
ちなみにこの日、宝塚大劇場では月組の「バラの国の王子」「ONE」が初日だったから、いつもなら盛り上がる初日ツイートは地震で一気に吹き飛ぶ。日帰りで観にいっていたフォロアーさんは新幹線が止まって帰れなくなってしまった。大阪のホテルもどこも満室、南大阪のほうのホテルをやっとの思いを見つけて大変そうだった。地震の余波はこんなところにも及んでいる。
お風呂と家中の鍋に水を溜め、非常用持ち出し品をまとめたかばんと靴を傍において寝た。阪神大震災を経験した人からのアドバイスが心強かった。
余震が怖かったけど、それ以上に緊張疲れでグッスリ眠ってしまった。
◆3月12日(土)・・・2日め
7時、箏のおさらい会事務局の人からの電話で起きる。今日のリハーサルは中止だと。こんなときでもお腹はすく。なんだかいつも以上に空腹な気がしてガッツリ朝食。
外はいい天気。思い切って近所のスーパーと100円ショップに物色に。すでに保存食や防災用品などが目立つところに並べられ、その逞しい商魂に感動する。私もチャッカマン、クラッカー、携帯充電器など購入。
午後、ようやく少し落ち着き、改めて津波の瞬間の映像などをみて激しくショックを受ける…。このころから次第に「首都圏も電気足りない!」の情報が。ネット上で「ヤシマ作戦」が発動され、節電が叫ばれるように。
そんな中で迷ったのだけど、やっぱり元気を出すには美味しいものを食べるのが一番!ということになり、妹と二人で近所のお気に入りの中華料理屋へ。いつもどおり家族連れで賑わっていて和んだ。夕べ帰宅難民だった妹はいつも以上にもりもり食べる。ご主人いわく「電気やガスが止まらない限り閉店する理由は何もない」と。地震当日はいつも以上の大繁盛で、とくにご飯ものを注文する人が多かったとのこと。やはり基本は炭水化物か?
◆3月13日(日)・・・3日め
夜行われるはずだった香綾しずるさんのお茶会も中止の連絡があったから、今日も一日中予定なし。せっかく時間はあるのだから今日こそは仕事を…と思うもののなぜか全然文章書く気になれず。
このころから「不謹慎」「自粛」という言葉を耳にすることが増えてくる。地震情報一色のツイッターで、何を発信していくかが迷いどころとなってきた。私は前日ぐらいから意識して、身の回りの気付きなどをわりと率直に書くようにしてきたのだが、それが気に障ったのか、リムーブされてる人が何人かいることに気付く。なかには、チケットのやりとりまでした人もいて地味にショックを受ける。
気晴らしに、下北沢まで出かけてみる。電車が動くだけで感動。「一龍」でラーメンを食べ、「トロワシャンブル」でオレグラッセを飲む。どちらの店もいつもながらの賑わいでほっとする。どうやら、ツイッターなどに生息しているネットの民と、街で普通に生きている人にはズレがあるようだ。だから、ずっとネットと睨めっこしてるとおかしくなる。たまには外に出て歩いて、感覚を修正せねば。食料品と、箏のおさらい会によさそうなブラウスを調達。
少しは気分が晴れたものの、家に帰るとまたブルーに。そういえば大河ドラマ「江」は放映されるのだろうかと新聞のテレビ欄をみると、ほぼ全局全時間が地震情報番組、極端に白地の多い紙面をみてさらにブルー度が増す。余震が怖い、停電が怖い、「不謹慎」という怪物が怖い…こういうとき話し相手もなく家にいるのは正直ツラい。このときばかりは心底リア充になりたいと思って泣いた。
結局この日はまともな夕食をつくる気力もなくテキトーにすませて寝た。それでもぐっすり眠れてしまう私。
◆3月14日(月)・・・4日め
いよいよ計画停電が始まった。列車もJR系を中心にかなり運休している。通勤の人たちは大変だ。
暦のうえでは今日から平日なんだから、今日からはまともに仕事に取り組みたい…と思うものの、相変わらず落ち着かない。仕事じゃなくてもいい、少しでもやるべきことをやろうと、前から行かなきゃと思ってた皮膚科に行く。歩いて1分のところにできた新しい皮膚科。午後からうちの地域で予定されていた計画停電のせいだろう、やけに混んでいる。
帰りに、お米屋さんに立ち寄って米を買う。スーパーの棚にはまったくなくなっているが、米屋さんにはちゃんと売っていて、「明日も入荷しますから」と。こういうとき、なじみの近所の店があると心強い。
昼前に、「らでぃっしゅぼーや」のお兄さんがちゃんと配達に来てくれて感動! 停電になってしまったら信号も止まるから「午後から、大変でしょう」というと、「覚悟決めて、行ってきます!」と。
午後2時前から5時半までが計画停電予定だったので、パソコンを切って、読まねばならなかった本を読んだりして過ごす。結局停電にはならなかったのだが、震災以来始めて心静かな時間が過ごせてよかった。
今日はまともに夕食つくる。鶏肉と野菜でポトフなど。
計画停電が5グループなのにちなんで、これをタカラヅカの5組になぞらえたら面白いんじゃないかと思いついてツイートしてみたら、これがヅカクラスタの人たちに大好評。
前日からツイッターとどう向き合うかでずっと悩んでいた…「不謹慎」論が幅を利かせるこの時期、どういうスタンスでつぶやくかはすごく難しい、でも、「沈黙は金」なのかもしれないけれど、何となくそれも嫌だった。そんなことで気分が落ち込んでいたのだが、ようやっと自分らしいスタンスみたいなのが見つかった気がした。
◆3月15日(火)・・・5日め
8時ごろ電話。箏のおさらい会の事務局からで「おさらい会、中止」の連絡だった。予想していたことなので驚かない。残念だが、少しほっとしてしまってすみません。
今日は午前中が計画停電の時間帯だったので、パソコン使わずにできることをして過ごそうと思う…が、福島の原発の爆発で放射性物質が飛散、首都圏や神奈川の放射線濃度まで上がっているとかのニュースで、またしても騒然。
原発のことは、これまでのツイートでもずっとスルーしていた。よくわからなかったから、何もいう資格はないと思っていた。でも、それじゃイカンと考え直した。まったく、自分の身にふりかかってきて初めて本気で関心を持つ身勝手さに我ながらあきれる。
そう思ったとき、ツイッターの威力に改めて気付いたのだった。東京大学で原子力を専門にしておられるハヤノ先生をはじめとした、私が信頼できると思える人の声にダイレクトにアクセスできて、そこから自分でコトの全体像を理解し、判断できる。そのほかにも、参考になるサイトや動画をリツイートしてくれる人も多数。ツイッターってすごい!!!
おかげで、東京の現状を自分なりに理解して安心。でも、不安を募らせる友人もいて、夜に予定されていた食事会は中止にすることに。まぁ無理して決行しても楽しくないからね。
そして、気になっていたタカラヅカだが、公演は続行、ただし「ロミオとジュリエット」の千穐楽までをチャリティ公演とすることが発表になった。賛否ある中、私はこの判断はバランスが取れていてナイスだと思う。怪我には気をつけつつも、毅然として続けて欲しいし、私もせいいっぱい応援する。
そんなことをしていたらあっという間に午後が過ぎてしまった。あぁ、今日も仕事がー。
夜、あまりに気分が煮詰まったので近所の定食屋さんでひとりごはん。相変わらずの賑わいだったけど、なんだかイライラしたお客さんが多かった気がした。
それにしても、「不謹慎」の勢力はすごいものらしく、千単位、万単位のフォロアーさんがいる人は、ちょっと柔らかめのことをつぶやいただけで、すごい勢いの「不謹慎」コメントが返ってきたりするらしいから怖い。ぶっちゃけ、余震と同じぐらい怖い。そういう人たちが、めげずに自分の言葉でツイートを続けておられるのにはほんとアタマが下がる。
フザけたツイートばっかりしている私がそんな目に遭わずにすんでいるのは、ひとえにフォロアーの数のレベルが違うからなのだが、それにしても、私をフォローしてくださっている方は皆さん、遊び心のある人たちばかりで、ありがたい。それに「不謹慎」という言葉が嫌いな人も多いみたいで、やはり類は友を呼ぶんだろうか?
それと思うのは、やはり舞台が好きな人は「悪役」もまた愛おしく思う人であって、ものごとを多面的にみる力が備わっている気がする。そういう人は軽々しく「不謹慎」などという言葉は使わないのではないか。やっぱり舞台っていいなと改めて思う。
夜、ちょっと強めの余震がまた来てブルブル。静岡が震源とのことで、また少し不安が広がる。ツイッターに逃げ込んで遊んでいたら、すっかり夜遅くなってしまった。
ともかく今日はこの記録だけは仕上げよう。そして明日こそ平常心で仕事できますように。
ああ、ロンリーソルジャーは相変わらず不安で淋しいね。でも、ひとかけらの勇気を持って、この震災ときちんと向き合っていこう。
以下、今のところ大きな被害には遭ってないくせに、情報の洪水のなかで右往左往している東京都在住のロンリーソルジャーの5日間です。
文章としての芸をみせる余裕がありませんが、今後の参考のために記録しておきます。
◆3月11日(金)・・・その日
16時からの箏のレッスンに出かけようとしていた、まさにその時、突然揺れが。
とっさに台所のテーブルの下に潜る。長く続く揺れのなかで、思わずアタマをよぎった言葉は「ここで負けてなるものかー!」だった。生に対する執着心ってやっぱりすごい。
この時点では、ことの重大性をまったくわかっていない私。揺れがおさまったところで、気を取り直して最寄の駅に向かった。ちょうど電車が止まったところで、大勢の人が途中下車して、右往左往。「16時ごろ復旧予定」との表示が出ている。
あきらめの悪い私は、ならばタクシーしかないっと思って環7方向へ。ていうか、3末におさらい会を控えてるから、レッスンを受けることのほうがそのときはよっぽど大事だったのだ。歩いてる途中で2回目の地震に遭った。街全体がガタガタ揺れるのが怖かった。
タクシー乗り場に並んでみるも、タクシーは全然来ない。こうなったら16時に電車が復旧してから行くしかない。「17時ぐらいに着けば、ちょっとぐらいレッスン受けられるかも」と考えたのだった。
で、帰宅して、テレビつけて、ツイッター読んで、ようやく何が起こりつつあるかを理解した。とりあえずレッスンにいけないことを伝えようと電話をかけるも、当然ながら全く繋がらず。
結局この日は、余震に怯えながらツイッターと睨めっこ。帰宅難民になっているであろう人たちのために、せっせと交通情報やお休みどころ情報をリツイートしまくって過ごした。誰かのためになることをしているときは、とりあえず淋しくない。
ちなみにこの日、宝塚大劇場では月組の「バラの国の王子」「ONE」が初日だったから、いつもなら盛り上がる初日ツイートは地震で一気に吹き飛ぶ。日帰りで観にいっていたフォロアーさんは新幹線が止まって帰れなくなってしまった。大阪のホテルもどこも満室、南大阪のほうのホテルをやっとの思いを見つけて大変そうだった。地震の余波はこんなところにも及んでいる。
お風呂と家中の鍋に水を溜め、非常用持ち出し品をまとめたかばんと靴を傍において寝た。阪神大震災を経験した人からのアドバイスが心強かった。
余震が怖かったけど、それ以上に緊張疲れでグッスリ眠ってしまった。
◆3月12日(土)・・・2日め
7時、箏のおさらい会事務局の人からの電話で起きる。今日のリハーサルは中止だと。こんなときでもお腹はすく。なんだかいつも以上に空腹な気がしてガッツリ朝食。
外はいい天気。思い切って近所のスーパーと100円ショップに物色に。すでに保存食や防災用品などが目立つところに並べられ、その逞しい商魂に感動する。私もチャッカマン、クラッカー、携帯充電器など購入。
午後、ようやく少し落ち着き、改めて津波の瞬間の映像などをみて激しくショックを受ける…。このころから次第に「首都圏も電気足りない!」の情報が。ネット上で「ヤシマ作戦」が発動され、節電が叫ばれるように。
そんな中で迷ったのだけど、やっぱり元気を出すには美味しいものを食べるのが一番!ということになり、妹と二人で近所のお気に入りの中華料理屋へ。いつもどおり家族連れで賑わっていて和んだ。夕べ帰宅難民だった妹はいつも以上にもりもり食べる。ご主人いわく「電気やガスが止まらない限り閉店する理由は何もない」と。地震当日はいつも以上の大繁盛で、とくにご飯ものを注文する人が多かったとのこと。やはり基本は炭水化物か?
◆3月13日(日)・・・3日め
夜行われるはずだった香綾しずるさんのお茶会も中止の連絡があったから、今日も一日中予定なし。せっかく時間はあるのだから今日こそは仕事を…と思うもののなぜか全然文章書く気になれず。
このころから「不謹慎」「自粛」という言葉を耳にすることが増えてくる。地震情報一色のツイッターで、何を発信していくかが迷いどころとなってきた。私は前日ぐらいから意識して、身の回りの気付きなどをわりと率直に書くようにしてきたのだが、それが気に障ったのか、リムーブされてる人が何人かいることに気付く。なかには、チケットのやりとりまでした人もいて地味にショックを受ける。
気晴らしに、下北沢まで出かけてみる。電車が動くだけで感動。「一龍」でラーメンを食べ、「トロワシャンブル」でオレグラッセを飲む。どちらの店もいつもながらの賑わいでほっとする。どうやら、ツイッターなどに生息しているネットの民と、街で普通に生きている人にはズレがあるようだ。だから、ずっとネットと睨めっこしてるとおかしくなる。たまには外に出て歩いて、感覚を修正せねば。食料品と、箏のおさらい会によさそうなブラウスを調達。
少しは気分が晴れたものの、家に帰るとまたブルーに。そういえば大河ドラマ「江」は放映されるのだろうかと新聞のテレビ欄をみると、ほぼ全局全時間が地震情報番組、極端に白地の多い紙面をみてさらにブルー度が増す。余震が怖い、停電が怖い、「不謹慎」という怪物が怖い…こういうとき話し相手もなく家にいるのは正直ツラい。このときばかりは心底リア充になりたいと思って泣いた。
結局この日はまともな夕食をつくる気力もなくテキトーにすませて寝た。それでもぐっすり眠れてしまう私。
◆3月14日(月)・・・4日め
いよいよ計画停電が始まった。列車もJR系を中心にかなり運休している。通勤の人たちは大変だ。
暦のうえでは今日から平日なんだから、今日からはまともに仕事に取り組みたい…と思うものの、相変わらず落ち着かない。仕事じゃなくてもいい、少しでもやるべきことをやろうと、前から行かなきゃと思ってた皮膚科に行く。歩いて1分のところにできた新しい皮膚科。午後からうちの地域で予定されていた計画停電のせいだろう、やけに混んでいる。
帰りに、お米屋さんに立ち寄って米を買う。スーパーの棚にはまったくなくなっているが、米屋さんにはちゃんと売っていて、「明日も入荷しますから」と。こういうとき、なじみの近所の店があると心強い。
昼前に、「らでぃっしゅぼーや」のお兄さんがちゃんと配達に来てくれて感動! 停電になってしまったら信号も止まるから「午後から、大変でしょう」というと、「覚悟決めて、行ってきます!」と。
午後2時前から5時半までが計画停電予定だったので、パソコンを切って、読まねばならなかった本を読んだりして過ごす。結局停電にはならなかったのだが、震災以来始めて心静かな時間が過ごせてよかった。
今日はまともに夕食つくる。鶏肉と野菜でポトフなど。
計画停電が5グループなのにちなんで、これをタカラヅカの5組になぞらえたら面白いんじゃないかと思いついてツイートしてみたら、これがヅカクラスタの人たちに大好評。
前日からツイッターとどう向き合うかでずっと悩んでいた…「不謹慎」論が幅を利かせるこの時期、どういうスタンスでつぶやくかはすごく難しい、でも、「沈黙は金」なのかもしれないけれど、何となくそれも嫌だった。そんなことで気分が落ち込んでいたのだが、ようやっと自分らしいスタンスみたいなのが見つかった気がした。
◆3月15日(火)・・・5日め
8時ごろ電話。箏のおさらい会の事務局からで「おさらい会、中止」の連絡だった。予想していたことなので驚かない。残念だが、少しほっとしてしまってすみません。
今日は午前中が計画停電の時間帯だったので、パソコン使わずにできることをして過ごそうと思う…が、福島の原発の爆発で放射性物質が飛散、首都圏や神奈川の放射線濃度まで上がっているとかのニュースで、またしても騒然。
原発のことは、これまでのツイートでもずっとスルーしていた。よくわからなかったから、何もいう資格はないと思っていた。でも、それじゃイカンと考え直した。まったく、自分の身にふりかかってきて初めて本気で関心を持つ身勝手さに我ながらあきれる。
そう思ったとき、ツイッターの威力に改めて気付いたのだった。東京大学で原子力を専門にしておられるハヤノ先生をはじめとした、私が信頼できると思える人の声にダイレクトにアクセスできて、そこから自分でコトの全体像を理解し、判断できる。そのほかにも、参考になるサイトや動画をリツイートしてくれる人も多数。ツイッターってすごい!!!
おかげで、東京の現状を自分なりに理解して安心。でも、不安を募らせる友人もいて、夜に予定されていた食事会は中止にすることに。まぁ無理して決行しても楽しくないからね。
そして、気になっていたタカラヅカだが、公演は続行、ただし「ロミオとジュリエット」の千穐楽までをチャリティ公演とすることが発表になった。賛否ある中、私はこの判断はバランスが取れていてナイスだと思う。怪我には気をつけつつも、毅然として続けて欲しいし、私もせいいっぱい応援する。
そんなことをしていたらあっという間に午後が過ぎてしまった。あぁ、今日も仕事がー。
夜、あまりに気分が煮詰まったので近所の定食屋さんでひとりごはん。相変わらずの賑わいだったけど、なんだかイライラしたお客さんが多かった気がした。
それにしても、「不謹慎」の勢力はすごいものらしく、千単位、万単位のフォロアーさんがいる人は、ちょっと柔らかめのことをつぶやいただけで、すごい勢いの「不謹慎」コメントが返ってきたりするらしいから怖い。ぶっちゃけ、余震と同じぐらい怖い。そういう人たちが、めげずに自分の言葉でツイートを続けておられるのにはほんとアタマが下がる。
フザけたツイートばっかりしている私がそんな目に遭わずにすんでいるのは、ひとえにフォロアーの数のレベルが違うからなのだが、それにしても、私をフォローしてくださっている方は皆さん、遊び心のある人たちばかりで、ありがたい。それに「不謹慎」という言葉が嫌いな人も多いみたいで、やはり類は友を呼ぶんだろうか?
それと思うのは、やはり舞台が好きな人は「悪役」もまた愛おしく思う人であって、ものごとを多面的にみる力が備わっている気がする。そういう人は軽々しく「不謹慎」などという言葉は使わないのではないか。やっぱり舞台っていいなと改めて思う。
夜、ちょっと強めの余震がまた来てブルブル。静岡が震源とのことで、また少し不安が広がる。ツイッターに逃げ込んで遊んでいたら、すっかり夜遅くなってしまった。
ともかく今日はこの記録だけは仕上げよう。そして明日こそ平常心で仕事できますように。
ああ、ロンリーソルジャーは相変わらず不安で淋しいね。でも、ひとかけらの勇気を持って、この震災ときちんと向き合っていこう。
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