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2011年3月の記事

2011年3月31日 (木)

【アサヒコム】3月に書いたもの

今月の「アサヒコム舞台」で書いたステージレビュー・インタビュー・ヅカナビをお知らせします。

ご意見・ご感想、「こんなインタビューやって欲しい」などなど大歓迎でございます。どしどしお寄せください。
待ってます!!

【インタビュー】 ※全文は有料記事となります。

■アサヒ・コム舞台 インタビュー
湖月わたる・TAKAHIROが共演、製作発表と対談
http://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK201103100079.html

■Astand スター☆ファイル
「エレクトリック・シティ」出演へ TAKAHIRO&湖月わたる対談
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/OSK201103100084.html

■アサヒ・コム舞台 インタビュー
瀬奈じゅん、宝塚卒業後1年たった「今」をみせる
http://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK201103230096.html

■Astand スター☆ファイル
1年ぶりのコンサート「ALive II」へ 瀬奈じゅん インタビュー全文
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/OSK201103230095.html

【ヅカナビ】

■宝塚星組「メイちゃんの執事-私の命に代えてお守りします-」 ※2月
 「二次元」から「三次元」へ…タカラヅカ版「メイちゃんの執事」徹底分析
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/OSK201102180084.html

■宝塚雪組「ロミオとジュリエット」
 古くて新しい「ロミジュリ」の魅力とは?
http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/OSK201103290069.html

2011年3月25日 (金)

花組初日に思うこと

花組公演「愛のプレリュード/ル パラディ」の初日の幕が無事に開いた。
賛否両論あるようだが、私自身は公演が続くことを熱望してきた。だから、心からうれしく思う。

私が公演を続けて欲しいと願う理由、整理してみるとそれは3つぐらいある。
ひとつは、この時期ならではの「タカラヅカの舞台」の効用を信じるからだ。これはまあ、よく言われていることではあるけれど、実際に19日の雪組「ロミオとジュリエット」、そしてこの花組の初日を観劇して、本当にそうなのだと確信した。

とりわけ宝塚の場合、常に整然とした秩序を保ち、一糸乱れぬ姿で歌い踊る、そんな姿もまた、この混沌とした雰囲気のなかで安堵感を与える。これは新たな発見だった。

2つ目は、根っからの舞台人である彼女たちは本来的には演じ続けることを強く望んでいるはず。だからこそ、その想いを何としても守ってあげたい…これはかなり身内的感覚かもしれない。

演じる場を奪われた舞台人は、羽根をもがれた鳥のようなもの。舞台への「執着」は一般人の想像をはるかに超える。たとえ親の死に目に会えずとも、肋骨にヒビが入ろうと、高熱が出ようとも、あくまで舞台に立ち続けようとするのが、たからじぇんぬというもの。根拠のない理由でその想いが妨げられるようなことは、あって欲しくないと強く願う。

そして3つ目は、タカラヅカは過去100年近い歴史のなかで、相当な困難のなかでも、決して演じることをやめなかった劇団である。だから今回もおそらくやめないに違いない…という、これは私の望みというか、むしろ推測だ。

太平洋戦争末期、軍の劇場接収のため宝塚大劇場の公演ができなくなった時期もあったが、その間も各地でドサ回り的な舞台を続けた。いつ空襲に襲われるかもわからない中、ろくな舞台設備も衣装もない中でもなお、演技を磨くことに余念がなかったという。1995年1月17日、本拠宝塚市を直撃した阪神大震災のときにも、わずか2カ月半後という驚異的なスピードで大劇場公演を再開している。こうした伝統を積み重ねてきている劇団ならではのDNAは、確実に今のメンバーたちにも引き継がれているはずだ。

花組初日の終演後、組長の夏美ようさんと、トップスターの真飛聖さんが挨拶したが、それぞれいつもより長く、体の奥底からしぼり出すような挨拶だった。初日を迎えるまでの間、この時期に自分たちが舞台に立つべきかどうか悩みに悩み、皆で長い時間話し合った、「そのことをこの場ですべて伝えようと決めていた」という組長。立場的にも挨拶慣れしているはずの組長が、一言一言、懸命に言葉を探して、訥々とした語り口で話す。

真飛さんも、その挨拶のなかで「今日の幕が上がるまでは、私たちの舞台が本当に受け入れてもらえるのか…本当に怖かった」と、じつに正直に語った。すごく真飛さんらしいなと感じた。その思いは、「こんな時期に舞台を楽しんでよいものか」という観客側の惑いとも重なっていたのだろう。客席中のあちこちから、すすり泣く声が聞こえた。

夏美組長の挨拶の締めくくりの言葉が、「今日、幕が開いて、その答えがわかりました」だった。真飛さんも、2度目のカーテンコールのときは、「もう、迷いはありません」と、いつもの清清しい笑顔に戻っていた。私には、それがうれしかった。急遽、初日に来ることにして本当に良かった。

もちろん、この環境下でどういう形で公演を続けるかの模索は、今後もまだまだ続くだろう。とくに電力不足の問題とは現実的な折り合いをつけていく必要がある(その意味で、3月いっぱいの夜公演が中止になったのは、やむを得ない判断だったかと思う)。現在劇場ロビーの一部が消灯されムーディーな雰囲気となっているが、夏に向けて冷房温度を上げるのはもちろん、場合によっては照明や装置などでの電力消費を抑える「省電力演出」も考えなければならないのかもしれない。それでも公演自体が中止になるよりはずっとマシだ。

今回の花組公演では、公演終了後に出演者たちが持ちまわりでロビーに立ち、募金活動をするという。この発案はすごいことだ。被災地の人たちの哀しみを真摯に受け止め、悩み苦しみ、でも自分たちで道を切り開いていくたからじぇんぬたちは、心優しく誠実で、でも、とても強い人たちだと改めて感じた。

私も、愛するタカラヅカを応援するために、「今の自分にできること」を続けていこうと思う。

2011年3月22日 (火)

そして誕生日

月日はあっという間に過ぎ去っていきます。


◆3月16日(水)・・・6日め

やっとやっと文章を書く気になり始める。
といっても、自分のブログ書くだけ。
メールの返信も、なかなかする気になれない。
外出は近所のドトールだけ。500円ケーキセット食べた。
ツイッターはこの日のつぶやきが最多で80ツイートもしてる! なんだかんだいってツイッターにはまっていた一日だったのか。


◆3月17日(木)・・・7日め

在宅勤務2日目にしてギブアップした妹からお昼の誘い。近所のカレー屋さんへ。戻ったら「ヴァレンチノ」公演中止のお知らせが~けっこう良い席が当たっていたのでショック。
急に寒くなったので、大規模停電の恐れアリとのニュースが駆け巡り、早めの帰宅ラッシュ起こる。東宝ロミジュリも夜公演が急遽中止になってしまった。結局、大規模停電は回避。


◆3月18日(金)・・・8日め

午後に久しぶりの仕事アポがあったが、外出の仕方を忘れており、出かける前に大慌て。外の空気にちっとも馴染めず、やけに緊張する。引きこもりの人の気持ちが少しわかった気がした。あれから1週間だ…。ようやくシャバに復帰できた。
アポは思いがけず順調にクリアできてホッ。帰りに「日本ユニバ」に立ち寄って、支援物資を少しだけ届けた。恥ずかしいぐらい少し。今振り返ったら、どう考えても迷惑だが、あのときはそうせずにいられなかった。我ながら親切の押し売りが怖い。


◆3月19日(土)・・・9日め

待ちに待ちに待ちに待ったロミジュリ観劇日。
その前に「日本ユニバ」のボランティア説明会に参加してみる。せっかく行くのだからと、また少し支援物資を持ち込んだら、事前にメールをくれたかと聞かれ、送ってないというと、「必ず事前にメールを送ってください」と念を押された。もっともだと思うのだけど、やっぱりあまり気分は良くない…と、そう感じてしまうのは親切の見返りを求める心だよな。
その後、観劇仲間と遅めのランチ。震災を巡るいろいろなことに対するスタンスが一緒の人たちばかりだったので、気兼ねなく話せて楽しかった。
ロミジュリ舞台については先のブログのとおり。
この間、東京消防庁の人たちが原発への放水を成功させていたらしい。感動の記者会見。


◆3月20日(日)・・・10日め

ブログ2本書いて「江」みて終わった感じ。
週刊誌AERAの表紙「放射能が来る」がすごい批判の的に。公式ツイッターでも謝罪ツイートがなされていた。今回みたいに1日単位で世間の空気が動くと、スピードでは勝負できず、じっくり取材もできない週刊誌ってツライよなあと思う。


◆3月21日(月)・・・11日め

午前中、実家の母から電話あり。「何でもいいから帰ってきなさいっ!」っていう親じゃないことに感謝感謝。
やっとやっとやっと、自分のブログじゃない普通の仕事の文章書けた。たまりまくっていたメールの返信もした。
「せつでんじぇんぬbot」を作ってみた。
http://twitter.com/setsuden_jenne


◆3月22日(火)・・・12日め

少しずつ少しずつ、日常が戻り始めている。
やっとやっとやっとやっと、長期スパンでやらなきゃいけない原稿にほんの少しだけ着手。まずは始めることが大切。
夕方、震災の日に結局行けなかった箏のレッスン。先生もこの1週間とても大変だったみたいで、「箏弾きながら地震に立ち向かおう」と思って練習しまくった日もあったとか(でも疲れて寝ちゃったとか)。外国人の内弟子さんも無理やり帰してしまったらしい…その判断はすごいと思った。レッスン自体は学ぶところが多くて良かった。何のためにやってるのかわからなくなるときもあるけど、やっぱり私には必要なモノだ。

そしてじつは今日、誕生日。
一番の贈り物は、こうして元気で生きてられること。
忘れられない誕生日になりそうだな。

2011年3月20日 (日)

被災地でボランティアをやるということ

昨日19日の13時から、、「孤立被災地」への支援活動を行っている日本ユニバ震災対策チームのボランティア説明会に行ってきました。

以下、リーダーの上野さんのお話をまとめます。こちらのボランティア活動に興味がある方に留まらず、今後で何か支援をしたいと思ってらっしゃる方すべてに役立つお話だと思うので、参考になさってください。

※太字は筆者によります。


◆行政が行き届かない部分を支援する

今回の震災が、阪神大震災と違うのは、被害が非常に広範囲にわたっており、被災した人の数も多い。おまけに山も多く入りづらい地域が多い。現状、大規模、中規模の避難所にしか支援物資が行き届いていない。

中には10~20人、ときには3人ぐらいで救援を待っている人たちもいるが、そういった小さな避難所には、まだまだ行政の支援は行き届いていない。我々は主に、こうした人たち向けに、国や行政とは違う側面から支援活動をしている。

◆支援の輪が広がりつつある

ツイッター等からの広がりのおかげで、皆さまからの協力の申し出が続々と届いている。義援金も思った以上に集まってきている。ヘリコプターでの物資運搬も、ボランティアでやってくださった方がいた(!)

◆現地とのコーディネイト機能が重要

だけど、「想い」だけで現地に行ってしまうと、現地ニーズとのズレが生じて、お互いにとって良い結果を生まない。そのため、コーディネイトの機能が重要になる。

◆段階によって必要とされる人材は違う

また、段階によって必要とされる人材は違うので、その意味でもコーディネイトが重要。現時点で最も必要とされるのは、危険な被災地にも踏み込んでいける経験のある人(元・自衛官とか)、そして車の運転ができて支援物資の運搬ができる人。その次の段階では、介護ができる方なども必要になってくるだろう。その後も、段階に応じてさまざまな人材が必要となってくるだろう。

だから、「すぐにでも行きたい!」という気持ちはわかるけれども、本当にその力が必要となるときまで、その気持ちを取っておいてほしい。もちろん、ここ東京でできることもたくさんある。

◆現地では「聞く」のではなく「感じる」能力が必要

とくに現地に行く人には、被災している人と、そうでない人とは視点が全然違うということを知っておいて欲しい。思いもよらぬことをいわれたりすることもあるから、現地に行くときは覚悟が必要。「何を望んでいるか」を聞くのではなく、「感じる」能力が求められる。このため、当NPOでは現地に行く人に必ず事前研修を行っている。

◆多くの人の力が必要

支援はきっと長引くはずだから、人数は多ければ多いほど良い(この後の採用担当・森さんも「今日集まっていただいた方約120名も全員採用」と話された)。また、運営方法への疑問など出てきた場合は、ぜひ直接聞いていただきたい。


※この後の質問コーナーで私は「数が最も必要なのは、支援物資の仕分けをする人ですか?」とお聞きしたのですが、

「そうです。この仕分けの仕事は、支援物資を届けてくださった方への対応もとても大切なので、サービス業などの経験が生かされます」

とのお答えが印象的でした。



以下は私見。震災のボランティアとして、求められる人材の条件はつぎの3つかなと理解しました。

1)自分に何ができるか…得意なこと、スキル、経験を明示できる人。これは求職活動と同じ。

2)もともと少人数で運営されている組織で、会社のように系統だったマネジメント機能が確立しているわけではない。細かいことに目くじらたてずに大らかな気持ちで、待ってるだけじゃなく自ら動ける人。

3)(そして、ここが一番重要なのだけど)見返りを求めないこと。…いや、人間たるものそれは難しいだろうけど、せめて、そういう気持ちを冷静にコントロールできる、自分を律することができる人。

2011年3月19日 (土)

雪組ロミジュリ、震災を超えて

19日16時の部を観劇。
この1週間の間に、雪組メンバーのなかでも本当に「色んなこと」があったのだろう…そう感じさせる舞台だった。

とりわけ第2部。両家の憎み合いが最高潮に達し、早霧マーキューシオと緒月ティボルトが睨み合う場面の緊迫感、リアリティがタダモノではない。かの地震が起こる前にみたものとは、まったく違っていた。
そして、憎み合うことの無意味さに気付いてしまった、未涼ベンヴォーリオのとまどい。

ここ1週間で東京を襲ったのは余震や停電の恐怖だけではない。それ以上に私が怖ろしかったのは、異常時のなかで露呈されていく人の心の醜さだった。平然と他人を傷つける人、人の自由を奪う人、感情のままに罵詈雑言を浴びせる人、自分さえ良ければいいという身勝手な人。と、エラそうに書く私にだって、同様の醜い心は絶対に潜んでいる。

そう。この1週間の東京の街は、殺伐としたヴェローナの街そのものだった。

「不謹慎」という名の魔物が暴れまくる今、歌劇団は逆風に晒されている。雪組メンバーの間でも、ほんとうに「色んなこと」があったと思われる。哀しいかな、おかげで役者としての引き出しは増えてしまったのだろう。どんなにか辛かったことだろうと思うけれど、決して無駄にはなっていないはずだ。

最後、天国のロミオとジュリエットが、白い霞のなかで踊る。いつもは「お約束」と思って観ていたデュエットに、これほど胸打たれたことも、かつてなかった。「憎しみ」が一切ない真っ白な世界、そんな世界に私だって逃げ込みたいよ。

だけど、現実はお芝居のように簡単にはいかない。私たちは生き続けなければいけないし、世間はヴェローナの街の人たちのようにすぐには変わらないだろう。

だからこそ、ロレンス神父と乳母がロミオを諭す歌、「神はまだ、お見捨てにならない」が心に響く。ここで私の涙腺は完全に決壊泣き顔 周囲でもこの場面以降でやけに鼻をすする音が増えた。あれは絶対花粉症のせいだけじゃないはずだ。


そして、最大のドラマは最後に起こった。
コマせしるが麗しの女役で踊る例の場面が大詰めを迎え、フィナーレからパレードに移ろうかというときのこと。

ついに・・・来ちゃったのだ。余震げっそり

「揺れてる!」にわかに客席はざわめいた。
だが、舞台上の雪組生たちは踊り続ける。
そして、銀橋のセンターに走り出てきた桂ちゃん、満面でキラキラ笑顔光線を発射☆☆☆

「大丈夫、絶対負けないから安心して!」
そんなメッセージが伝わってくるよう。
それに応えるかのように、客席からも大拍手が送られる。

揺れは次第におさまった。
「勝った!」なんだか、そんな気がした。
「もう何も起きませんように」客席の祈りのなかでパレードは続行、無事に終了。

そして、飛鳥組長から「私たちにできることをして、皆さんを勇気付けていきたいと思う。どうか上演にご理解をいただきたい」旨の挨拶。

その後の桂ちゃんの挨拶は、地震に打ち勝って立派に舞台をやり遂げた達成感と安堵感で、思った以上に晴れやかだった。
深々と勢い良く礼をしたせいで、後ろに垂れ下がってるはずのナイアガラの羽根の1本が、雉羽根に引っかかったままになっていた。

「タカラジェンヌは、強い。そして、タカラヅカって、ほんとに素晴らしい!」
私の頭には、ただただ、そんな言葉しか浮かんでこなかった。


確か3月の初めには、ロミジュリ新人公演、そして「記者と皇帝」を観たんだっけ。
それらがはるか昔のことのような、まるで、別の時代のことのように感じる。

「舞台を楽しめるって、文字通り『有り難い』こと」
愚かな私は、時間が経つときっとまた忘れてしまうに違いない。
せめて、今日そんなことを思ったことだけは、書き留めておこう。


さあ、希望を持とうよ。
神はまだ我々をお見捨てにはならない。

2011年3月18日 (金)

孤立した被災地に支援物資を!

日本ユニバーサルデザイン研究機構というNPOから発信された、衝撃的なレポートがツイッター上を駆け巡った。

◆被災地からの報告 阪神震災とは違う実情

このレポートに書かれていることをまとめると、

1)今回の震災は阪神淡路等の地震と大きく違う。町ごと津波に流された地域が多数あり、こうしたところでは自治体がまったく機能していない。

2)こうした地域では、本来であれば自治体を通じて受けられるはずの支援が受けられず、孤立無援となっている。

3)こうした地域への道を切り開き、援助の手を差し伸べるのが市民団体やNPOの役割。だが、阪神淡路などの経験から、「支援は自治体を通して、まとめて」という考え方が定着していて、市民団体やNPOが活動しにくい状況になっている。


このままでは、孤立無援の地域が救われない!!
・・・ということだ。

さっそく私も今日、日本ユニバ震災対策チームに支援物資を届けにいってみた。・・・といっても、ほんとちょっぴり。ここに書くのは恥ずかしいくらいちょっぴり。
もともと「まずは暖を取るために衣料」と聞いたので、防寒になるものを準備していたのだが、出かける直前に「衣料は足りてきている。今必要なのは食料」と聞いたので、慌てて、家中を探し回って、持ち込めそうなものをかき集めたのだ。

訪ねてみるとそこは、千代田区とは思えないくらい雑然としている。ボランティアスタッフの皆さんが黙々と物資の仕分けに励んでいた。
「あの・・・支援物資お持ちしたんですけど、受付は・・・」
おずおずと声をかけると、お姉さんが作業の手を止めて、にこやかに応対してくれた。恥ずかしいくらいちょっぴりだったのに、ほんと快く受け取ってもらえた。
渡した後、備え付けのノートに名前と住所、メアド、持ち込み品を記載して終了。

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その後の情報によると(18日夜現在)、衣料は現在受け付けを保留しているものの、それ以外の物資はまだまだ足りてない状況とか。

送付方法、および何が必要かは、こちらのページからどうぞ。

今日、facebookにもページができて、何が必要なのかがよりリアルタイムでわかるようになった。こちらもチェックしたほうがよさそう。

本日午後に支援物資を持ち込んだという、本荘 修二さんのブログも参考になる。なるほど、旅行用のトランクを使えば、個人で持ち込む場合でもある程度の量を運べるわけだね。

ひとりでも多くの方の命を救うには、たぶんスピードも大事なので、明日持ち込める人はそのほうがいいのかも(これは私の私見です)。
明日、ロミジュリ観劇予定のヅカファンの皆さんは、その前後にどうかしら? 荷受け所は地下鉄竹橋駅が最寄だから日比谷にも近いし。私も16時公演観劇前に、もう一度持って行こうと思ってます。

【3月19日夜・追記】予想を超える支援物資が集まったため、現在は一時的に受付を停止されているようです。詳しくはこちらのページをチェック!

2011年3月17日 (木)

節電歌劇団

関東地方で計画停電が始まった14日の夜のこと。

この計画停電っつーのが何ともややこしい、地域を5つのグループに分けて行われ、そのグループ分けも複雑。
大変だぁ~と思いながら、時間割を眺めていて、ふとひらめいた電球
「5つのグループ」「5つ?」…そうだ!「5組!」

タカラヅカの5組を5つのグループに当てはめたらいいじゃん!

ここでタカラヅカのことをあまりご存知ない方のために解説すると(って、そんな人はこの日記のタイトルを見た時点でスルーしてると思うが)、宝塚歌劇団には花・月・雪・星・宙の5つの組がある。これはできた順なのだが、いつでもどこでも必ずこの順番なのだ。メディアに表記されるときもそう、トップスターの写真が5人並ぶときも必ずそう。

当然、ファンにはこの順番が刷り込まれている。だから、「第1G=花組」「第2G=月組」「第3G=雪組」「第4G=星組」「第5G=宙組」とすればよいのだ。「うちの地域は第2グループ」といわれるより「うちは月組」のほうが馴染める。

さらに、自宅と勤務先でグループが違う場合も多い。この場合も「自宅は第1グループで、会社は第4グループで…」といってもすぐ忘れるが、「うちは花組、会社は星組」と覚えれば絶対に間違えないのだ。

さっそく、このアイデアをツイッターでつぶやいてみると、思いのほかの大好評!
遊び心溢れる、ヅカクラスタ系フォロアーの皆さんが、いろんな応用編を考えてくださった。

たとえば、初日に計画停電に引っかかってしまったものの、2日目から外れることになった茨城の方の場合。

「県は計画停電の対象外となり、停電花組を卒業させていただくことになりました。他地域の組子の皆様のお陰で復旧と余震対策に専念できること、心から感謝しております」

千代田区・中央区・港区など、どのグループにも入らない地域の人は、

「停電対象外のうちは5組に入れないので専科ってことにする。全組特出できるくらいがんばります」

てな具合である。
で、調子に乗って、各組の公演名を節電風に考えてみる。

花組「節電ベルサイユのばら」「エレキダイジダー」
月組「闇の国の王子」「OFF」
雪組「黒い部屋」「スイッチ・オフ!」と「セツデンスキー」
星組「宝塚花の節電絵巻」「愛と青春の電気断ち」
宙組「誰がために灯はともる」

すると、宙組でショーがないのは淋しいっ!ということで…「電気よりサンシャイン」「オンリー・サンシャイン」「ザ・ライト・ストッパー」「満点星大節電總会」「♪Missionー火を消そーよーMissionーふふふふーふふー」次回公演「美しき消灯」などなど、続々とアイデアが。

(このほか、いろいろあったと思うのだが、ここには書ききれていません)

この中で個人的に一番のヒットだったのは「節電ベルサイユのばら」なのだが、これについてはおなじみの名場面のシナリオまでできてしまった!

◆オスカルとアンドレ編

オスカル「何故つけてきたーっ!? 」
「アンドレ、消していないのか?消していないのか?いつからだ?なぜ消さなかった?」

そして・・・

「ブレーカーが落ちたぞー!」
オスカル「ついに…落ちたか…停電…ばん…ざ…い…(ガクッ)」
ロザリー「電気さまーっ!!!」



◆フェルゼンとマリーアントワネット編

アントワネット「さようなら、エアコン。さようなら、テレビ。さようなら、照明!!」
フェルゼン「電気さまーっ!!!」



・・・てな感じで盛り上がってると、節電もまた楽し!
思いがけない停電があっても、「出番が増えたわ!」と思えばうれしいし、午前と夕方以降、2回の割り当てがある日も「2回公演」と思えばがんばれる。

計画停電は今のところ4月末までは続く予定らしい。したがって、節電歌劇団の公演期間は現在の歌劇団よりさらに長く、1カ月半に及びそうだが、4月末には感動の千穐楽を迎えたいものだ。そして、公演終了後も自主稽古に励むとしよう。

「消せばいい!」(from トート閣下)

この他にも何か面白いネタありましたら、コメントお寄せください。
せつでんじぇんぬ、清く正しく美しく、ればんがりますわーい(嬉しい顔)

2011年3月16日 (水)

このつぶやきをチェックしてます

今回の震災は、情報発信側、そして収集側の双方が、従来型の方法に大きく見直しを迫られるきっかけになるような気がします。

もはや、テレビから発信される情報を鵜呑みにして右往左往する時代じゃない。
枝野官房長官が大人気を博しているのは、単にその福耳からではなく、その情報発信術が世の中のニーズと極めてマッチしている、ニュータイプの官房長官だからではないかと思います。

そして、ツイッターの威力はやはりスゴイ!
何がすごいかというと、専門家、当事者、もしくは矜持を持って発信を続けているジャーナリストの声にダイレクトにアクセスできるということ。また、フォロアーの皆さんからリツイートされてくる情報のなかにも有益なものがたくさんあります(ただしデマや有害なものもあるので、選別は必要)。
新聞やテレビなどで発信される情報と合わせて、自分で状況を理解し、どうすべきかを判断できるということです(マスコミを否定するわけではありません。プロがまとめている情報は活用したほうが効率的)。

以下、私が今、有効活用させていただいている情報をまとめておきます。
(自分のためのまとめの意味もあって)
私自身もツイッターに関しては中級ぐらいなのですが、今回の震災をきっかけに新たに始められた方も多いでしょうから、参考までにどうぞ。

<地震全般に関して>

◆メディアジャーナリスト 津田大介さんのつぶやき
http://twitter.com/tsuda

TVでもおなじみの金髪男子。重要な動き、報道をほぼリアルタイムでつぶやいてくれるので、TVでキツい映像を見続けずに必要情報をキャッチすることができます。

◆ITジャーナリスト 佐々木俊尚さんのつぶやき
http://twitter.com/sasakitoshinao

「電子書籍の衝撃」「キュレーションの時代」などの著者。著書でその重要性を指摘する「キュレーション(情報を収集、選別、意味づけを与えて、みんなと共有すること)」を今回自ら実践中の模様。

◆内閣府防災担当 後藤 隆昭さんのつぶやき
http://twitter.com/ryu_

災害対応の実務に携わっている、政府の中の人。官僚で実名つぶやきを続けている奇特なお方。

◆首相官邸(災害情報)のつぶやき
http://twitter.com/Kantei_Saigai

ついに政府もツイッター活用を!!面白みはないが、いちおう押さえておく。


<原発事故に関して>

◆東京大学理学部 物理学科長 早野龍五先生のつぶやき
http://twitter.com/hayano

首都圏を含む広範囲での放射性物質拡散が懸念された15日から、捨て身のつぶやき開始。この日の深夜には#hayano_neroのタグまで作成された。

◆東大病院放射線治療チームのつぶやき
http://twitter.com/team_nakagawa

上記、早野先生との連携から生まれたツイッターアカウント。原発事故による放射性物質の健康への影響が気になる方はこちらへ。

◆よくわかるエネルギー教室「放射線と放射能」
http://www.iae.or.jp/energyinfo/energykaisetu/kaisetu8.html

エネルギー工学研究所が解説しているサイト。あわせて読むと、上記のつぶやきも理解しやすそう。

◆大前研一のBT757Ch
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110315/263842/
(テキスト版)

ユーチューブで視聴できる。今回の原発事故、要するに何が原因で何が起こっているのか。大前研一さんの解説がわかりやすくて辛辣。

◆「うんち・おならで例える原発解説」
http://togetter.com/li/111871

メディアアーティストの八谷和彦さんによる。大前さんが難しすぎ~!という方はこちらから。今行われている対応がどういうことなのかを、ざっくりと理解できる。たとえがシンプルだし、笑える。


<現場の人の声>

◆福島第二原子力発電所に勤務する女性のミクシィ日記「みなさんへ」

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1689991019&owner_id=24641205

あえて実名を公表して書かれた日記。記者会見だけからは決してわからない、現場最前線の方がどのような状況で今回の事故に対応しているのかがリアルに伝わってくる。


<その他、癒し系>

◆NHK広報局のつぶやき
http://twitter.com/NHK_PR

番組宣伝/広報が本来の目的のようだが、まったり感で大人気のアカウント。「中の人はいない」とのことだが、NHKにこういうつぶやきをする人がいること自体が面白すぎ。緊急時には重要情報をちゃんとリツイートしてくれる。


以上、このうち首相官邸ツイート以外はいずれも「笑い」を忘れてないのが素敵なところです。それゆえに、ちょっとでも軽め、明るめなつぶやきをした途端に、怖ろしい数の「不謹慎」コメが返ってくることもあるとかで…。

そのような反響にもめげず、本業へのしわ寄せも厭わず、貴重な情報発信を続けて下さる方々には、まったく頭が下がる思いです。
私自身も、書いて発信する仕事に携わる者として、いろいろと考えさせられています。


※当然ながら、これがすべてではありません。他にオススメなアカウントや情報がありましたら、ぜひ教えてください。

2011年3月15日 (火)

ロンリーソルジャー、闘いの記録

2011年3月11日2時46分、おそらく後世に残るであろう「東日本大震災」が勃発しました。
以下、今のところ大きな被害には遭ってないくせに、情報の洪水のなかで右往左往している東京都在住のロンリーソルジャーの5日間です。
文章としての芸をみせる余裕がありませんが、今後の参考のために記録しておきます。


◆3月11日(金)・・・その日

16時からの箏のレッスンに出かけようとしていた、まさにその時、突然揺れが。
とっさに台所のテーブルの下に潜る。長く続く揺れのなかで、思わずアタマをよぎった言葉は「ここで負けてなるものかー!」だった。生に対する執着心ってやっぱりすごい。

この時点では、ことの重大性をまったくわかっていない私。揺れがおさまったところで、気を取り直して最寄の駅に向かった。ちょうど電車が止まったところで、大勢の人が途中下車して、右往左往。「16時ごろ復旧予定」との表示が出ている。

あきらめの悪い私は、ならばタクシーしかないっと思って環7方向へ。ていうか、3末におさらい会を控えてるから、レッスンを受けることのほうがそのときはよっぽど大事だったのだ。歩いてる途中で2回目の地震に遭った。街全体がガタガタ揺れるのが怖かった。

タクシー乗り場に並んでみるも、タクシーは全然来ない。こうなったら16時に電車が復旧してから行くしかない。「17時ぐらいに着けば、ちょっとぐらいレッスン受けられるかも」と考えたのだった。

で、帰宅して、テレビつけて、ツイッター読んで、ようやく何が起こりつつあるかを理解した。とりあえずレッスンにいけないことを伝えようと電話をかけるも、当然ながら全く繋がらず。

結局この日は、余震に怯えながらツイッターと睨めっこ。帰宅難民になっているであろう人たちのために、せっせと交通情報やお休みどころ情報をリツイートしまくって過ごした。誰かのためになることをしているときは、とりあえず淋しくない。

ちなみにこの日、宝塚大劇場では月組の「バラの国の王子」「ONE」が初日だったから、いつもなら盛り上がる初日ツイートは地震で一気に吹き飛ぶ。日帰りで観にいっていたフォロアーさんは新幹線が止まって帰れなくなってしまった。大阪のホテルもどこも満室、南大阪のほうのホテルをやっとの思いを見つけて大変そうだった。地震の余波はこんなところにも及んでいる。

お風呂と家中の鍋に水を溜め、非常用持ち出し品をまとめたかばんと靴を傍において寝た。阪神大震災を経験した人からのアドバイスが心強かった。
余震が怖かったけど、それ以上に緊張疲れでグッスリ眠ってしまった。


◆3月12日(土)・・・2日め

7時、箏のおさらい会事務局の人からの電話で起きる。今日のリハーサルは中止だと。こんなときでもお腹はすく。なんだかいつも以上に空腹な気がしてガッツリ朝食。
外はいい天気。思い切って近所のスーパーと100円ショップに物色に。すでに保存食や防災用品などが目立つところに並べられ、その逞しい商魂に感動する。私もチャッカマン、クラッカー、携帯充電器など購入。

午後、ようやく少し落ち着き、改めて津波の瞬間の映像などをみて激しくショックを受ける…。このころから次第に「首都圏も電気足りない!」の情報が。ネット上で「ヤシマ作戦」が発動され、節電が叫ばれるように。

そんな中で迷ったのだけど、やっぱり元気を出すには美味しいものを食べるのが一番!ということになり、妹と二人で近所のお気に入りの中華料理屋へ。いつもどおり家族連れで賑わっていて和んだ。夕べ帰宅難民だった妹はいつも以上にもりもり食べる。ご主人いわく「電気やガスが止まらない限り閉店する理由は何もない」と。地震当日はいつも以上の大繁盛で、とくにご飯ものを注文する人が多かったとのこと。やはり基本は炭水化物か?


◆3月13日(日)・・・3日め

夜行われるはずだった香綾しずるさんのお茶会も中止の連絡があったから、今日も一日中予定なし。せっかく時間はあるのだから今日こそは仕事を…と思うもののなぜか全然文章書く気になれず。

このころから「不謹慎」「自粛」という言葉を耳にすることが増えてくる。地震情報一色のツイッターで、何を発信していくかが迷いどころとなってきた。私は前日ぐらいから意識して、身の回りの気付きなどをわりと率直に書くようにしてきたのだが、それが気に障ったのか、リムーブされてる人が何人かいることに気付く。なかには、チケットのやりとりまでした人もいて地味にショックを受ける。

気晴らしに、下北沢まで出かけてみる。電車が動くだけで感動。「一龍」でラーメンを食べ、「トロワシャンブル」でオレグラッセを飲む。どちらの店もいつもながらの賑わいでほっとする。どうやら、ツイッターなどに生息しているネットの民と、街で普通に生きている人にはズレがあるようだ。だから、ずっとネットと睨めっこしてるとおかしくなる。たまには外に出て歩いて、感覚を修正せねば。食料品と、箏のおさらい会によさそうなブラウスを調達。

少しは気分が晴れたものの、家に帰るとまたブルーに。そういえば大河ドラマ「江」は放映されるのだろうかと新聞のテレビ欄をみると、ほぼ全局全時間が地震情報番組、極端に白地の多い紙面をみてさらにブルー度が増す。余震が怖い、停電が怖い、「不謹慎」という怪物が怖い…こういうとき話し相手もなく家にいるのは正直ツラい。このときばかりは心底リア充になりたいと思って泣いた。
結局この日はまともな夕食をつくる気力もなくテキトーにすませて寝た。それでもぐっすり眠れてしまう私。


◆3月14日(月)・・・4日め

いよいよ計画停電が始まった。列車もJR系を中心にかなり運休している。通勤の人たちは大変だ。

暦のうえでは今日から平日なんだから、今日からはまともに仕事に取り組みたい…と思うものの、相変わらず落ち着かない。仕事じゃなくてもいい、少しでもやるべきことをやろうと、前から行かなきゃと思ってた皮膚科に行く。歩いて1分のところにできた新しい皮膚科。午後からうちの地域で予定されていた計画停電のせいだろう、やけに混んでいる。

帰りに、お米屋さんに立ち寄って米を買う。スーパーの棚にはまったくなくなっているが、米屋さんにはちゃんと売っていて、「明日も入荷しますから」と。こういうとき、なじみの近所の店があると心強い。
昼前に、「らでぃっしゅぼーや」のお兄さんがちゃんと配達に来てくれて感動! 停電になってしまったら信号も止まるから「午後から、大変でしょう」というと、「覚悟決めて、行ってきます!」と。

午後2時前から5時半までが計画停電予定だったので、パソコンを切って、読まねばならなかった本を読んだりして過ごす。結局停電にはならなかったのだが、震災以来始めて心静かな時間が過ごせてよかった。

今日はまともに夕食つくる。鶏肉と野菜でポトフなど。
計画停電が5グループなのにちなんで、これをタカラヅカの5組になぞらえたら面白いんじゃないかと思いついてツイートしてみたら、これがヅカクラスタの人たちに大好評。
前日からツイッターとどう向き合うかでずっと悩んでいた…「不謹慎」論が幅を利かせるこの時期、どういうスタンスでつぶやくかはすごく難しい、でも、「沈黙は金」なのかもしれないけれど、何となくそれも嫌だった。そんなことで気分が落ち込んでいたのだが、ようやっと自分らしいスタンスみたいなのが見つかった気がした。


◆3月15日(火)・・・5日め

8時ごろ電話。箏のおさらい会の事務局からで「おさらい会、中止」の連絡だった。予想していたことなので驚かない。残念だが、少しほっとしてしまってすみません。
今日は午前中が計画停電の時間帯だったので、パソコン使わずにできることをして過ごそうと思う…が、福島の原発の爆発で放射性物質が飛散、首都圏や神奈川の放射線濃度まで上がっているとかのニュースで、またしても騒然。

原発のことは、これまでのツイートでもずっとスルーしていた。よくわからなかったから、何もいう資格はないと思っていた。でも、それじゃイカンと考え直した。まったく、自分の身にふりかかってきて初めて本気で関心を持つ身勝手さに我ながらあきれる。
そう思ったとき、ツイッターの威力に改めて気付いたのだった。東京大学で原子力を専門にしておられるハヤノ先生をはじめとした、私が信頼できると思える人の声にダイレクトにアクセスできて、そこから自分でコトの全体像を理解し、判断できる。そのほかにも、参考になるサイトや動画をリツイートしてくれる人も多数。ツイッターってすごい!!!

おかげで、東京の現状を自分なりに理解して安心。でも、不安を募らせる友人もいて、夜に予定されていた食事会は中止にすることに。まぁ無理して決行しても楽しくないからね。
そして、気になっていたタカラヅカだが、公演は続行、ただし「ロミオとジュリエット」の千穐楽までをチャリティ公演とすることが発表になった。賛否ある中、私はこの判断はバランスが取れていてナイスだと思う。怪我には気をつけつつも、毅然として続けて欲しいし、私もせいいっぱい応援する。

そんなことをしていたらあっという間に午後が過ぎてしまった。あぁ、今日も仕事がー。
夜、あまりに気分が煮詰まったので近所の定食屋さんでひとりごはん。相変わらずの賑わいだったけど、なんだかイライラしたお客さんが多かった気がした。

それにしても、「不謹慎」の勢力はすごいものらしく、千単位、万単位のフォロアーさんがいる人は、ちょっと柔らかめのことをつぶやいただけで、すごい勢いの「不謹慎」コメントが返ってきたりするらしいから怖い。ぶっちゃけ、余震と同じぐらい怖い。そういう人たちが、めげずに自分の言葉でツイートを続けておられるのにはほんとアタマが下がる。

フザけたツイートばっかりしている私がそんな目に遭わずにすんでいるのは、ひとえにフォロアーの数のレベルが違うからなのだが、それにしても、私をフォローしてくださっている方は皆さん、遊び心のある人たちばかりで、ありがたい。それに「不謹慎」という言葉が嫌いな人も多いみたいで、やはり類は友を呼ぶんだろうか?

それと思うのは、やはり舞台が好きな人は「悪役」もまた愛おしく思う人であって、ものごとを多面的にみる力が備わっている気がする。そういう人は軽々しく「不謹慎」などという言葉は使わないのではないか。やっぱり舞台っていいなと改めて思う。

夜、ちょっと強めの余震がまた来てブルブル。静岡が震源とのことで、また少し不安が広がる。ツイッターに逃げ込んで遊んでいたら、すっかり夜遅くなってしまった。
ともかく今日はこの記録だけは仕上げよう。そして明日こそ平常心で仕事できますように。

ああ、ロンリーソルジャーは相変わらず不安で淋しいね。でも、ひとかけらの勇気を持って、この震災ときちんと向き合っていこう。

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