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2011年1月14日 (金)

「ダンシングヒーローズ!」涙の理由

大評判のバウホール公演「Dancing Heroes!(ダンシングヒーローズ)」観てきた。
事前にツイッターを読むと、観劇した人がことごとく号泣してくる。それも、1幕の幕間から。
いくら素晴らしい舞台でも、ダンスの公演で涙するなんて、そんなことってあり???
半信半疑で臨んだのだけど、いざ観てみたら本当だった・・・泣き顔


帰りの新幹線のなかで、この涙の理由を考えてみる。

この公演に出演しているのは、月組のダンスリーダー、桐生園加さんを筆頭にした、精鋭ダンサー18名。
踊れることはタカラヅカの舞台での重要スキルのひとつだ。でも、スターシステムをとるタカラヅカでは、ダンスに秀でているからといって浮かばれるとは限らない。むしろ、地道な職人的ポジションにおかれてしまう人も多い。今回主演の園加さんがまさにそうで、このところのお芝居ではどうもぱっとしない役が続いていた。忸怩たる思いをしているファンの方も多かったと思う。

だけど、この公演は違う。
18名が最も得意とする、ダンスそのもので魅せる舞台なのだ。
水を得た魚魚のような18名が、自らの最大の武器であるダンスでもって、シンプルに、ストイックに客席に挑んでくる、その姿こそが、涙たらーっ(汗)を誘うのではなかろうか。

これぞプロとしての意地、プライドのなせる技ではないかと思った。
それは、どんなジャンルにおいても、プロとしてやっていこうとする人が見習うべき姿勢のようにも感じた。


とくに印象に残ったことをざっと挙げておくと・・・。
赤い靴の愛希れいかさんのソロ。ダイナミックな踊りっぷりと肩幅はやっぱり男役さんだと思った(笑)
圧巻の和太鼓の場面。「春櫻賦」という作品にも和太鼓の場面があって、以来、林英哲さんの舞台も何度か観たりしている私だが、この場面はほんとにスゴイ。
アメージンググレイスの歌に乗せた娘役さんだけのナンバー。娘役ダンサーだけで魅せる場面をもっともっと増やしてほしいと思わせる場面だった。
今回、二番手格の宇月くんの対でがんばっている貴千碧さんがとってもキラキラぴかぴか(新しい)してみえた。
プログラムに書かれている演出の三木先生のコメントの気合もすごい。


そしてそして、なんといってもラストの園加さんのソロ!!!
自分で振付した場面って、ここですよね?(違ったら教えてください)
やっぱり自分の肉体のことを一番よくわかっているのは自分だから、まさに「踊らされている」んじゃなくて「踊っている」、自らの内から湧き出てくるものをストレートに表現してるって感じがした。


ホームグラウンドの500人というキャパの劇場で成功したものが、東京のもっと大きな劇場でうまくいくとは限らない。だから安易に「東上して」とはいわないようにしている。

それでも、この作品は「東京でも上演してほしい」と思ってしまった。
その存在意義を、より多くの人に問いかけてみて欲しい、なんかそんな気がするのだ。

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