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2010年12月29日 (水)

観劇納め「スタジオ54」

帰省の途中でついでに観ちゃおうと、たまたま確保しておいた「スタジオ54」29日4時の部のチケット。

ふと気づいたら、これ2010年最後のタカラヅカの舞台なのね~exclamation ×2
噂どおりのイカした舞台♪ 
こういう公演で締めくくれること、そして、今年も1年元気で楽しく観劇感激できたことの幸せをしみじみ感じながら観て来ました。

この作品の演出担当は、齋藤吉正先生。
ファンの間では「サイトー君」で親しまれている。
(以下この日記でも少々上から目線でサイトー君呼ばわりさせてもらいます。すみません…)

サイトー君の作風はアキバ系と呼ばれ、数年前までは「タカラヅカにはちょっとねぇ」と嫌悪する人も少なくなかった気がする。
それが最近は変わった。
時代のほうがサイトー君に追いついて来たのだ。

今回の「スタジオ54」も、しょっぱなから得意の映像使いでサイトー君パワーが爆裂ダッシュ(走り出す様) おまけにスティーヴ(リュウ様=男役)とザック(明日海さん=男役)はどうも××みたいだし…あせあせ(飛び散る汗) 
1979年という、世代によってはまだ記憶に新しい時代に注目し、題材として描ききってしまうところもすごい。これ年寄りにはできないでしょう。

そのいっぽうで、「幼なじみとの純愛」とか「親子愛」とか、タカラヅカの王道的ツボはきっちり押さえてある。
また、若手にいたるまで役が多く、いろんな人の見せ場満載。この点でもファンのニーズを満たしている。
時代がサイトー君に追いついてきたと同時に、サイトー君もまたタカラヅカの座付演出家として着実に腕を磨いてきたということだろう。

若い才能がどんどん生かすタカラヅカが好きだ。何だかんだいって、こういう演出家がどんどん出てくるうちは、タカラヅカもまだまだ元気だといっていいんじゃないかなあ。

主人公のホーリーという役も、霧矢さんにぴったりはまっていると思った。
ポスターみたときはまるでどこぞの社長かマフィアのボスかと思ったけど(笑)、舞台でのイメージはぜんぜん違ってた。

昔、霧矢さんが主演した「SLAPSTICK」という作品のころから感じていたんだけど、この人は自らバーンと前に出るんじゃなくて、むしろ周りをキラキラと輝かせる、それで自分の存在感もかもし出すという、珍しいタイプのスターさんなのだ。ホーリーという役どころは、そんな霧矢さんの持ち味が生きていたと思う。

フリージャーナリストでがんばっていきますっていうのも、一昔前だと「現実はそううまくいかないよね」となっただろうけど、大マスコミよりも個々人が発信する情報に価値が出てきた今だからこそ、より共感できる気がした。

ラスト、ジゼル(蒼乃夕妃)があえてボストンで旅立つって終わり方も今どきっぽくて好き。そのままホーリーについていくのではなく、まずは女優としての再スタートを優先するところがカッコいいと思う。

そして…Z-BOY。天使のうわべと悪魔の内面を持った、天性のスターぴかぴか(新しい) こういう役に今この時点でめぐり合った明日海りおという人にもスターとしての引きの強さを感じてしまう。


振り返ってみれば、今年もタカラヅカには存分に楽しませてもらったじゃないか。感謝感謝だ。
…そして来年もまた、客席をゾクゾクさせるエクスタシーな舞台をばーんばんみせてくれることを期待しちゃうよ!(ルーシー・アネット編集長風えんぴつ

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