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2010年10月24日 (日)

「誰がために鐘は鳴る」初演版のこと

久々の日記。
ちょいと仕事で、「誰がために鐘は鳴る」1978年星組初演版に関して、当時の歌劇やグラフをいろいろと見る機会があったので、せっかくだからご報告~えんぴつ

まず、びっくりしたのが、初演版では専科さんが6人も出演してたってこと。原作読むと、確かに老人で重要な役どころがいっぱいなので、なるほどではありますが。

具体的には、こんな感じ。

大路三千緒(ピラール)→京 三紗
沖ゆき子(パブロ)→星原 美沙緒
美吉左久子(アンセルモ)→珠洲 春希
天城月江(ゴルツ将軍/エル・ソルド)→寿 つかさ(ゴルツ将軍)・風莉 じん(エル・ソルド)
高宮沙千(ローサ)→純矢 ちとせ
美吉野一也(デュバル将軍/マリアの父)→天羽 珠紀(デュバル参謀長)・風羽 玲亜(町長=たぶんマリアの父)

初演版の時代は、ちょうど私が叔母に連れられて初めてタカラヅカを観にいったころなので、このメンツは今見ても、すごい豪華~と惚れ惚れしまう。今回は専科からはお二人だけだから、その分宙組脇役陣の活躍が見どころになりそう。

私的な注目は、エル・ソルドの風莉じんさん。この役は壮絶に死ぬからね~。サイバンチョ、今回は泣かせる予感・・・泣き顔 そして、珠洲春希さんといえば、先日の蘭コンで超可愛い女役でバリバリ踊ったのに、アンセルモ老人とは、何という変わりよう。でも、この役もすごくいい役なので楽しみであります。

そしてパブロ役の星原さん。ほんとうに一筋縄じゃいかない人物なので、星原さんのタカラヅカ生活を締めくくりを、この役で観られるのは本当にうれしい。

専科といってもトップ娘役と同格扱いだった高宮沙千さんが演じたローザは、原作には登場しない、柴田先生オリジナルの役。エル・ソルドの娘で、恋人をロバートに殺されて最初はロバートのことを憎んでいるんだけど、次第に心惹かれていき、最後には・・・というカッコいい女性です。今回はこれを純矢ちとせさんが演じます。

ここからは専科話から離れますが、もうひとつ原作と違う大きな点が、北翔さん演じるアンドレスに、ルチア(今回はすみれ乃麗)という恋人がいること。ロバート&マリアの恋が悲劇で終わるのとは対照的な、ハッピーエンドを予感させるカップルとして描かれていたらしいです。

アグスティンはゲリラのリーダー格。原作では「オレも実はマリアのこと好きなんだ~」とロバートに告白する場面が2ページぐらいあるんですが、初演版でもここはちゃんと再現されてたみたい。今回も蘭とむさんらしい、純でアツい男に期待揺れるハート そのほかの宙組主要男役陣も今回はみんなゲリラ。イケメンで屈強なゲリラに期待揺れるハート なかでもラファエルってちょっとお笑い癒し系キャラなんだけど、悠未さん、今回もそういう路線なのか?

原作にはロバート&マリアのいわゆるベッドシーンがやたら登場(柴田先生カウントによると4回)、しかもたいがいはロバートの寝袋のなかにマリアが入ってきてモゾモゾあせあせ(飛び散る汗)・・・なんだけど、さすがにタカラヅカではそれはないよね。おそらく、スモークの中で白い服を着た二人が愛のデュエット・・・という風に変換されるんだろうな。

(あ、でも、すみれコードぎりぎりのラインの濃厚ラブシーン、ゆうひさん&すみ花ちゃんで観たいなあ目がハート

前年にちょうど植田巨匠の「風と共に去りぬ」が初演。同じ文芸ものの一本立て大作ながらも、わかりやすくラブロマンスに主眼を置いて脚色した植田風「風共」に対し、あくまで原作に忠実に、地味でもリアルに脚色した柴田風「誰がため」と、対照的な2作としてみられていたらしいです。当時は好みが分かれ、新聞評も賛否両論だったみたい。

でも、時代は変わり、後者の風味を好む人のほうが明らかに増えているから、今の時代には合ってるんじゃないだろうか。久々に見応えのある大作になるのではと期待してしまう(キムシン先生頼みます!!)。

と、あれこれ書いていると、一刻も早く、ムラまで観にいきたくなってしまうのがヤバイですね。ダメダメ自分! それでなくても最近遠征し過ぎなんだから、はずみで行っちゃったりしないよう気をつけなくては~げっそり

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