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2010年7月 2日 (金)

闇と光

スカピンMy楽(1日夜の部)。
2幕大詰め、コメディフランセーズ以降の明日海ショーヴランが圧巻だった。

ボックス席でマルグリットを凝視するショーヴラン、突然、「ひとかけらの勇気」を歌い始める彼女を見つめる表情の変化。そして「スカーレット・ピンパーネル=パーシーだった」と知ったときの驚き、怒り、パーシーへの激しい嫉妬と敗北感、哀しみと絶望・・・。

心の揺らぎが怒涛のように伝わってきて、胸をえぐられるよう。
いやはや明るく楽しいスカピンで、こんな気持ちを味わうことになろうとは。

彼にとってマルグリットという女性は、いわば革命の象徴としての女神のような存在だったんでしょうね。
革命こそが理想の世界を体現する唯一の道であり、マルグリットはその革命を成功に導く女神、そして、彼のなかの理想の世界に羽ばたく理想の女性。

かつてマルグリットと共に闘ってたころのショーヴランは、当然髭もはやしておらず、マルグリットを崇拝する美少年だったに違いない。あいにくマルグリットには、彼の気持ちは少々重荷だったんでしょうけどあせあせ

考えてみれば、パーシーとショーヴランはともに、理想的の世の中を激しく思い描き、その実現に向けて行動している点では、まったく共通している。
だけど、貴族出身で「持てる側」にいるパーシーと、貧困層出身で「持たざる側」に生まれたショーヴランは、その手段が180度違っていたということ。まさに表と裏の存在なのだ・・・2幕のラストで同じ「栄光の日々」を2人が歌い継ぐのを聴くとき、いつもそのことを思う。

そう、パーシーは光で、ショーヴランは闇。
闇が暗く深いほど、パーシーが、そして舞台全体が明るい光を放つ。
そして、この作品は良質の痛快活劇として成立するのだ。

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