いま、ある対談の原稿をまとめるにあたって、テープ起こし(正確にはICレコーダー起こし)をやってるんだけど、この作業すると絶対に思い出してしまうことがある。
それは、キャリアカウンセラー(GCDF)の資格取得講座のことだ。
この講座では理論と実技を学ぶのだけど、実技のほうで、クライアント役の人との面談をテープにとって、それを自分でテープ起こしするっていう作業を必ずやらされるのだ。
これをやると、自分がいかに人の話を聴いてないか、とんちんかんな対応をしているか、相手の話を勝手に解釈しているか、しどろもどろな言葉づかいをしているか・・・等があからさまになる。全カリキュラムのなかでも最もツライ修羅場なのである。
似たような作業をするわけだから、やっぱり同じようなことを感じて恥ずかしくなる。
「うわー、なんてわかりにくい質問」とか、「質問しながら笑うのやめろよ~」とか、「なんか、自分が言いたいことだけ言ってるわ」とか、「ここせっかくいいこと言ってくれてるのに、もっと突っ込めよ~自分」とか、反省だらけ
あーだから取材って奥が深いし、終わるとどっと疲れる
それに比べたらテープ起こしなんて楽なもん?・・・のわりに時間がかかる。
キャリアカウンセラーの講座のときには、「えーと」「うーん」とか「・・・」とかも、できるだけ忠実に起こすようにいわれた。
今もそのクセが抜けないからだろうか。
でも、相槌とか間とかも重要な情報で、そのニュアンスも汲んで最終的に仕上げたいと思う私がいるので、仕方ありませんな~。