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2009年12月21日 (月)

シェルブールの雨傘

昨日、日生劇場「シェルブールの雨傘」を観に行ったので、その感想などを。

映画版が有名なこの作品、「いかにもフランス映画」なほろ苦い結末。だけど、今回の舞台では、ラストシーンの主人公のふたりの表情から、
「君は君の道を、ボクはボクの道を」
という、まるで大江千里の歌の如き前向きさが感じられて、救われた。
舞台版ならではの良い演出だと思った。

宝塚の「凱旋門」を彷彿とさせるスピーディーな展開が小気味良い。でも、描かれた背景画などは「パリ」ではなく、「港町シェルブール」の空気をかもし出している。

主人公ギイの井上くん、スーツの着こなしがなんともサラリーマン風だったのがすごく残念だったのだが、「ここぞ!」というシーンでの決めの歌声がとにかく素晴らしくて、そんなことはどうでも良くなってしまった。とくに1幕ラストは圧巻。天から与えられた歌声ってのは、こういう風に使うものなのだと思った。

ヒロインの母親役が、元・宝塚トップスターの香寿たつきさん。映画版のこの役も、小粋で、それでいて娘思いの母親で、大好きなのだが、そんな役の雰囲気を見事に再現! さすが、たーたんさん、である。

そして注目のヒロイン、ジュヌヴィエーヴが元・宝塚娘役トップの白羽ゆりさん。
これが、宝塚時代とはぜんぜん違う風にみえたんだよなぁ・・・なんというか、生身の17歳の女の子。美しい部分、優しい部分だけじゃなくて、身勝手な部分、イヤな部分もいっぱい持ってるんだけど(人間だから当たり前)、それでいて懸命に生きている等身大の女性に見えたのだ。

それに比べると、宝塚の娘役トップが演じるヒロインというのは、やっぱり虚構。「つくられた理想像」の側面が強かったんだな。・・・改めて、その特殊性を実感したのだった。

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