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2009年12月 5日 (土)

能は何も与えてくれない

久しぶりに「能」を観に行った。
「屋島」という演目。源義経の亡霊が出てきて、屋島の合戦での思い出や心残りを語る話だ。

舞台の後は神楽坂にておフレンチワイングラスという、お洒落な観劇会フルコース。
そこで、能は初めてという人たちから率直な意見がつぎつぎと飛び出した。

「観客に礼のひとつもしないで去っていくって、どうなの?」
「せっかくの感動を、拍手で表せないのはちょっと・・・」
「そもそも、事前予習しないと楽しめないエンターテインメントってどうなの?」
「観客に対して、あまりに不親切じゃない?」
「まるで『みせてやろう』って感じ」

などなど。

正直なところ、私自身もこうした意見にかなり共感する。
二言目には「武家の式楽」という能は、やたらプライドが高く、歌舞伎や文楽を一段下にみている気配もあって、どうも苦手である。

・・・だが、こうした意見に対して、会の主催者の女性は、
「能は、何も与えてくれないんです」
と、一喝した。

おおおっ、さすが!
これには私、まるで「愛は、逃げ場ではない!」とトート閣下に一喝されたときのような深い感銘を受けたのだった(関係ないかあせあせ)。

じつはこれ、能だけじゃない。文楽だってタカラヅカだって同じことだ。
そりゃあ文楽の人たちは「お客さんに楽しんでもらいたい」っていうサービス精神がめっちゃ旺盛だし、タカラヅカに至ってはファン全員がPR担当者みたいなもんである。

だけど、それは結局、外側の違いに過ぎない。
そりゃあ文楽もタカラヅカも「一度は観てみたい」っていう人は大勢いて、最初の誘いには喜んで乗ってくれる。
だけど、そこから先に進むかどうかはその人次第。「こちら」からは何も与えることはできない。それは能と全く同じである。

「好き」と「自立」は密接にリンクする。
これ、どんな世界でも同じことじゃないのかな。

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