発売中!

  • 歌舞伎・歌劇・レビュー・バレエ・日本舞踊・ミュージカル・2.5次元……が「タカラヅカ」になるまで
  • 「タカラヅカ流・愛の方程式」を読み解きます
  • 「日本物」への偉大なる愛!
  • 100周年を祝してこの1冊!
  • 割とマジで勉強になります!
  • 清く正しく美しいヅカファンライフのすすめ
  • タカラヅカ100年の伝統と変化をたどる!

中本千晶の本(遊系)

  • 待望の文庫化!
  • 不景気も吹き飛ばすタカラヅカの魅力
  • 人形が泣く、人が泣く

中本千晶の本(働系)

  • 東大卒って本当にスゴイの?
  • 著者デビューマニュアルの決定版!
  • 独立した人、したい人のバイブル
無料ブログはココログ

« 熱い女 | トップページ | じつは新刊出てます »

2009年11月11日 (水)

セレブな芸能

友人に誘われて、「能楽のススメ」なるイベントに参加してきた。
これは、12月に行われる能「屋島」の事前勉強会みたいなものだ。

能の歴史、ストーリー理解にあたって最低限知っておきたい平家物語のエピソードから、装束や小道具のウンチク、さらにはプチ謡教室まであり。
ここまでやれば、さすがの私も(ほとんど)寝ないであろうと確信できる充実ぶりだった。

ただ・・・今日もまた、能ってやっぱ「セレブな芸能」ってことを感じてしまったな。

能というのは、室町幕府の足利義満にはじまり、豊臣秀吉、徳川家康と、時の権力者に愛され、庇護を受けてきた芸能だ。

そういう歴史に基づいた「我こそは正統派」というプライドを、能の世界の人たちからは感じる。庶民の芸能で、反骨精神にあふれている文楽や歌舞伎とは対照的だ。

たとえば今日も、能・文楽・歌舞伎のルーツに関して、

「江戸時代になって、能は『武家の式楽』とされたため、武士以外の人はみることができなくなってしまった。そこで能に代わって庶民の間で生まれたのが文楽そして歌舞伎である」

といった説明がなされていた。
ちょっと違うんじゃない?と思ったんだけど・・・能を中心にしてみると、そういう説明になるのだろうか。

あるいは、今日のようなイベントや、小学校などへの出張授業などが増えたことについても、

「能がユネスコの世界遺産に登録されてから、『肝心の日本人が能を知らないのはマズイのでは』ということになった。それで学習指導要領なども変更され、能の裾野を広げる活動が増えた」

といった説明をなさっていた。

文楽の技芸員さんも、今日のような活動にはものすごく熱心だ。だけど文楽の世界の人たちはもっと純粋な営業マインドでやってる気がする。オープンでフレンドリーで、とにかく、お客さんを大切にしてくれるのだ(そういうところが大好きだハート達(複数ハート))。その根底には、「お客さまを増やさなければ、文楽そのものの未来はない」という危機感が常にある。
(実際、文楽はその歴史上何度か滅亡の危機に瀕している。)

そのあたりも・・・なんだか違うなあと感じてしまう。

「能は敷居が高いといわれますが、実際はぜんぜんそんなことありません」といわれたけど、そんなこんなで、「やっぱり敷居高いじゃん」と感じてしまう、セレブになりきれない私なのであります。もっと素直になれヨ≫自分あせあせ

« 熱い女 | トップページ | じつは新刊出てます »

カンゲキの記録」カテゴリの記事

文楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1113285/32177464

この記事へのトラックバック一覧です: セレブな芸能:

« 熱い女 | トップページ | じつは新刊出てます »