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2009年10月17日 (土)

目からウロコ

『スーパー編集長のシステム小説術』(校條剛/著・ポプラ社)

長らくの間、本を読む気にならなかったのだが、久しぶりに読みはじめた本。
著者は元「小説新潮」の編集長で、その後、新潮新書の部門にうつり「国家の品格」をつくった人。ちょっと前の新書ブームの立役者みたいな人だ。

この本、「精神論はいらない 必要なのはシステム」っていうキャッチにそそられてずっと読みたいと思っていた。
だけど、アマゾンではずっと在庫切れで、入荷を待っていたんだけど、いっこうにその気配がない。中古が安くなってたからようやくそれを買った。こういう本を地道に売ってくれないのはなんか哀しい。

・・・と、そんなグチはさておき、この本の44ページの、

「自分探し」はやめよう

という項目を読んで、目からウロコが落ちたような気分電球になったのだった。
要するに、人はだーれもアナタのことなんか興味ないんだから、私小説みたいなものを書くのはやめときましょうってことがスパッと書いてある。

そ~~なんだ、私がこの数年にわたって、ずっとモヤモヤ、ムカムカと吐きそうだった要因はここにあったんだ!と。

最近、本をもっぱら「自分ブランディングのための」ツールとして活用しようという動きが加速化している。出版セミナーは大盛況、不況な出版界では今や、「一番お金を取れるのは著者」なのだ。

でもそうやって作られる本って、読み手のほうを向いてない。もちろん、売れなきゃ話にならないから、二義的には「面白さ」「お役立ち度」は重視されるのだけど、でも一義的には著者自身のために出す本だ。

また、私は出版エージェントのNPOもやっていて、いろんな企画書に目を通す機会も多いのだけど、その大半が自分が「抱えているもの」を吐き出したいという衝動にもとづいたものばかりだ。その向こうにある一人ひとりの大変な人生に思いを馳せつつも、こっちはその重みに踏み潰されそうになる。

もちろん人それぞれ、仕事や立場によって、いろんな考え方、価値観、都合があると思う。

でも私は、本はやっぱり「読み手を楽しませるため」にあって欲しい。
著者の自己満足のための本が書店に溢れかえるのは、耐えられない。

意外に思われるかもしれないけれど、たまに学生さん向けのキャリア学習の時間などに「本を書くときに一番大切にしてることは何ですか」といった質問をされると、

「自分を捨てること」

って答えてた。
漠然と大事に感じていたから、そう答えていたんだけど、それは校條氏がいわんとしていることと繋がっているんだとはっきりわかった。

ここ最近ずーっと、暗闇のなかをふらふら彷徨っているような感じだったのが、久しぶりに明りが見えたのかも、という気分。
そういえば、サン牧以外の日記書いたのも久しぶりだな(≧∇≦)

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