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2009年9月23日 (水)

【文楽】沼津ボロ泣き&お園より三勝

文楽9月東京公演の第2部に行って参りました。

「伊賀越道中双六」沼津の段と「艶容女舞衣」酒屋の段という、超名場面の二連発。しかも、人間国宝4名そろい踏みという、ゴーーージャスッな舞台。

で、前半の「沼津の段」で私はもうボロ泣き。
この話、観るのは二度目なので、筋書きは全部わかってる。
しかも、クライマックスでも何でもない導入部分から、人間国宝の竹本綱太夫さんが語っちゃうという、何とも心憎い配役。
ちょっとした台詞のやりとりでさえも、

「じつはこの二人、親子なのに・・・涙
「親子なのに・・・たらーっ(汗)
「親子なのにぃぃぃ・・・泣き顔

わかってるだけに、もう泣けて泣けて仕方ない。

昨日は劇場でマスクをしていたのだが、そのマスクの中まで涙でぐしょぐしょで気持ち悪くなるほど。恥ずかしかったので、休憩時間は速攻でトイレに駆け込み~走る人

(でも、昨日いっしょに観劇した人は「沼津」初めてだったため、人間関係を理解するのにいっぱいいっぱいだったとのこと。テンペストだけじゃなく、こちらも人間関係図をプログラムに載せるべきじゃないかしら。もはや今の日本人の常識じゃないんだし)


そして後半は「酒屋」。
こちらは、処女妻お園(と、ものの本にはよく書いてある)の、
「今ごろは半七さま、どこにどうしてござろうぞ」
という名台詞と、美しい人形振りで超有名だ。

昨日お園を遣ったのは、人間国宝の吉田文雀さん。
この場面になると、客席全体が静まり返り、皆が固唾をのんで見守ってる風だった。

でもでもねえ・・・・・・。
正直いうと私はこの、お園という女性にどうも共感できない。

一夜もともにしたことのない名ばかりの夫のことを「どこにどうしてござろうぞ」とか言えるわけないと思うし、遺書で「夫婦は二世の契りというから、来世では必ず夫婦になろうね」なーんて子どもだまし(?)のようなことを言われて素直に喜べるのも信じられない。

そんな私が、スレすぎてるのか?
すみません。

でも、私が共感できるのは、むしろ三勝のほうだ。
好きな男の家からは妻とも認められぬまま、愛する子どもを置いて、男と死への旅路をともにする決意をした女性。ラストシーンで一番身を引き裂かれる思いだったのは三勝だと思う。

いっぽうのお園は、その後、三勝の娘を「半七さんの忘れ形見♪」とかいって楽しく子育てして、意外と幸せな未亡人ライフを送ったんじゃないかしらね。

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