距離は愛を超える話
12月に井上芳雄くん&白羽ゆりちゃんで上演されるミュージカル「シェルブールの雨傘」、映画版のDVDをみたんですよ。カトリーヌ・ドヌーヴ主演のやつ。
甘~くせつないラブストーリーと思っていたら、ぜんぜん違うじゃん!!!
さすが、フランス映画のリアリズム。
今みると面白いし共感もできるけど、もっと若いころだったら、ぜんぜん理解できないか、あるいは、むかついたかもしれない。
「信じてる、この愛は永遠だと・・・」ウソだぁ!
この話から得られる教訓をひとことでいうと「距離は愛を超える」です
以下、ストーリーを要約すると、こんな感じ(ネタばれ注意)。
<第1部>
物語の舞台はフランス北部の港町シェルブール。
ギイとジュヌヴィエーヴはラブラブな恋人どうし。
ジュヌヴィエーヴは傘屋を営む母親と二人暮らしの17歳。
ギイはガソリンスタンドで働く20歳の青年。病気の伯母と暮らしており、この伯母をマドレーヌという地味な女性が看病している。
ある日、ギイのもとに2年間兵役の召集令状が届く。
涙にくれるジュヌヴィエーヴ・・・ふたりは最後の一夜をともに過ごし、ギイはアルジェリアに向かう(確かにこのあたりまでは、甘すぎるぐらい甘く切ない展開)。
<第2部>
淋しさのあまり、気も狂わんばかりのジュヌヴィエーヴ。しかも、「一夜」の結果、ジュヌヴィエーヴには子どもができてしまう。ギイからの手紙もなかなか届かない。
そこに、金持ちの宝石商カサール氏登場!
ジュヌヴィエーヴにアプローチをはじめる。
「子どもはいっしょに育てましょう」とまで言ってくれるカサール氏に次第に心動かされるジュヌヴィエーヴ、ついに彼との結婚を決意する(女ってそんなもんよね)。
<第3部>
除隊したギイはジュヌヴィエーヴの傘屋を訪ねるが、誰もいない。
結婚後すぐに、パリに行ってしまったのだ。
失意のあまり荒れ狂うギイ。さらに伯母の死。看病をしていたマドレーヌも去っていこうとするが、「ひとりでいたくないから、いっしょにいてくれ」と懇願する。やがてふたりは結婚して、幸せな家庭を築く(結局、そばにいてくれる人が一番なのだ)。
ラストシーンは、ある年のクリスマス。
ギイが経営するガソリンスタンドに一台の車が到着。ゴージャスな婦人が降り立ち・・・
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