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2017年7月19日 (水)

ビリーエリオット!

プレビュー公演初日観てきました。
以前、映画館でミュージカルライブを観た時の感動を長らく忘れていましたが思い出したよー! しかも、生の舞台はもっと良かった。
そうだ!これはきれいごとじゃない世の中のリアルと向き合ったミュージカルだった、芸術の価値、ビリーの煌めく才能が現実にまみれたオトナたちの心を動かす物語だったのでした。

セリフが九州弁?(正確に何処の方言なのか観た人教えてください)なのは、炭鉱町の話だからでしょうか。これは賛否ありこうですが、遠くイギリスの話ではなく身近な話に感じられ、ビリーの閉塞感も真に迫ってくる効果はあるような気がします。

ビリー役の前田くん、足長い! 小顔!!そしてイケメン!!! おまけにダンスも抜群!!!!
これはヤバイです、ブレイクしそうです。
今日はフィナーレ(っていうのか)がタップ中心の振付だったけど、各ビリーのバックグラウンドで少し変わったりするのかな。

その前田くんをスパルタ柚希礼音(ウィルキンソン)先生が教え導くくだりは痺れます。適役です。
しかも最後の最後にすべてをぶっ飛ばしてちえさんが持ってく一瞬あり。乞うご期待!
これも、島田歌穂さんバージョンだとどうなるんだろう。気になります…。

ラスト、ビリーは羽ばたくけれど、それは過去との決別でもあります。 オトナたちは今日も厳しい現実を生きて行かねばなりません。だからこそ才能というのは特別で眩しいものなのかな。不覚にも3回ぐらい涙してしまいました。

日本上演は子どもが主役なので難しいのかなと思っていたけど、実現して嬉しい!
他のビリーも観たくなってしまって、すぐさまチケット確保に走ってしまったのでした(^^;;



2017年7月14日 (金)

魔都夜曲

川島芳子役の壮一帆さんが最後にすべて持ってく話だったよ(笑)!!!
男装姿もチャイナドレスもどちらもかっこいい〜(*^^*)

その他のキャストの皆さまもそれぞれハマり役。小西遼生さんには最後の最後まで翻弄されまくり。服部良一をモデルにした役を演じる松下洸平君のピアノ演奏お見事! 歌うまな方にはちゃんと聴かせどころもあり。
1939年の魔都上海、ジャズの流れるフランス租界の酒場で繰り広げられる物語。その店のマスターが橋本さとしさん。
史実とは異なる結末には考えさせられるものがありますが、それでもじわっとシアワセな気分に。エキゾチックな楽曲にもときめきます。

海外ミュージカルもいいけど、こういう素敵な世界観のオリジナル音楽劇が上演されるのは嬉しいなぁと思います。


2017年7月12日 (水)

ご案内・タカラヅカ講座2件

「じつは面白いんだぜ邪馬台国」熱烈布教活動中の私から、夏のタカラヅカ講座2件ご案内します。

◆NHK文化センター町田教室

8/19(土)10:30~12:00+15時半公演を観劇
(観劇前ランチ会もあり・任意参加)

あの卑弥呼がついにタカラヅカの舞台に登場!というわけで、気になる花組公演「邪馬台国の風」。これまでタカラヅカに登場することが少なかった時代の作品ですが、日本ではいったい何が起こっていたのか? タカラヅカの舞台を楽しみながら、日本史も勉強してしまいましょう。作品の見どころに加え、充実期を迎えたトップスター明日海りお率いる花組の魅力もたっぷりと語ります。

◆NHK文化センター青山教室
7/22(土)13:00~15:00

社会学者でタカラヅカファンの山田昌弘先生と念願のがっつりトークイベントさせていただきます。タカラヅカのゆくえに社会学的に迫ってしまおうという大胆企画。恋愛の衰退とバーチャル化の進展の中で、タカラヅカはどうなっていくのか。作品・タカラジェンヌ・ヅカファンの変遷とこれからを考えます。
花組公演の見どころ解説もやります。

※こちら講義のみでしたらまだ申込受付てますので、よかったらどうぞ〜

2017年7月 1日 (土)

子午線の祀り

プレビュー初日、観てきました。
まるで修行のような3時間50分。正直、最初の3分の1ぐらいは何が昭和の名作なんだかよくわからなかったんです。でも、成河義経が出てくるあたりから次第に覚醒し(笑)、終わってみればズシンと見応えある一作でした。

平家物語を元に壇ノ浦の戦いにいたる過程と人物の心情を細かく読み解いた話なのですが、考えてみれば、源平合戦って知っているようでよく知らない。この作品の目線でみると、むしろ兵力でも勝り人格者たる知盛(野村萬斎)率いる平家方の方がよほど有利だったように見えます。義経なんてホント偏った戦オタク、あれでは兄に疎まれても当然だわ(笑)。でも、極限状態の中では逆にバランス感覚がある知盛より、周りも見えず突き抜けた義経のような人物の方が強いのかもしれません。

戦の勝敗は時の運なんていうけれど、ほんとその通り、天の定める大きな流れの前にあっては人間の力ではなすすべもない・・・そんなことを考えさせられました。そんな中、終始先を見通し知盛に諫言をしながらも最終的には不本意なる末路をたどることになる阿波民部(村田雄浩)の生き様は何とも言えず切ないものがあります。

楽近くにもう一度観るので、今度こそ最初から覚醒して臨みたいと思います。


※ポスターに撮影している私が写り込んでますなw

2017年6月27日 (火)

アジアン・エイリアン

演劇って普通タイトル買いはあまりしないものだと思うけど、この作品は何故かツイッターか何かで見た瞬間にすごーく気になってしまい、引き寄せられるようにチケットを買ってしまいました。
ワンツーワークス「アジアン・エイリアン」
そして引き寄せられただけのことはあった!

差別とか個人情報保護とか重いテーマを扱っているし、演出的にも生理的に不快感を感じる瞬間も多いのに、でも観終わったときは「見て良かった!」とむしろ爽快な気分になれてしまった、不思議な作品。それが演劇の力なのかもしれません。

本水を使った演出が何ともすごいです。衣装も靴も毎回ズブ濡れで大変だ…。でも単なるケレンだけじゃない、作品のテーマにもきっと絡んでるんですよね。とことん役割に徹した役者さんのお芝居も気持ち良かったです。

「みんな同じ、ではない。まずは違いから目を背けないこと、きちんと向き合うこと」
果たして私の「人を見る目」ってどうなんだろ?
…そんなことも改めて考えさせられる作品でしたね。


2017年6月15日 (木)

レミゼ30周年スペシャルウィーク!

珍しく神様が東宝ナビザーブに微笑んでくれたので、観て来ましたよ(^-^)/

囚人俳優吉原バルジャンがアツい! そのパッションが2回B席までガンガン伝わって来ます。
川口ジャベールも思いのほか良かった。思わず滲み出てしまう温かみがジャベールという存在の哀しみをかえって引き立たせるよう。2幕の自殺シーンも説得力ありました。

そして来ました!革命俳優・上原アンジョルラス!!
私のレミゼにこの人だけははずせない。海宝マリウスとの組み合わせもまさにゴールデンコンビ❤️❤️
上原アンジョルラスが皆を引っ張る力がすごすぎて、あ〜こういうカリスマ性が普通の学生たちを悲劇に陥れるんだよねとまたまた哀しみが。ほんと罪な人だわ。

松原エポニーヌ、初見でしたが、知的で凛としたエポニーヌ(お名前の通り)でとっても好みでした。
やっぱりエポニーヌに共感できるとレミゼば俄然テンション上がります。
これまで観たエポニーヌって多かれ少なかれ島田歌穂さんの幻影に囚われている感があったけれど、そうではない彼女らしいニュータイプなエポニーヌを見せてもらった気がします。

というわけで本日の極私的男優賞・女優賞は川口ジャベールと松原エポニーヌです。
こういう新発見があるのもトリプルキャストなレミゼならでは。

特別カーテンコールは想像以上の豪華さでのけぞりました〜((((;゚Д゚)))))))
歴代キャストが日替わりで登場してレミゼ思い出秘話を披露。
ロンドンキャストもゲストで登場して歌唱披露、などなど。
さらに歴代リトルコゼット、リトルエポニーヌ、ガブローシュまで登場したのにびっくり!(当然みな成長していて、かつての面影はほとんどなし)
最初に今井清隆さんが歌い出した瞬間に震えましたわ。
岡幸二郎さんもいらしたのが嬉しかったけれどジャベールチームでのご登場でした。上原くんと一緒にアンジョルラスチームで歌って欲しかったな。

とにかく、レミゼの神様に感謝‼️




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2017年6月 9日 (金)

愛死に@FUKAIPRODUCE羽衣

FUKAIPRODUCE羽衣は「妙ージカル」なるものを上演する団体なのだそうです。
何だ何だ〜?というわけで観に行って参りました。
「愛死に」@東京芸術劇場シアターイースト。
…で、思ったんです。確かにこれ「妙ージカル」だわ…と。

よくあるミュージカルでは、男女の美しい愛が描かれます。
でも、時々ひねくれたことを思うんですよね。
ハッピーエンドな結末の、さらにこの後、二人はどうなるのかな?とか。
この作品で描かれてない美しくない日常もたくさんあるよね〜とか。

そうやってミュージカルで封印されてきたものを一気に蘇らせたのが「愛死に」なんじゃないかと思ったんです。なるほど「妙ージカル」。
いわば、歌って踊る、愛の亡霊の物語ってところでしょうか。

かといって斜に構えてる感じではなくて、読後感ならぬ観劇後感(っていうのかな)も決して悪くない。
おそらく本質的なところでは、この作者は「愛」を信じてるんじゃないかなぁと信じられるところが気持ちの良い作品でした。

王道ミュージカルにちょっとお疲れ気味の方にもおすすめかも。


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